2017年10月27日(金)04時03分

『スーパーマリオ オデッセイ』海外レビュー

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『スーパーマリオ オデッセイ』の海外レビューです。

  • ジャンル:プラットフォーマー
  • 機種:Switch
  • 開発:任天堂
  • 販売:任天堂
必携 Eurogamer
史上最も大胆で影響力の強いゲーム・デザインの一つが、マリオ史上最もぶっ飛んだアドベンチャーとなって待望の復活を果たした。
10/10 GameSpot
良い点:
・ほぼ全てのランドマークが活用されている巨大なゲーム
・バラエティの豊富なプラットフォーミング・チャレンジとパズル
・捕獲能力のお陰でほぼ全ての敵がチャンスに変わる。マリオのスキル一式も大幅に拡張
・気分に応じてマリオの着せ替えができる豊富な新コスチューム
・奇妙なキャラクターたちと鋭い脚本が飽きさせない
・驚くほど充実した2人協力プレー
悪い点:
・キャピーの動作の一部のモーション操作が不可欠

『オデッセイ』は、カラフルな世界と隠しチャレンジだけでなく、これまで以上にレスポンスが良くダイナミックなマリオを操作する喜びによって、ただ画期的なだけでは終わっていない。数々の新要素が導入されているにもかかわらず、任天堂の進歩的なプラットフォーマーはシリーズの手作り感を維持しており、これは各王国の濃密さを考えると驚異的なことだ。マリオの最新作は壮大かつ大胆で、斬新な発想に満ち溢れており、『ブレス オブ ザ ワイルド』と並んで、任天堂がまたしても我々の期待を大きく凌駕してくれた。洗練された独創性の輝かしいお手本であり、新たなSwitchの傑作である。

10/10 Video Gamer
良い点:
・最後まで驚かされるキャプチャーの結果
・マリオの滑らかな動き
・突出した王国のレイアウト
・やりがいの途切れない探索

これほど長い月日が経過しているというのに、マリオの新作がどの過去作にも負けないほど新鮮に感じられるというのは、本当に凄まじいことだ。キャッピーは天からの贈り物、王国の探索は至福、『スーパーマリオ オデッセイ』は大傑作だ。

良い点:
・盤石のゲームプレー
・一流のプレゼンテーション
・印象的な場面
・素晴らしいデザイン

『スーパーマリオ オデッセイ』はSwitchで最高のゲームであり、私にとっても今年一番のお気に入りになるかもしれない。レベル・デザインやサウンド・デザインが一流なだけでなく、『スーパーマリオ』フランチャイズの祝福であり、とんでもなく楽しい祝賀会だ。

良い点:
・驚異的なレベル・デザイン
・超爽快
・笑顔になる
悪い点:
・モーション操作に影響する携帯モード

多幸感にあふれ、我々が喉から手が出るほど必要としていた解毒剤であり、デザインに隙が無く、中毒性があり、とにかく驚異的。完璧なプラットフォーマーだ。

10/10 TheSixthAxis
良い点:
・マリオのスキル一式に多くの恩恵をもたらすキャッピー
・オープンワールド王国の探索
・豊富なバラエティをもたらす他の生物や物体の捕獲
・素晴らしいオマージュの数々
・楽しいフォト・モード
悪い点:
・またしても囚われの姫に過ぎないピーチ
・『マリオ』ゲームらしくない一部の王国
・アシストと協力プレーが初心者を助けてくれるとはいえ、正確なプラットフォーミングには厄介で複雑な操作性

『スーパーマリオ オデッセイ』は独創性に満ち溢れており、任天堂は斬新な発想で遊びながら、長い歴史にオマージュを捧げている。キャッピーの能力はマリオのそれと完璧な相性を見せているし、探索し甲斐のある多彩な王国の数々を訪れる冒険には、素晴らしいバカっぽさやユーモアがある。端的に言って、『スーパーマリオ オデッセイ』は大傑作だ。

良い点:
・作り込まれた箱庭環境にバラエティと柔軟性を持ち込む素晴らしいキャッピー
・膨大なコンテンツと完璧な操作性
悪い点:
・テンポを悪くする可能性のあるパワー・ムーンの配置
・一部オブジェクトの醜いクロスハッチング効果

『スーパーマリオ』シリーズの楽しい祝福――そして進化――であり、ビデオゲームの楽しさと独創性をこれ以上ない形で凝縮している。

10/10 IGN
マリオ・ゲームの歴史はコンソールの歴史と言っても良いほどだが、ありがたいことに、彼は常に進化を続けている。同じマリオに二度出会うことは殆どないのだ。『スーパーマリオ オデッセイ』は、絶え間ない独創性と革新性を推し進めている。本作は、由緒あるシリーズの陽気で無害な世界とキャラクター、そして最高クラスのプラットフォーミング・アクションを蒸留し、予想外の新メカニックを定期的に提供する。世代を代表する傑作だ。
10/10 EGM
郷愁や空想、奇抜さをミックスしたマリオの最新アドベンチャーは、そそられる遊び場を数多く提供してくれる。無数の収集物、ディテールに富む王国、尽きないシークレットなど、『スーパーマリオ オデッセイ』はクレジットが流れたはるか後に至るまでプレーヤーを飽きさせないだろう。
100/100 GamesBeat
『スーパーマリオ オデッセイ』は、マリオの過去の3Dアドベンチャーの最高の部品を集結させている。本作には『スーパーマリオ64』のオープン・デザインがあり、驚きは『スーパーマリオギャラクシー』に匹敵する。しかし、キャプチャー・メカニックのお陰で本作は独創性の面で一歩先んじている。

これは実に巨大なゲームだ。最後のボスを倒しても、探索やパワームーン収集のためにもう一度舞い戻りたくなるのだ。シャープな操作性、広大な世界、独創的なクエストのお陰で、退屈することは不可能に感じられる。

今後数十年に亘って記憶され祝福される、新たな大傑作となった。

100/100 COGconnected
良い点:
・驚異的なデザインと世界構築
・充実したゲームプレーの流れ
・刷新された古典フォーミュラ
悪い点:
・不必要なモーション操作
・巨大な操作ヒント

『スーパーマリオ オデッセイ』は大傑作だ。定期的な驚きと途切れない喜びを与えてくれたし、想像もしなかったやり方で私の予想をぶち壊してくれた。郷愁を誘うテーマ曲、直感的なゲームプレー、凄まじく独創的なデザインを巧みに融合させることで、本作は『マリオ』ゲームの最高傑作であるだけでなく、史上最も喜びに満ちた、充実したゲームの一つとなった。

5.0/5.0 Games Radar+
良い点:
・どっぷり浸りたくなる美しい王国
・多すぎるくらいの見どころと発見
・バカみたいに多種多様な新ムーブ
・マリオを一変させるキャプチャー・メカニック
悪い点:
・隅々まで堪能するにはモーション操作が不可欠
・簡単すぎる一部のボス

『スーパーマリオ オデッセイ』はシリーズを見事に現代に復活させ、新たなファンを迎え入れている一方で、懐かしいレトロな魅力を一切失っていない。

5.0/5.0 Trusted Reviews
良い点:
・マリオの最高潮
・シリーズの歴史へのオマージュが盛り沢山
・無数のパワー・ムーン
・目を見張る美しさ
・驚異的なサウンドトラック
悪い点:
・一部のキャッピーの動作にモーション操作が不可欠

とてつもない期待を背負いながらも、任天堂はハードルを大きく超えてみせている。『マリオ』ゲームで最も充実したゲームプレーを備えた『スーパーマリオ オデッセイ』は、ほぼ完璧だ。

『ギャラクシー』に匹敵するかという議論は避けられないだろうが、私の答えはイエスだ。箱庭フォーミュラの素晴らしい再発明と、無数の多種多様なツールの巧みな活用法のお陰である。

パワー・ムーンやコスチューム収集が頭から離れず、全ての王国を愛するようになる。任天堂は素晴らしい2017年を過ごしており、史上最高の『マリオ』ゲームで華麗に締めくくっている。

5.0/5.0 USgamer
ビジュアル: 期待通り、グラフィックはリアリズムよりもスタイル寄りだ。99%は美しい。海の国の透き通った水や焼けつくような日差し、料理の王国は食べたくなるほど美しく、雨の吹き荒れるニュードンク・シティも絶景だ。とはいえ、ニュードンク・シティの住民は少々不気味だ。彼らの顔には生理的嫌悪感を抱かせる何かがある。それが1%だ
サウンド: 私に言わせれば、本作のサウンドトラックは『ギャラクシー』の壮大なオーケストラには及んでいないが、それでもいい線行っている。森の国の70年代ファンクはノリノリだし、ポリーンの『Jump Up,Super Star』は口ずさまずにはいられない。効果音も完璧だ。料理の王国で響き続けるシチューの煮える音には腹が鳴るだろう

『スーパーマリオ オデッセイ』は、3Dマリオの素晴らしさに敬意を払いつつ、キャプチャー・メカニックなど、独自性をふんだんに盛り込んでいる。『スーパーマリオ オデッセイ』は延々とプレーすることもできるし、恐らくそうするはずだ。稀なカメラの暴走を除けば、マリオやキャッピーと共に歩んだ旅路で楽しくなかった瞬間が思い付かない。

5.0/5.0 Giant Bomb
『ブレス オブ ザ ワイルド』とは異なり、本作は象徴的な任天堂フランチャイズの完全な作り替えではない。『スーパーマリオ オデッセイ』は、『スーパーマリオ64』の探索と発見感覚に根差した3Dマリオである。全体的なフォーマットに驚きはなく、それぞれの世界に刻まれた細部にこそ驚きがあるのだ。各王国には魅力や巧みなオブジェクティブ、ゴージャスなビジュアル、一流のサウンドトラック、多種多様な楽しさが詰め込まれている。ピンポイントの精度でちっぽけな足場から足場へのジャンプを強いられたかともえば、ピエロの格好をしてサラリーマンを励ましている。コンプリートへのパーセンテージを上げるための仕事をこなしていると感じたことは、ただの一度もなかった。全てのパワー・ムーンとパープル・コインを集め終わった今でも、私はもっとプレーしたい気持ちに駆られている。これほど喜びと楽しさに満ちたゲームをプレーしたのは本当に久しぶりだし、『マリオ』の傑作群と堂々と肩を並べることができるだろう。
5.0/5.0 Game Revolution
私がゲームを好きになる切っ掛けとなったシリーズへの郷愁の影響を排除することは不可能なので、30年以上に及ぶ『マリオ』ゲームの歴史と『スーパーマリオ オデッセイ』を比較するのは困難だ。しかし、何度もクリア済みにもかかわらず、プレーするたびに新たなシークレットを発見するなど、『スーパーマリオワールド』を遊びまくった幼少期は遠い過去のことだとはいえ、『スーパーマリオ オデッセイ』は私に、スターワールドを初めて発見した時や、偶然使ったマントで新ステージへのカギを見つけた時に感じたのと同じ驚きを追体験させてくれた。任天堂は私が『マリオ』ゲームに期待するもの全てを叶えてくれたし、そこに自分でも望んでいたことを知らなかった要素を追加してくれた。正に現代の大傑作の誕生である。
普段の私は全ての実績を解除することだけを目標とする完全主義者なのだが、『スーパーマリオ オデッセイ』は私に収集だけが全てではないことを教えてくれた。滝の国でティラノサウルスに乗るかもしれない。砂丘で柴犬と遊ぶかもしれないし、悪名高いマリオの水着を引っ張り出して、復讐を誓う気難しいタコと腕試しをするかもしれない。エンディングに到達すると、全ては自分が作り出した旅路だったことに気付くだろうし、ゲーム全体を振り返ると、なぜか広大なオープンワールド・ゲームよりも自由に感じるリニアなクエストなのだ。
5.0/5.0 Game Rant
『スーパーマリオ オデッセイ』は、ホーマーですら嫉妬する冒険で、Switchユーザー必携であると同時に、まだ未所有の消費者がコンソールを購入する最高の理由だ。
9.75/10 Game Informer
コンセプト: 探索とプラットフォーミングを融合させた、ボリュームたっぷりでやりがいのあるマリオ・アドベンチャー
グラフィック: 任天堂は、ディテールに富むリアリズムと、誇張されたカトゥーンのミックスを恐れない。このハイブリッド・アート・スタイルが、特徴的な世界を舞台に繰り広げられる奇妙だがクールな旅路を支えている
サウンド: 初期作の印象的なメロディが収録されているなど、ファン感涙だ。新曲もキャッチ―で、任天堂作品の中でも上位に入る
プレー性: 手軽にプレーできるが、クレジットが流れ出した後でも末永く楽しめる深みがある。マリオと彼の変身は操作するのが最高に楽しい
エンターテイメント性: 数百に及ぶパワームーンの収集、膨大なシークレットなど、楽しさが全く落ちない怪物ゲームだ
リプレー性: 高い

『スーパーマリオ オデッセイ』は文句なく楽しいゲームで、任天堂ファンは3D『マリオ』の最高傑作はどれなのか、改めて議論することになるだろう。私個人は今でも『スーパーマリオギャラクシー』こそシリーズの頂点だと考えているが、『オデッセイ』と多様なゲームプレー・スタイル、パワームーンは僅差の二位だ。

9.5/10 CGMagazine
任天堂がどのようにして飛び跳ねる配管工マスコットを数十年後の現代にも通用するエキサイティングな存在として維持しているのかは謎だが、彼らがSwitchで新たな傑作『マリオ』を完成させたことは否定のしようがない。
9.5/10 Polygon
40歳になろうかというキャラクターにもかかわらず、マリオというキャラクターが人気を維持しているだけでなく、ゲームも常に傑作になると思われているというのは凄いことだ。そう考えると、『スーパーマリオ オデッセイ』が最高のゲームであるという事実は驚くべきことではない。だがそれ以上に、マリオの遺産にとっても素晴らしい、抜本的な新作でもあるのだ。本作が最後の『マリオ』ゲームにはならないのは確かだが、最高傑作の一つとして称賛されるのは間違いないだろう。