デジタルマーケティングとは~Webマーケティングの違いから今必要な理由~
こんにちは。ラボ編集部です。
最近、よく耳にする「デジタルマーケティング」。
デジタルマーケティングというとWebマーケティングを思い浮かべる方が多いので、ここで基礎的な内容を解説したいと思います。
1.これまでのマーケティング
これまでのマーケティングはダイレクトメール(DM)や展示会を中心としたアナログかつアウトバウンドのものが主流でした。
そこに多少重なる形で、Webマーケティングが存在していました。
2.これからのマーケティング
これに対し、これからのマーケティング(デジタルマーケティング)は、Webマーケティングがトリプルメディア(ペイドメディア、アーンドメディア、オウンドメディア)の活用へと進化しています。
アウトバウンドマーケティングにおいても、顧客データを連携させて顧客個別のログを貯めて分析し活用する「CRM」、貯めた情報をもとに顧客1人1人にメールを含む最適なアクションを取る「個客(1to1)マーケティング」という概念が生まれオンラインの施策もしっかり行っていく必要が出てきました。
デジタルマーケティングはかなり領域が広く、かつBtoB、BtoCに関わらず様々な業種で取り組むべきマーケティング手法と言えます。
3.デジタルマーケティングが必要な理由
デジタルマーケティングの理論は複雑なため、始めることをためらってしまう事もあるかもしれません。
でも、どんな企業もデジタルマーケティングの理想形に向かって
一部分からでも始める必要があります。
今は一つの媒体だけでモノを買う時代ではなくなっています。
ネット広告やSNSの口コミで気になった商品を店舗に調べに行って販売員の説明を聞き、結局アマゾンや楽天で購入するという事は、皆様も経験があるのではないでしょうか?
これはいわゆるオムニチャネルと呼ばれる概念です。
上記の現状はBtoBの販促活動でも行われています。
BtoBの場合は、特にWebで良い製品やサービスを発見してWebサイトからで申し込む事はまれで、認知してから購入するまでに様々な場面で多くの媒体に触れます。
例えば、展示会で名刺交換した人がそのあとWebサイトを見に行って参考になる情報を発見し「いいねボタン」を押します。
いいねを押してからFacebook上でしばらく記事を見る時期が続いていると、 ちょうど検討し始めたときにホワイトペーパーやセミナーの 案内メールが届き、気になって参加(ホワイトペーパー)するといった具合です。
セミナー後のアンケートで「検討している」と答えられたユーザーに、無料相談や打ち合わせ(商談)に発展していく、という単純な流れだとしても10個弱もの媒体に触れています。
▼それぞれのフェーズで、あらゆる媒体に触れて成約に至るため、ゴールデンルートを発見することが重要
BtoBでは検討期間が長い分、放置せず顧客と「つながって」おく必要があります。
自社の業界や商材の場合、どのような媒体で接点を作り、ストーリーを作っていくのかをしっかりと理解すると
「成約率の高い施策のゴールデンルート」が見えてきます。
このゴールデンルートを見つけ出すこともそうですし自社のマーケティング活動のどこに課題(ボトルネック)があるかを把握するという活動を少しずつ始めていかないと、永遠に「単発の活動」を続けることになってしまいます。
4.デジタルマーケティングの理想の形
このように、今や顧客と企業がかかわるコミュニケーション媒体は数を増し、複雑化してきています。
その為、企業側が行うマーケティング活動も様々な形で行う必要が出てきます。
このオフラインの施策も含めたすべてのマーケティング活動を繋げ、集客から育成、商談現場において個別ごとにログ管理・分析が出来改善活動を行う為のプラットフォームを構築することがデジタルマーケティングの成功のカギを握ります。
全体の数値と施策の関係性を把握することで、「本当のボトルネックは何か」「それを解決するには何が必要か」「どこにお金をかけるべきか」を導き出すことが容易になります。
そして、マーケティング施策全体を見据えたプロセスを運用し、PDCAを回すことで、貴社の売上を最大化することが出来るのです。
5.まとめ
上記が現在デジタルマーケティングが必要な理由になります。
なかなか業務をしている上で目先のことが重要になりPDCAを回せず、単発になってしまい、失敗を繰り返してしまうケースも多くあります。
その為、自社における「ゴールデンルート」を見つけるためにしっかりと、ボトルネックを見つけるようにしましょう。
今回は「デジタルマーケティングのススメ」と題して<詳細情報を冊子にまとめております。
下記よりダウンロードが可能ですので、ぜひご確認ください。
セミナー情報
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