今日はお金の話ではありません。いつもお金の話を見に来て頂いている読者の方にはスミマセン。。
昔何かの講座を受けて知った内容で、わりと座右の銘的に心に残っている内容で、人間関係に役立ちそうな記事を書いてみます。
目次
設問
設問1、会社の上司から、仕事を頼まれたが、同僚と比べて自分の仕事量が多くて不満に思っている。
設問2、主婦の方で、忙しい時間帯があって、30分だけでいいから、その時に夫に子供をみてもらいたいのに、夫が協力してくれない。
会社員の方は設問1、主婦の方は設問2について、それぞれ、こういう時に自分ならどうするか考えてみてください。
だいたい次の2つに分かれると思います。
我慢型
たいした事でもないし、文句言って人間関係を荒立てるくらいなら、今回だけは我慢しておくかと考える方。
日本人はこの考え方が多いと思います。
特に職場の場合はこうなりがちです。
家庭でも、優しい人ほどこう考えがちです。
しかし我慢型には重大な欠点が2つあります。
欠点その1 ストレスがかかる。
一つ一つは些細なストレスでも、同じようなことが何回も繰り返されると大きなストレスになります。
ストレスがたまると最終的には爆発してしまうかもしれません。
欠点その2 相手に気付いてもらえない
自分がだけがいくら我慢しても相手に伝わっていません。
相手は気付いてないかもしれませんし、全く悪気がないのかもしれません。
自己主張型
逆に不満に思ったら、すぐに文句を言うタイプですね。
こちらのタイプは自分のストレスはたまりませんが、自分の考えを押し付け過ぎて、相手や周囲から反発を受けます。
会社では、周囲から難しい人と思われて避けられるようになってしまいます。
家庭では夫から反発されて夫婦関係が悪くなってきます。
アサーティブ型
我慢型、自己主張型のどちらでもない、ベストな型です。
アサーティブとは「自他尊重」と訳します。
自分のことを尊重しつつ、相手にも納得してもらうことができます。
こういう考え方ができれば、職場でも家庭でも楽ですよね。
アサーティブ型になるための訓練
誰もが最初からアサーティブ型であるわけではありません。
訓練して少しづつ考え方をアサーティブ型に変えていきましょう。
冒頭の設問に戻りますが、まず不満に思っても即時に反発するのはやめましょう。
このときは自分もかなり感情的になっているので、その感情を相手にぶつけても、たぶんいい結果は出ません。
かと言って、ずっと我慢しておく我慢型もいい結果にはならないですよね。
とりあえず時間をおいて、冷静になってから、何がそんなに腹が立ったのかを客観的に考えてみます。
客観的な考え方
客観的に考えると言っても、どう考えればいいのか分かりにくいですよね。
ポイントは2つあります。
ポイント1 事実と感情を分ける
例示で書くと分かりやすいと思います。
×上司のやり方がムカつく
×夫の非協力的態度が気に食わない
○同僚より仕事量が多くなっている事実が嫌だ
○忙しい時間帯に誰も子供を見てくれないという事実を何とかしたい
あくまで問題なのはその事実であり、相手の人間性ではないことを明確にします。
人は人間性を批判されると反発する生き物です。
決して相手の人間性を否定せず、ひたすら事実の解決のみを目標とします。
この方法は、上司・夫がどうしようもない大悪人なら通用しませんが、そんな大悪人はそうそういませんよね~
そもそも人間関係のストレスはチョットした行き違いが原因のことが多いです。その原因さえ解決してしまえばストレスも減少します。
ポイント2 主語は「私」で
×上司が〜だから、、、
×あなた(夫)にもう少し〜して欲しい
○私が、上司に〜してくれると助かる。
○私が、夫に〜して欲しいと思っている。
どうしても相手を主語にすると、相手の批判になりがちです。
自分を主語にして考えましょう。
相手と話合い解決策を導き出す
ここまで来れば、いよいよ相手と相談です。
昼食時にチョットいいですか・・・と切り出すとか。
休日の子供が寝たあとの時間に、ちょっと話がしたいんだけど・・・などと言って切り出しましょう。
ここでのポイントは、双方で協力して知恵を出して解決策を導きだすことです。
解決策の為に使えるものは何でも使いましょう。
暇そうな同僚がいればその人の業務量見直しも考える・・・
付箋やベルを使って気付いてもらう・・・
など。利用できるものは何でも利用しましょう。
ただし、前出の2つのポイントを忘れてはいけません。
相手の人間性を否定せず、ひたすら事実の解決策のみを考える。
主語は「私」で。相手を主語にすると批判になりやすいです。
まとめ
以上がアサーティブな考え方です。
とにかく基本は「自他ともに尊重する」です。
言い換えれば、WINーWINの関係を目指すとも言います。
もっと詳しく知りたいという方は専門書を読んでみてもいいかもしれません。
こちらの平木典子さんが第一人者です。
マンガだとこっちです。
だけどエッセンスだけはこの記事でも伝わったと思います。
もちろん全ての場合にうまくいく保証はありませんが、少なくともこの記事の内容を知っておくだけでも人間関係がグッと楽になると思います。
この記事によって少しでも人間関係のストレスが減ったという方がいれば、私はうれしいです。