三国志、ハマってますか?
僕は中学のときに友達の家で横山三国志を読破して以来、三国志にズブズブハマっております。好きな武将は魏延と馬岱です(因縁)。
三国志ってハマると一生楽しめるくらい面白いんだけど、案外三国志の魅力に触れられる入り口が少ないと思うんですよね。昔に比べれば増えたとは言え、まだまだ少ない。
なので、今日は三国志歴だけは長い僕が、初心者から上級者まで確実に楽しめる漫画を紹介してみようと思います。まあ読んでってみてくださいよ。
目次[表示]
初心者向け三国志漫画
まずは三国志の大きな流れを知るために、定番を読んでおきましょう。
横山光輝三国志
世の中の三国志ファンの8割くらいは、この漫画から入っています(ソースなし)。
定番中の定番ですから、読みやすいし面白いです。昔の漫画なので絵柄の古さはありますが、純粋に話として面白いので気になりません。てか、この絵じゃないと三国志は物足りないってレベルになります。
げえっ関羽!とかスラングの元ネタも豊富だし。
とにかく、これから三国志を読もうって初心者におすすめはこの横山光輝三国志です。
膨大な巻数のうえに沢山の武将が登場するため、一回で三国志の全貌を把握するのは難しいかもしれません。そんなときは、何度かこれを読み直すor別の三国志漫画を読むなどして、理解を深めるのがよいと思います。
ここでしっかり三国志を理解しておくと、後述の漫画をめちゃくちゃ楽しめます。
- 安心して読み進められる面白さ
- 沢山の人が読んでいるので、共通の話題になる
- 絵柄がやや古い
中級者向け三国志漫画
歴史を楽しむうえで、一番大切なことは複数の視点から読むことだと考えています(持論)。とくに三国志は三国志演義がベースになっていることが多く、蜀からの視点が中心になってしまいがちです。
そこで、横山光輝三国志を熟読して初心者を卒業した三国志ファンにはこちらをすすめます。
蒼天航路
有名な作品ですが、こちらは曹操が主人公。つまり、魏の視点で三国志を紐解くことができます。
王欣太氏の圧倒的な画力と怒涛の展開で、ほぼ飽きることなく読み進められると思います。後半はやや尻すぼみ感がありますが、曹操の老年期ってことを考えたら仕方ないのかもしれません。
演義ベースの三国志にはない展開と、「劉備が○○しているとき曹操は△△をしていたのか」というパラレルな視点で楽しむことができます。
- 漫画的な表現と面白い展開
- 圧倒的な画力
- 正史ベースなので、演義との違いに戸惑いがち
上級者向け三国志漫画
さあいよいよ上級者向けです。
ここまで確実に三国志の知識を身に付けて来た方なら、間違いなくこの漫画を楽しむことが出来るはずです。僕は笑いすぎて呼吸困難になりました。
龍狼伝
月刊マガジンで20年以上連載している、長寿大人気三国志漫画です。僕が子供の頃から連載してるってすごい。
あらすじ
こんなお話です。
中国へ修学旅行に向かう途中、飛行機に乗っていた天地志狼と泉真澄は、突如現れた龍に飲み込まれ、207年の中国へ時間移動する。三国志の時代の人々は、龍に乗って天から降りてきた2人を「竜の子」と神聖視し、否応なく戦乱へと巻き込んでいく。
(引用元:龍狼伝 1巻 10P)
中国へ向かう飛行機の中。寝坊して遅刻した志狼くんと真澄さん。
「三国志」とか 「信長」とか歴史小説だって読破してるんだぞ!(フラグ)とか言ってますね。
ちなみに、志狼くんはお母さんが中国人なので中国語が喋れます(フラグその2)。
真澄さんも秀才なので中国語が喋れます(フラグその3)。
で、このあと飛行機が大変なことになって、二人はタイムスリップしちゃいます。
(引用元:龍狼伝 1巻 27P)
見るからに残念な顔の曹仁。噛ませ犬感が凄い。
(引用元:龍狼伝 1巻 34P)
ちょうど荊州で劉備が徐庶を召し抱えたあたりに舞い降りた志狼くん達。
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単福(徐庶)の死
で、なんやかんやあった後、徐庶が死ぬので代わりに志狼くんが軍師をやります。
三国志を読破しているうえに、ゲームの三国志までやりこんでいる志狼くんは徐庶が実際に用いた策を丸パクし、曹仁を撃退します。
そんなことをしたもんだから、志狼くんは「竜の子」とか「竜の軍師」とか呼ばれることになります。
未来から来た少年が軍師として、三国志の世界で活躍する漫画……かと思うと、全くそんなことはありません。
そこはかとない世紀末救世主伝説っぽさ
(引用元:龍狼伝 王朝立国編 1巻 8P)
この世界のゴロツキは懐の物を渡しても生かして返す選択肢は無いようです。
迫力の格闘シーン
(引用元:龍狼伝 中原繚乱編 7巻 13P)
※三国志の漫画です。
僕、三国志漫画で「奥義」って単語はじめて見た
(引用元:龍狼伝 中原繚乱編 11巻 7P)
※彼の通り名は「竜の軍師」です。
竜の軍師が武力(肉弾戦)で解決していく物語
(引用元:龍狼伝 中原繚乱編 2巻 14P)
こんな感じで、闘仙術という北斗神拳武術を身に着けた竜の軍師が、三国統一に向けて進んでいく物語です。
何かあったらだいたい司馬懿のせい
(引用元:龍狼伝 中原繚乱編 1巻 16P)
黒幕は司馬懿仲達なんですが、まあ大体なにかあれば司馬懿のせいです。
仮面ライダーブラックのゴルゴムみたいなもんですね。
総括
ほとんど龍狼伝の紹介ばっかりになったけど、三国志を理解したうえで読むと最高に面白いってことを伝えたかったので、結果オーライです。
真面目な三国志漫画に飽きたら、たまにはこういう変化球も良いと思いますよ!ツッコミどころが多すぎてツッコミが間に合わなくなりますが。
龍狼伝も笑いながら楽しめるようになれば、もう立派な三国志上級者と言えるでしょう。僕から伝えることはもうありません。
以上で今日のブログおしまいです。最後までお付き合いありがとうございました。