ファッツ・ドミノさんは１９２８年にジャズの発祥の地、ルイジアナ州ニューオーリンズに生まれ、ジャズやリズム・アンド・ブルースの影響を受けて育ちました。１０代のころから、地元のジャズバンドでピアノを演奏し、１９４９年にレコードデビューした際の曲「ザ・ファット・マン」はロックンロールの最初の曲の１つとされています。

その後、１９５０年代にロックンロールが流行する中、独特な歌い方とピアノの演奏で数多くのヒット曲を生み出しました。中でも１９５５年のヒット曲、「エイント・イット・ア・シェイム」は、その後、「エイント・ザット・ア・シェイム」として、ジョン・レノンなどがカバーするなど世界の多くのミュージシャンに影響を与えました。

１９８６年には「ロックンロールのジャンルを作り上げた」としてロックの殿堂入りを果たしたほか１９８７年にはアメリカ音楽界で最高の栄誉とされるグラミー賞の特別功労賞も受賞しています。

地元当局によりますとドミノさんは２４日、自宅で亡くなったということです。