こんにちは、たけのこです。
以前新聞でこんな記事がありました。
「会話で声を出すのは、どこがスタートでしょう?」
???
その答えが
「相手の声を聴くところ」でした。
人は相手の声を聴き、それに影響を受けるのです。納得できるなぁ、と感じたので記事にしてみます。
声を聴くことが会話のスタート。「聴く」でコミュニケーション能力を高めよう
自分の声が相手の声をつくる
上記の話を、自分に当てはめてみてどうかなと思い返すと、相手の発した声につられて自分も話しているんです。
相手が明るい声で話せば自分の声も明るいし、相手が暗い声なら自分も暗くなる。
その逆もしかりです。
会話するときに、相手の声を作っているのは自分の声なんですね。
いやぁ、当てはまること当てはまること。
私なんか自分で雰囲気を変えることが苦手なので、完全に相手のペースに持ってかれてしまいますね。
重たい話を重たく話されると、返事まで重たくなっちゃいます。
逆に重たい話でも明るく話されちゃうと、声のトーンも回答の中身も明るくなっちゃいます。
他人との会話が苦手な人に効果的?
よくコミュニケーションの基本として聴き手に転じる。
相手の話を良く聴くところがポイントにあげられていたりします。
相手の話の内容にフォーカスしてしまいがちですが、ここでも「声」に注目すると相手の心境が見えてきます。
私の性格は自分で思っているところ、根暗でコミュ症、内向的です。人とのコミュニケーションに苦手意識を持っている時期もありました。
今でもそのように感じることがあります。
何を言ってるのかは話の内容だけ聞けばわかります。
でも、本心がどこにあるのか。
それがわからず、自分の意見が言えないという時期がありました。
そんな私を変えてくれたのが、「相手の話を聴くこと」でした。
「聴く」とは内容を理解しようと思って進んできく姿勢です。
「聴く」には「聞く」と違い相手の心境、背景の空気感を知る意味が含まれていると考えています。
そうしないと話の本筋はわかりません。
そこで注目すべきところが「声」なんです。
声の出し方で相手の気持ちを探り、自分の発する声につなげていく。
それが自然にできるようになって、私は人との会話に苦手意識を持ち込まないように思えるまでになりました。
会話の中で「声も聴く」。
コミュニケーションが苦手な人に、解決するためのヒントになるかもしれません。
声でコミュニケーションの流れを変える
この基本を使えばもしかすると、人との会話をコントロールできるかもしれないと思えてきました。
その時々のシチュエーションを踏まえて、引き出したい会話の内容や、答えをあらかじめ想定し、自分の声のトーンで話の流れをコントロールするんです。
思い返せば無意識にも私はやっているんですよね。
たいして大変じゃない仕事でも上司から手を借りたいときは、こいつ困ってそうだなって思わせるような話し方をしたり。
判断が難しい内容でもなんとか自分の考えで押し通したいときは、理論武装したうえで自信満々に切り出したりして承認を取ったりしてました。
そこで重要なのが自分の声です。
声が会話の雰囲気を作ってくれるのです。
人のプレゼンを聞いても、やはり声の出し方一つで場の雰囲気が変わってきます。
会話のスタートが相手の話を聴くところであるならば、一方的に話をするシチュエーションではメッセージを届ける「声」の出し方が非常に重要になってくるでしょう。
魅力的な人になるために、人の話し方をよく聴こう!
オードリー・ヘプバーンの名言で次のような言葉があります。
「美しい唇である為には、美しい言葉を使いなさい。」
美しい唇とは、魅力的な人と私は捉えています。
「声」はその場の雰囲気を左右する重要なコミュニケーションの要素です。
あなたの話す「声」ひとつで良いようにも悪いようにも変えられるのです。
でも、初めから魅力的な話し方をできる人は稀です。
おすすめしたいのは自分が魅力的だと感じる人の話し方を観察し真似すること。
声の抑揚、間の取り方など、よく聴いて真似しちゃいましょう。
それが美しい唇を持ったあなたに、成長させてくれるものになるはずです。