２５日午後３時５０分ごろ、明石市大蔵中町の商店街「大蔵市場」から火が出て、火元と見られる店舗を兼ねた住宅のほか隣接する空き店舗などに燃え広がりました。警察や消防によりますと、火は風にあおられて商店街の南側に広がりましたが、出火からおよそ６時間半後の２５日夜１０時すぎに、ほぼ消し止められました。

この火事で、延べ２６００平方メートルが焼け、店舗などおよそ３０棟と近くの住宅４棟が全焼したほか住宅１２棟の外壁などが焼けました。この商店街には店舗を兼ねた住宅などに９世帯、２１人が住んでいますが、全員の無事が確認され、ほかにもけがをした人はいませんでした。

明石市によりますと「大蔵市場」は南北およそ８０メートルの古い商店街で、以前は食料品や衣料品を扱う小売店が３０店舗ほど建ち並んでいましたが、現在はほとんどが空き店舗だということです。

警察と消防は火を消し止めるため引き続き消火活動を行うとともに、２６日以降現場で火事の詳しい原因を調べることにしています。