こんにちは。お久しぶりです。前回の更新から半年以上過ぎていました。ほんとうにすみません。

 更新をサボっていたあいだの生活ですが、

 対木もこちゃんのお誕生日に覚王山でケーキを買い、



 透華が牌譜の分析を頼んだ機関がある街で生まれたバームクーヘンを食べ、


 酒を飲み、『咲』を読み、『シノハユ』に涙し、『咲日和』で笑い、『怜』の竜華ママの胸部装甲とバッグの値段に絶句していました。ちょっと見てください。竜華ママのバッグはおそらくシャネルのこちらの商品と思われます。色はさすがにピンクじゃないと思うけど。中古でお値段1,698,000円 (税込)。もう一度いいます。1,698,000円 (税込)。眩暈がしますネ!

 子どもにはお金をかけるわりに自分の身なりには無頓着な怜ママと好対照だと思いますし、怜ママをオシャレに変身させてくれそうですし、幾久しく母娘二代で親しくしていただければと思います。以上が前置きとなります。

 さて、今回取り上げるのは本編最新話、第181局です。五決もはや副将戦、キャラの魅力がさらに開花しまくっていますが、ここではその表紙に注目したいと思います。すごく久しぶりのような気がする咲和。やっぱりこのふたりはかわいいですね。しかしカーディガンを着ているということは冬服でしょうか。もしかして未来?これは未来?インハイの先にこの咲さんの笑顔があるの?その横には和ちゃんが立っているの?!えーーーーーーー!!!!!!尊いーーーーーーーーーー!!!!!!


 ただちょっと気になるのが、和ちゃんの髪型がツインテールだということ。県大会終了後、和ちゃんは髪型を変えています。だから彼女のツインテールは、この絵がいつごろの二人を描いたものなのか、という問題に対しての大きなヒントとなるわけです。インハイ終了後に和ちゃんが髪型を戻したのでない限り、これは県大会以前、二人がまだ冬服(あるいは中間服)を着ていたころの、ちょっと肌寒い日の一枚ということになるわけですね。そういえば咲さんのスカートも短いですね。 だとするとやっぱり県大会以前じゃないですか…未来はまだわからないんですね。

 『咲』一巻の第一話は「それは彼女の高校生活最初の初夏だった――」と始まっており、初夏とは旧暦四月(太陽暦で四月末~六月上旬)のこと。そして咲さん和ちゃんは長袖セーラー、京太郎は学ランと、冬服を着用しています。高校の制服が夏服にかわるのはだいたい六月一日前後ですから、咲和の出会いはだいたい五月ごろのことと見てよいでしょう。そのころの急に寒くなった日のひとこまということになるでしょうか。

 そのことを念頭に置いたうえで注目したいのが、咲さんの座るベンチの後ろに生えている植物です。






 これをさらに拡大し切り出してみると、こう。



写真 2017-10-20 0 52 22





 ひょろりとした茎の先に丸い花っぽいものがついているこの植物、ヒガンバナ科のノビル(鱗茎は食べられる。『美味しんぼ』で山岡・栗田の絆を見せつけるエピソードに利用されたことで有名)に見えます。ノビルは初夏、五月ごろに花をつけるのですが、殖える方法は種ではなくムカゴ。花の下にはちいさく丸いムカゴがびっちりとついています。その写真をネット上で探してみると、こういう感じです。→  
 どうでしょうか。似て…ますでしょうか。ちなみに「ノビル 花言葉」で検索したら一番上に「胸の高まり」「タフなあなたのことが好き」と出てきました。

 他にもキク科のブタナあたりがそれっぽい気もするのですが、ブタナは茎が途中で分岐するらしいのでちょっと違うような。

 『咲』の背景が現実の場所に基づいているというのは有名な話で、だからこそ聖地探訪・巡礼などの文化が盛んなジャンルになっているわけですが、背景の元になっている写真も作中の季節と合致していることがあったら面白いですよね。ちょっとしたこだわりという感じで。
 まあ、すべての背景の季節が登場人物たちと合わせてあるかは不明ですし、この推論も間違っているかもしれません…。なにかありましたらコメント欄でご教示いただきたく存じます。

 あ、咲さんのスカーフが羽衣や領巾みたいで素敵なのですが、貧乳の人がダンまちのあの紐を装備するとこういうことになるんだなあ、と思いました。石を投げないでください。

 以上です。