最近、イヤホンの左から聴こえる音量が小さくなっている気がしていたのだが、あまり気にせずそのままにしていた。すると、ある時左からの音がブツブツ切れだし、最終的には全く聴こえなくなってしまった。
こりゃ困ったと思い、電器屋に走って色々試聴してみた結果、MUIX IX3000を購入した。
今回は今までの考え方を適応しつつ、新しい感覚も入れたので、またちょっと違う傾向のイヤホンとなっている。
今までのイヤホンを購入した経緯はこちら。
直近で覚えている範囲で、SENNHEISER CX175→Skullcandy RIOT BLACK S2IKFY-343→PHILIPS SHE3900というイヤホンを使ってきた。いずれも、あまり極端なブーストをしたバランスが悪いものは選んでいない。
そして、今回は色々聴き比べていく中で、予算が5000円台までで欲しい音抜けがあり、変なところ(主に低音)にブーストがないのが今まで一貫している欲しい音であることは変わらなかった。そして、「フラットな再現力」と「充実の原音サウンドを届けるHi-Fiイヤホン」という言葉に偽りがなく、その通り感じたところが気に入った。
自分が良く聴く音楽はロックが中心で元々低音が大きめにミックスされがちなので、低音ブーストなんて聴けたもんじゃない。そのため、ロックに向いているというイヤホンはあまり気に入るものはなかった。
もう一つは音抜け。これは自分がイヤホンを買う時に必ず自分のiPodで聴く曲PINKLOOPの「Love Smile」を聴くと一発で分かる。イントロのスネアと、ギター・ベースが入ってくるところまでで、スネアが抜けてこないのが分かる。ついでに前述のベースもベースが入ってきた時点でバランスが悪いと一発で分かる。
つまり、この曲のイントロ~歌前くらいでほぼ印象は決定される。
低音がいい感じにスリムだと、今度はMr.Childrenの「花 -Mémento-Mori-」を聴く。今度は低音が少な目の曲なので、もう少し低音が欲しくならないかを確認する。これでバランスの確認は完了。
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使用感
自分はiPod nano (第4世代)で音楽を聴き、イコライザーを一切いじらない設定としている。
後で調べて分かったのだが、実はバランスド・アーマチュア型のユニットを搭載したモデルだった。それが3000円台後半で手に入れられるなんて!という驚き。
そのせいなのか、やけに高音域がシャリシャリする。例えば、ハイハットやクラッシュシンバルの音やアコギの音が楽曲によってはちょっと耳につく。それでなくとも、全体的にHi-Fiなサウンドに仕上がるので、ちょっと目が覚めるようなヌケ感がある。
低音はちょっと出る感じがするが、これはきっと元々のミックスが大きめの楽曲が多いから気のせいだと思っている。
ジャックがL字で、ストレートよりは断線しにくいと勝手に思っているので、このタイプが好き。
色は黒を選んだのだが、ちょいちょい赤いワンポイントが入っていて、そこもお気に入りポイントである。
イヤホン自体はちょっと大きめだが、別に重いわけではない。
買って間もないので、まだエイジングが進んでどう変化するのかは追ってレポートしようと思う。
4000円を切って、バランスド・アーマチュア型のイヤホンを手にできるのはなかなかいいかもしれない。
こちらからは以上です。
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