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1984(VAN HALEN)

 

1984

今回は、VAN HALENの1984の感想を記載します。

Van Halen (ヴァン・ヘイレン) は、アメリカ合衆国出身のHR/HMバンド。

ギタリストのエドワード・ヴァン・ヘイレンはタッピング奏法(ライトハンド奏法)を広く普及させたことで有名。

全世界で8,000万枚以上のアルバムセールスを記録。

1992年にグラミー賞受賞。

2007年にロックの殿堂入りを果たす。

 

『1984』は1983年に発売されたヴァン・ヘイレンの通算6枚目のスタジオアルバム。

Billboard 200においてMichael Jacksonの『Thriller』に次ぐ全米2位を記録。

1,000万枚を売上げる大ヒット作となった。

シングルカットされた『Jump』はBillboard Hot 100で5週連続全米1位を獲得した。

 

曲順

1. 1984

2. Jump

3. Panama

4. Top Jimmy

5. Drop Dead Legs

6. Hot For Teacher

7. I'll Wait

8. Girl Gone Bad

9. House Of Pain

 

作品について

やはり『Jump』の存在感は凄い。

VAN HALENの音楽的特徴は昔ながらのブルージーなロックンロールを基調とし、ハードなサウンドを展開させる場合もあれば、ロックとPOPが融合したようなエンターテインメント性のあるサウンドを展開させたりと多岐にわたります。

当作品の音楽的特徴はキーボード(シンセサイザー)を大きく取り入れており、エンターテインメント性が強く、HR/HM過ぎずPOP過ぎることもない絶妙なバランスに仕上がっていますので気軽に聴けて楽しめることが出来ます。

常に飛び回っている印象のあるデイヴィッド・リー・ロスのワイルドで野性味あるヴォーカルスタイルが他の作品よりも強く発揮されているような印象を受けました。

そして、当作品においてもエドワード・ヴァン・ヘイレン( エディ )のギターテクニックが遺憾無く炸裂しているので、ギターを志す者にとっては良い刺激(ギターの教則本)になると思います。 

 

1. 1984

シンセサイザーによるインストゥルメンタルナンバー。

シンセサイザーの旋律が壮大で美しく、宇宙空間を漂っている錯覚を覚えました。

気持ちが高揚し、次の曲『Jump』へと繋がる。

 

4. Top Jimmy

陽気なアメリカンハードロック。

ギターによるナチュラルハーモニクス奏法を多用した曲構成が素晴らしいです。

そして、変態的なギターソロ。

楽曲を楽しむというよりギターテクニックを楽しむという感じがしました。

ナチュラルハーモニクス奏法とは?
ギターおよびベースにおける演奏技法の一つ。
フレットの真上の弦を指で軽く触れた状態からピッキングした直後に指を離すことによって透明感のある綺麗な高音を鳴り響かせることができる演奏技法。

 

7. I'll Wait

ハードロックとテクノポップが融合したような楽曲。

シンセサイザーによる摩訶不思議な伴奏が印象的です。

ミドルテンポで進行するヴォーカルラインもまた印象的で良い味を出しています。

メロディが耳に残り、良い感じにクセになりました。

 

8. Girl Gone Bad

哀愁感と透明感を持つハードロックナンバー。

曲の冒頭、美しく響き渡るタッピング奏法にうっとりしてしまいました。

『静』と『動』が混在したテクニカルなギターソロ。

雰囲気を壊さない絶妙な暴れっぷりをみせるヴォーカル。

美味しい要素が詰め込まれた聴き応えのある楽曲になっております。 

タッピング奏法とは?
ギターおよびベースにおける演奏技法の一つ。
ピックを持つ方の指で指板上の弦を叩き付けて音を鳴らしたり、またはピックを持つ方の指で指板上の弦をはじくようにして音を鳴らす演奏技法。
ライトハンド奏法と呼ぶこともあります。

 

9. House Of Pain

アメリカンなハードロックナンバー。

バイクのハーレーダビッドソンを彷彿させるワイルド感のある力強いリフが素晴らしい。

哀愁感満載のギターソロを披露した後、サウンド全体が荒々しく疾走します!!!

その後も曲調が次から次へと切り替わります。

楽曲の構成作りが上手いバンドだなぁと思いました。

 

おんすきの選曲

・Jump

・Panama

・Hot For Teacher

 

選曲の感想

・Jump

VAN HALENの代表曲。

【シングルカットされ、Billboard Hot 100で5週連続全米1位を獲得した】

どこかで一度は聴いたことがあると思われる有名曲、シンセサイザーのインパクトあるメロディがイントロから展開されて直ぐに耳に残り頭の中でループします。

サウンド的にはHR/HM過ぎずPOP過ぎることもない絶妙なバランスになっており、爽やかで非常に聴きやすいです。

音楽に対する新たな試みや遊び心があるようにも感じられました。

デビュー・アルバム『炎の導火線』とはまた違った刺激を受けました。


Van Halen - Jump

 

 

・Panama

VAN HALENの代表曲。

キャッチーかつ陽気なアメリカンハードロックナンバー。

最初から最後まで明るい爽快なサウンドが押し寄せてくるので聴いていて楽しいです。

デイヴィッド・リー・ロスの野性味溢れるワイルドな歌声が一際輝いており、『Jump』と同様にデイヴ時代のヴァン・ヘイレンを象徴するような楽曲に思えました。

そして、『ヴァン・ヘイレンの人達は常にテンションが高い』というイメージがこの楽曲がきっかけで私の中で定着しました!!!


Van Halen - Panama

 

 

・Hot For Teacher

慌ただしいテクニカルなハードロックナンバー。

イントロのツーバスを効かせたドラムソロとギタータッピングが凄い!!!

このテクニカルかつ刺激的な演奏により、初めて聴いた時は呆然としてしまいました。

全体的に勢いや疾走感もあってテンションが上がる。

色んな意味でぶっ飛んでいます!!! 


Van Halen - "Hot For Teacher" (Official Music Video)

 

 

1984

1984

 

  

以上、VAN HALENの1984の感想を記載させていただきました。

 

ではまた♪

 

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