ひと安心…かな?
昨日、Bloombergが報じたことで、テック業界やAppleファンにショックを与えた「iPhone XのFace IDの認証精度基準が引き下げられる」との情報。この報道について、Apple(アップル)は「全くの誤りだ」との声明を出しています。
そもそもの報道では、Face IDに利用される「TrueDepthカメラ」、特にその中でもドットプロジェクターの生産に問題が生じているというものでした。そこでAppleは部品スペックの基準を下げることで、生産スピードを上げてなんとかiPhone Xの出荷量を増やそうとしているとされていたのです。
しかしAppleはThe Vergeによせた声明にて、「Face IDのクオリティと精度はこれまで変更されたことはなく、100万回に1回しか人を間違えないという精度は保たれている」と発表。さらに「Bloombergの報道は全くの誤りで、Face IDは顔認証機能の新しく高水準なスタンダードになるだろう」と、名指しで言及しています。
品薄騒動からついには性能への不安まで報道されてしまったFace IDですが、とりあえずその性能については心配する必要はなさそうです。逆を言うと、生産をスピードアップしないということは、iPhone Xが品薄のまま発売されるのはおそらく間違いなさそうなので、10月27日の予約開始日はお忘れなく。
Image: Apple/YouTube
Source: The Verge
(塚本直樹)