実はモデルがいた! 任天堂の宮本茂さんがマリオ誕生秘話について語る
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実はモデルがいた! 任天堂の宮本茂さんがマリオ誕生秘話について語る

ルイージのルーツは“類似”というダジャレだった!

実はギターもお得意な任天堂の宮本茂さん。以前は宮本流のゲーム哲学も語られたことがありましたが、今回は任天堂イチの人気キャラ「マリオ」について、その誕生秘話が聞けました。

すでに世に知られている情報だけでなく、もしかしたら知らない人も多いであろうオドロキの秘話も飛び出します。

ではさっそく、Great Big Storyからの映像をご覧ください。

Video: Great Big Story/YouTube

宮本さんいわく、昔のゲームはまだモノクロの画面で8ドットや10ドットだったため、超シンプルな白黒のドット絵で人を描く時、鼻を作り、鼻がわかるようにヒゲをつけて、髪の毛は複雑なので帽子を被せよう……とひとつのことが次へ次へと関連し、マリオのデザインが誕生しました。

『ドンキーコング』時代のマリオはまだ名前がなかったので、はじめは「ミスター・ビデオ」と呼ばれ、次にはそのアクションから「ジャンプマン」という名の大工になりました。

世界で親しまれる名前にしたいと考えていた頃、『ドンキーコング』がアメリカで出荷されるにあたり、シアトルの倉庫に出向いたスタッフが出会った人こそが……マリオ・セガールさんでした。彼も口ひげが生えていたことから、「マリオ」という名前が採用(セガールさんは現在でも同じ倉庫にいるとのこと)。

宮本さんは『スーパーマリオブラザーズ』を作る時、筋骨隆々のヒーロー像は描く気がなかったとおっしゃいます。そのほうが“取っ付きやすい”というのも理由にあるとのこと。さらにはここでマリオは配管工に転職します。

またルイージの名前の由来についても語っています。マリオという名前は一般的に最も有名なイタリア名で、次に有名なのはルイージという名前だろうということに加え、マリオの色が違うだけのルイージは、偶然にも日本語の「類似」と発音がソックリというダジャレ的な理由もあったようです。

ちなみにですが、海外ではマリオとルイージの声優さんは、類似どころか同じ人だったりします。



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岡本玄介

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