藤井四段より前に中学生でプロ入りを決めたいわゆる「中学生棋士」は、全員高校に進学し、その後それぞれの時代を代表する名棋士として活躍しています。これまでに周囲よりもひときわ若く中学生でプロの世界に足を踏み入れたのは、加藤一二三九段、谷川浩司九段、羽生善治棋聖、渡辺明二冠のわずか4人です。
このうち昭和29年に14歳7か月でプロとなり、藤井四段がプロ入りするまで62年にわたって最年少記録を保持してきた加藤九段は、高校卒業後も幅広い視野を身につけようと、早稲田大学に進学していました。
また昭和60年に15歳2か月でプロとなった羽生棋聖は、高校に進学したものの勝つほどに増える将棋の対局と学業を両立させることに苦しみ、途中で別の高校の通信制課程へ転入し、卒業しました。
一方、囲碁の世界で前人未踏の七大タイトル独占を2度にわたって成し遂げた井山裕太七冠は、わずか12歳だった中学1年生でプロ棋士となり、その後は高校には進まずに、囲碁一筋の道を進んできました。
藤井聡太四段 高校進学へ 将棋と学業の両立目指す
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将棋の最多連勝記録を30年ぶりに更新した中学3年生のプロ棋士、藤井聡太四段が卒業後の進路について、現在通っている中高一貫校で、そのまま高校に進学することを決め、将棋と学業の両立を目指すことになりました。
中学3年生の藤井聡太四段(15)は、去年史上最年少でプロ棋士になったあと公式戦で29連勝し、将棋の最多連勝記録を30年ぶりに更新しました。
この活躍を受け、将棋界やファンの間では藤井四段が来年3月に中学を卒業したあと高校に進学するのか、それとも将棋に専念するのかについて関心が集まっていましたが、藤井四段は日本将棋連盟を通じて、現在通っている名古屋大学教育学部付属の中高一貫校で、そのまま高校に進学する意向を固めたことを明らかにしました。将棋界で中学生でプロ入りを決めた棋士は藤井四段が5人目で、加藤一二三九段や羽生善治棋聖など、これまでの4人は全員高校に進学しています。
藤井四段も来年の春からは高校生活を送りながら将棋と学業の両立を目指すことになり、「すべてのことをプラスにする気持ちで、これからも進んでいきたいです」とコメントしています。
また母親の裕子さんは「今までどおり、見守り応援していきます」とコメントしています。
この活躍を受け、将棋界やファンの間では藤井四段が来年3月に中学を卒業したあと高校に進学するのか、それとも将棋に専念するのかについて関心が集まっていましたが、藤井四段は日本将棋連盟を通じて、現在通っている名古屋大学教育学部付属の中高一貫校で、そのまま高校に進学する意向を固めたことを明らかにしました。将棋界で中学生でプロ入りを決めた棋士は藤井四段が5人目で、加藤一二三九段や羽生善治棋聖など、これまでの4人は全員高校に進学しています。
藤井四段も来年の春からは高校生活を送りながら将棋と学業の両立を目指すことになり、「すべてのことをプラスにする気持ちで、これからも進んでいきたいです」とコメントしています。
また母親の裕子さんは「今までどおり、見守り応援していきます」とコメントしています。
中学生プロ棋士 これまで4人とも高校進学
藤井四段より前に中学生でプロ入りを決めたいわゆる「中学生棋士」は、全員高校に進学し、その後それぞれの時代を代表する名棋士として活躍しています。これまでに周囲よりもひときわ若く中学生でプロの世界に足を踏み入れたのは、加藤一二三九段、谷川浩司九段、羽生善治棋聖、渡辺明二冠のわずか4人です。
このうち昭和29年に14歳7か月でプロとなり、藤井四段がプロ入りするまで62年にわたって最年少記録を保持してきた加藤九段は、高校卒業後も幅広い視野を身につけようと、早稲田大学に進学していました。
また昭和60年に15歳2か月でプロとなった羽生棋聖は、高校に進学したものの勝つほどに増える将棋の対局と学業を両立させることに苦しみ、途中で別の高校の通信制課程へ転入し、卒業しました。
一方、囲碁の世界で前人未踏の七大タイトル独占を2度にわたって成し遂げた井山裕太七冠は、わずか12歳だった中学1年生でプロ棋士となり、その後は高校には進まずに、囲碁一筋の道を進んできました。
このうち昭和29年に14歳7か月でプロとなり、藤井四段がプロ入りするまで62年にわたって最年少記録を保持してきた加藤九段は、高校卒業後も幅広い視野を身につけようと、早稲田大学に進学していました。
また昭和60年に15歳2か月でプロとなった羽生棋聖は、高校に進学したものの勝つほどに増える将棋の対局と学業を両立させることに苦しみ、途中で別の高校の通信制課程へ転入し、卒業しました。
一方、囲碁の世界で前人未踏の七大タイトル独占を2度にわたって成し遂げた井山裕太七冠は、わずか12歳だった中学1年生でプロ棋士となり、その後は高校には進まずに、囲碁一筋の道を進んできました。
先輩棋士らがコメント
現在中学3年生の藤井聡太四段が、高校への進学を決めたことについて、将棋界の先輩棋士からコメントが寄せられています。
藤井四段と同じように中学生でプロ入りし、その後高校に進学した谷川浩司九段は「熟慮の末の決断でしょうし、『指した手が最善手』という言葉も将棋界にはあります。高校へ行ってよかったと心から思えるようにしてほしいですし、それができる人だと思っています。将棋と学業を両立させることで、相乗効果も生まれるのではないかと期待しています」とするコメントを寄せました。
日本将棋連盟の会長を務める佐藤康光九段は「悩み、考え、決断したことは、一つの財産。大いなる自信を持って日々まい進してもらいたいと思います」とコメントしています。
また藤井四段の師匠の杉本昌隆七段は「中高一貫校からの進学は自然な流れで、現時点ではベストの選択と思います。選んだ道を最善手にするのは本人しだいです。学業と将棋の更なる精進を期待します」とコメントしています。
このほか名古屋大学の松尾清一学長は「名大附属は、独創性とチャレンジ精神に富んだ学校です。高校生活を通して、一層大きな飛躍を期待しています」とするコメントを寄せました。
藤井四段と同じように中学生でプロ入りし、その後高校に進学した谷川浩司九段は「熟慮の末の決断でしょうし、『指した手が最善手』という言葉も将棋界にはあります。高校へ行ってよかったと心から思えるようにしてほしいですし、それができる人だと思っています。将棋と学業を両立させることで、相乗効果も生まれるのではないかと期待しています」とするコメントを寄せました。
日本将棋連盟の会長を務める佐藤康光九段は「悩み、考え、決断したことは、一つの財産。大いなる自信を持って日々まい進してもらいたいと思います」とコメントしています。
また藤井四段の師匠の杉本昌隆七段は「中高一貫校からの進学は自然な流れで、現時点ではベストの選択と思います。選んだ道を最善手にするのは本人しだいです。学業と将棋の更なる精進を期待します」とコメントしています。
このほか名古屋大学の松尾清一学長は「名大附属は、独創性とチャレンジ精神に富んだ学校です。高校生活を通して、一層大きな飛躍を期待しています」とするコメントを寄せました。
藤井聡太四段 高校進学へ 将棋と学業の両立目指す
将棋の最多連勝記録を30年ぶりに更新した中学3年生のプロ棋士、藤井聡太四段が卒業後の進路について、現在通っている中高一貫校で、そのまま高校に進学することを決め、将棋と学業の両立を目指すことになりました。
中学3年生の藤井聡太四段(15)は、去年史上最年少でプロ棋士になったあと公式戦で29連勝し、将棋の最多連勝記録を30年ぶりに更新しました。
この活躍を受け、将棋界やファンの間では藤井四段が来年3月に中学を卒業したあと高校に進学するのか、それとも将棋に専念するのかについて関心が集まっていましたが、藤井四段は日本将棋連盟を通じて、現在通っている名古屋大学教育学部付属の中高一貫校で、そのまま高校に進学する意向を固めたことを明らかにしました。将棋界で中学生でプロ入りを決めた棋士は藤井四段が5人目で、加藤一二三九段や羽生善治棋聖など、これまでの4人は全員高校に進学しています。
藤井四段も来年の春からは高校生活を送りながら将棋と学業の両立を目指すことになり、「すべてのことをプラスにする気持ちで、これからも進んでいきたいです」とコメントしています。
また母親の裕子さんは「今までどおり、見守り応援していきます」とコメントしています。
中学生プロ棋士 これまで4人とも高校進学
先輩棋士らがコメント
現在中学3年生の藤井聡太四段が、高校への進学を決めたことについて、将棋界の先輩棋士からコメントが寄せられています。
藤井四段と同じように中学生でプロ入りし、その後高校に進学した谷川浩司九段は「熟慮の末の決断でしょうし、『指した手が最善手』という言葉も将棋界にはあります。高校へ行ってよかったと心から思えるようにしてほしいですし、それができる人だと思っています。将棋と学業を両立させることで、相乗効果も生まれるのではないかと期待しています」とするコメントを寄せました。
日本将棋連盟の会長を務める佐藤康光九段は「悩み、考え、決断したことは、一つの財産。大いなる自信を持って日々まい進してもらいたいと思います」とコメントしています。
また藤井四段の師匠の杉本昌隆七段は「中高一貫校からの進学は自然な流れで、現時点ではベストの選択と思います。選んだ道を最善手にするのは本人しだいです。学業と将棋の更なる精進を期待します」とコメントしています。
このほか名古屋大学の松尾清一学長は「名大附属は、独創性とチャレンジ精神に富んだ学校です。高校生活を通して、一層大きな飛躍を期待しています」とするコメントを寄せました。
藤井四段と同じように中学生でプロ入りし、その後高校に進学した谷川浩司九段は「熟慮の末の決断でしょうし、『指した手が最善手』という言葉も将棋界にはあります。高校へ行ってよかったと心から思えるようにしてほしいですし、それができる人だと思っています。将棋と学業を両立させることで、相乗効果も生まれるのではないかと期待しています」とするコメントを寄せました。
日本将棋連盟の会長を務める佐藤康光九段は「悩み、考え、決断したことは、一つの財産。大いなる自信を持って日々まい進してもらいたいと思います」とコメントしています。
また藤井四段の師匠の杉本昌隆七段は「中高一貫校からの進学は自然な流れで、現時点ではベストの選択と思います。選んだ道を最善手にするのは本人しだいです。学業と将棋の更なる精進を期待します」とコメントしています。
このほか名古屋大学の松尾清一学長は「名大附属は、独創性とチャレンジ精神に富んだ学校です。高校生活を通して、一層大きな飛躍を期待しています」とするコメントを寄せました。