雪づりの下準備を進める庭師=25日午前9時21分、兼六園
兼六園で冬の風物詩「雪づり」の下準備が始まり、着々と進められる冬支度が観光客の目を引いている。25日は雨の中、庭師が名木「玩月松(がんげつのまつ)」などに芯柱となる丸太を立てる作業に取り組んだ。
雪づり作業は11月1日に始まり、庭師は芯柱のてっぺんから縄を放射状に下ろして枝に結び付け、円すい状に仕上げる。作業は12月中旬まで続き、約800カ所に雪づりを施す。
25日の石川県内は午前中、加賀地方を中心に雨が降り、肌寒い天気になった。正午までの最高気温は輪島15・9度、金沢15・2度で、11月上旬から中旬並みだった。