北朝鮮問題 ASEANの一部 アメリカと温度差
このあと、マティス長官は記者団に対し、各国との協議を振り返り、北朝鮮への対応について「どうすればこの状況を外交的に打開し前進させられるか多くの議論があった」と述べ、核・ミサイル問題の解決に向けて一定の成果があったという認識を示しました。
ASEAN各国は北朝鮮と国交があることから、マティス長官には、各国との協議で北朝鮮の孤立化を図るため、外交や経済面で最大限の圧力をかけるトランプ政権の取り組みへの協力を求める狙いがありました。
しかし、ASEAN国防相会議の議長国、フィリピンのロレンザーナ国防相は、会議を総括する記者会見で、制裁はむしろ北朝鮮側の敵対意識を高めてしまっているとして、圧力強化策に疑問を呈し、アメリカとの温度差が浮き彫りになりました。
北朝鮮問題 ASEANの一部 アメリカと温度差
アメリカのマティス国防長官は、北朝鮮と国交のあるASEAN=東南アジア諸国連合各国との一連の会談を終え、核・ミサイル開発問題の解決に向けて一定の成果があったという認識を示す一方、一部の国からは圧力強化策への疑問の声も上がり、アメリカとの温度差が浮き彫りになりました。
ASEAN=東南アジア諸国連合の拡大国防相会議に出席するためフィリピンを訪れたアメリカのマティス国防長官は25日、マレーシアなど3か国の国防相とそれぞれ会談し、一連の日程を終えました。
このあと、マティス長官は記者団に対し、各国との協議を振り返り、北朝鮮への対応について「どうすればこの状況を外交的に打開し前進させられるか多くの議論があった」と述べ、核・ミサイル問題の解決に向けて一定の成果があったという認識を示しました。
ASEAN各国は北朝鮮と国交があることから、マティス長官には、各国との協議で北朝鮮の孤立化を図るため、外交や経済面で最大限の圧力をかけるトランプ政権の取り組みへの協力を求める狙いがありました。
しかし、ASEAN国防相会議の議長国、フィリピンのロレンザーナ国防相は、会議を総括する記者会見で、制裁はむしろ北朝鮮側の敵対意識を高めてしまっているとして、圧力強化策に疑問を呈し、アメリカとの温度差が浮き彫りになりました。