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清宮も! 高校野球で増える「右投げ左打ち」に東尾修が危惧

7月31日、朝日新聞本社に表敬訪問した早稲田実業の清宮選手(右から2人目)ら

7月31日、朝日新聞本社に表敬訪問した早稲田実業の清宮選手(右から2人目)ら

 少年野球時代から増える「右投げ左打ち」選手たちに、東尾修元監督はさまざまな懸念があるという。

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 私の現役時代にバッテリーを組み、西武監督時代にはスカウトや1軍ヘッド兼バッテリーコーチを務めてくれた、同志とも言える楠城徹が監督を務める九州国際大付が鳴門に勝って甲子園で1勝を挙げた。

 2013年のアマの指導資格緩和で、元プロ野球選手が研修を受ければ、アマを指導できることになった。そして昨年8月に、若生正広監督(現埼玉栄監督)に代わって監督に就任した。昨夏も甲子園に出場していたから、楠城監督にも相当重圧があっただろう。試合後に祝福の電話を入れたが、次の一戦への決意もさることながら、どこかホッとしているように感じた。

 高校野球100周年で盛り上がる甲子園の中継を見ていて感じたことがある。「右投げ左打ち」の選手がなんと多いことか。今回の甲子園に出場している選手の約3割が「右投げ左打ち」だという。

 私も数多くの少年野球教室を行ってきたが、小学生のうちから左打ちに変える選手が本当に多い。理由はわかるよ。野球はまず、一塁に走る。右打席より左打席のほうが近いわけだから、安打になる確率は高まる。そして、メジャーリーグではイチロー(マーリンズ)、元ヤンキースの松井秀喜、青木宣親(ジャイアンツ)も右投げ左打ちである。少年のあこがれでもあり、将来メジャーリーガーになりたいという目標を持っているなら、それが最短距離に見えるだろう。


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