挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
金色の文字使い ~勇者四人に巻き込まれたユニークチート~ 作者:十本スイ

特別篇

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
817/817

第九話 シールストーン

「――――祠?」


 帰って来たアヴォロスたちに話を聞いた日色。
 日本ではありきたりな鳥居や祠のことを聞いて、思わず低く唸ってしまった。


「祠……か」
「何か心当たりでもありそうですけど、ヒイロさん?」


 日色の表情に感じ取れるものがあったようで、ミュアが尋ねてきた。


「ああ、実は前に一度この世界で鳥居と祠を見たことがあった。あれは魔界を旅している時だったな」
「あ、わたしたちと離れ離れになった時ですね?」


 日本からこの異世界に飛ばされた時、日色は一人で旅をしていてミュアとアノールドに会った。そしてそのままずっと旅をともにしてきたのだが、人間界から獣人界へ入り【獣王国・パシオン】で別れることになったのである。


 その後は一人で旅をまた再会して、魔界に入って今度はリリィンたちと出会い、一緒に放浪することになった。
 その時の旅路でした経験の中に、鳥居と祠を発見したということである。


「どういったものだったのだ?」


 アヴォロスの問いに対し、日色は腕を組みながら淡々と答える。


「初代魔王――アダムスが関わっていた」
「「「っ!?」」」


 その場にいたアヴォロス、ミュア、レッカがそれぞれアダムスという言葉に反応を返した。だがアヴォロスだけは小さな声で「やはりな」と呟いている。彼は気づいていたということだろう。


「祠の中に石があったって言ってたな?」
「あ、はい。石というか塊みたいなものが」
「それは恐らく《シールストーン》という代物だろう」
「! ……《シールストーン》か。やはりあの塊から感じた封印の力はアダムスのものだったのか」
「せ、先生はお気づきだったのですか?」


 レッカの質問に対し、アヴォロスが「ああ」と言うと、続けて答える。


「余は世界に蔓延るありとあらゆる力について研鑽しておったからな。『神族』を討つために。その際にもちろん超常の力を持つアダムスのソレにも目をつけるのは当然だった。アダムスはその実力は皆も知るところだと思うが、奴には物作りの才能もあった。かのヴァルキリアシリーズ然り、ヒイロが持つ《強欲の腕輪》も然り……な」


 確かにアダムスの才はマルチに長け、特に誰もが思いつかないアイデアを駆使し、様々な魔具などもまた作っていたのだ。
 まさに真に万能の天才と呼べる人物は、かの者だけであろう。


「余は《シールストーン》がアダムスの作った封印を施す魔具だと仮定すると、あの状況も納得がいった」
「? ……もしかして街がなくなったっていうことでしょうか?」
「そうだ、レッカ。恐らくあそこにいたはずの白髪の男が、その《シールストーン》を使って街ごと封印したのであろうな」
「と、ということはまだあそこにはわたしたちが見つけられなかっただけで、街があったってことですか!?」


 ミュアの驚きの言葉にアヴォロスが「その可能性が高い」とだけ答えた。


 そしてレッカが当然のように「何のために封印を……?」と疑問を呟く。


「無論何かをするための時間稼ぎ、であろうな。その前に余たちに邪魔されぬように」
「では再度今すぐ向かって、《シールストーン》を破壊すればいいのでは?」
「それはダメだ、レッカ」
「ち、父上……」
「《シールストーン》を下手に動かしたり、壊したりすると、逆に危険なんだよ」
「そ、そうなんですか?」
「ああ、少なくとも前にオレが見たやつは、動かしただけで辺り一面をマグマに包まれそうになった」
「マ、マグマ……!」


 レッカもあんぐりと口を開けて固まる。自然災害の恐ろしさは、彼も知っているのだ。


「とにかく、そうなっては下手に《シールストーン》を刺激するわけにはいかないな。その白髪の男のことだ。何かしら仕掛けは打っているはずだからな」
「だろうな。わざわざ島程度の規模を浮上させたのは、もしかするとこちらが手を出す可能性を考えて逆に誘導しようとしていたのやもしれぬ」
「だとしたらその思惑にあっさり乗るわけにはいかない。……やはりオレが直接行って、封印ごと何とかする他ないかもな」
「それはダメですよ、ヒイロさん。王が国を離れるのはあまりオススメできません!」
「とは言うがな、ミュア。このまま放置することもできないだろ?」
「それはそうですが……とにかく、もう少し情報を集めてからにした方が良いと思います」
「むぅ……」




「――ミュアの言う通りだぞ、ヒイロ」



 と、そこへやって来たのはリリィンとシウバの二人だった。


「貴様が直々に動かざる事態になった時にのみ動け」
「リリィン……」
「それまではもう少し周りを信頼したらどうだ? いつまでも貴様の力におんぶに抱っこでは、成長するものもしまい」


 確かに日色の力は万能であり、どのようなことにも対処しやすい。しかし何かあればその都度日色が解決していたのでは、後進が育ってくれないだろう。
 もし日色がいなければ瓦解してしまう。そんな柔な国では、意味がないのだ。


「……分かった。だがオレの判断で、動くべきだと思ったら動くからな」
「それでいい。あと、イヴェアムには連絡しておいた。奴も四つ目の大陸についての情報を洗うとのことだ。それと近々アクウィナスも顔を見せるらしい。例の白髪の男の能力に関して奴も気になっているのだろうな」


 アヴォロス曰く、白髪の男が使用した《創剣の魔眼》の力。それを解明するためにも、彼から情報を聞き出すことは必要だろう。


「分かった。なら引き続き連絡を密に。あとは……」
「――こちらもジュドム殿に連絡をしておきましたよ」


 ジュドムに連絡を頼んでいたクゼルがこの場に表れる。
 その隣にはアノールドもいて、


「うおぉぉぉ! ミュア~! 心配したぜ~!」
「も、もうおじさん……抱きつかないでよ、恥ずかしい……!」
「だってよぉ、お前が俺から離れて行動するなんてそうそうねえじゃんかぁ! お前のことを考えて仕事が手につかなかったんだしよぉ!」


 やはり親バカは健在のようだ。


「おいオッサン、ちゃんとレッグルスには伝えてくれたんだろうな?」
「ああ、レッグルス様も何か分かればすぐに情報を伝えてくれるらしいぜ」
「ジュドム殿についても同様ですね」
「分かった、オッサンにクゼルもご苦労だった」


 そしてリリィンたちにも鳥居と祠について説明した。
 リリィンとシウバは、日色と同じく一度見たことがあるので少し驚きを見せていたが、アノールドはサッパリという感じで「へ~」とだけ口にしている。


 しかしクゼルだけは難しい表情のまま床に視線を落としていた


「どうかしたんですか、クゼルさん?」


 質問をしたのはミュアである。


「ええ。実は鳥居というか、祠ならば幾つか私も確認したことがあります」


 その言葉が全員の注目を引きつける。 


「それはホントか、クゼル?」
「はい、ヒイロくん。私が見たことがあるものも、例外なく何かを封印する力を備えていました。ですからミュアさんたちが見た祠もまた、同様のものである可能性は高いかと」


 ということはやはり《シールストーン》が使用されているのかもしれない。


「……まだ分からないことは多いが、今は四つ目の大陸、それと《シールストーン》に関する詳しい情報を探るぞ」


 日色の言葉に全員が頷き行動を開始した。
次回更新は11月2日です。
cont_access.php?citi_cont_id=35026230&si

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全303部分)
  • 37150 user
  • 最終掲載日:2016/01/01 00:00
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全529部分)
  • 28314 user
  • 最終掲載日:2017/10/13 23:33
私、能力は平均値でって言ったよね!

アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。  自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全235部分)
  • 23656 user
  • 最終掲載日:2017/10/24 00:00
境界迷宮と異界の魔術師

 主人公テオドールが異母兄弟によって水路に突き落されて目を覚ました時、唐突に前世の記憶が蘇る。しかしその前世の記憶とは日本人、霧島景久の物であり、しかも「テオド//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1271部分)
  • 26755 user
  • 最終掲載日:2017/10/25 00:00
ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた

 ◆書籍⑧巻まで好評発売中です◆ ニートの山野マサル(23)は、ハロワに行って面白そうな求人を見つける。【剣と魔法のファンタジー世界でテストプレイ。長期間、泊り//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全189部分)
  • 24918 user
  • 最終掲載日:2017/10/11 21:00
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全286部分)
  • 37113 user
  • 最終掲載日:2015/04/03 23:00
異世界転移で女神様から祝福を! ~いえ、手持ちの異能があるので結構です~

 放課後の学校に残っていた人がまとめて異世界に転移することになった。  呼び出されたのは王宮で、魔王を倒してほしいと言われる。転移の際に1人1つギフトを貰い勇者//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全177部分)
  • 27040 user
  • 最終掲載日:2017/10/22 00:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲

◆カドカワBOOKSより、書籍版11巻、コミカライズ版5巻発売中! アニメ放送は2018年1月予定です。 ※書籍版とWEB版は順番や内容が異なる箇所があります。//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全550部分)
  • 37909 user
  • 最終掲載日:2017/10/22 18:00
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~

地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。 運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。 その凡庸な魂//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全362部分)
  • 24381 user
  • 最終掲載日:2017/09/06 20:00
異世界はスマートフォンとともに。

 神様の手違いで死んでしまった主人公は、異世界で第二の人生をスタートさせる。彼にあるのは神様から底上げしてもらった身体と、異世界でも使用可能にしてもらったスマー//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全453部分)
  • 23028 user
  • 最終掲載日:2017/10/14 08:23
Re:ゼロから始める異世界生活

突如、コンビニ帰りに異世界へ召喚されたひきこもり学生の菜月昴。知識も技術も武力もコミュ能力もない、ないない尽くしの凡人が、チートボーナスを与えられることもなく放//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全443部分)
  • 28503 user
  • 最終掲載日:2017/06/13 01:00
二度目の人生を異世界で

唐突に現れた神様を名乗る幼女に告げられた一言。 「功刀 蓮弥さん、貴方はお亡くなりになりました!。」 これは、どうも前の人生はきっちり大往生したらしい主人公が、//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全377部分)
  • 29160 user
  • 最終掲載日:2017/10/18 12:00
八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全205部分)
  • 36203 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 10:00
とんでもスキルで異世界放浪メシ

※タイトルが変更になります。 「とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について」→「とんでもスキルで異世界放浪メシ」 異世界召喚に巻き込まれた俺、向//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全386部分)
  • 33599 user
  • 最終掲載日:2017/10/10 23:44
レジェンド

東北の田舎町に住んでいた佐伯玲二は夏休み中に事故によりその命を散らす。……だが、気が付くと白い世界に存在しており、目の前には得体の知れない光球が。その光球は異世//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1529部分)
  • 30652 user
  • 最終掲載日:2017/10/24 18:00
異世界迷宮で奴隷ハーレムを

ゲームだと思っていたら異世界に飛び込んでしまった男の物語。迷宮のあるゲーム的な世界でチートな設定を使ってがんばります。そこは、身分差があり、奴隷もいる社会。とな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全220部分)
  • 29465 user
  • 最終掲載日:2017/08/30 20:00
フェアリーテイル・クロニクル ~空気読まない異世界ライフ~

※作者多忙につき、当面は三週ごとの更新とさせていただきます。 ※2016年2月27日、本編完結しました。  ゲームをしていたヘタレ男と美少女は、悪質なバグに引//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全223部分)
  • 25409 user
  • 最終掲載日:2017/10/14 07:00
二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む

魔王を倒し、世界を救えと勇者として召喚され、必死に救った主人公、宇景海人。 彼は魔王を倒し、世界を救ったが、仲間と信じていたモノたちにことごとく裏切られ、剣に貫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全126部分)
  • 24203 user
  • 最終掲載日:2017/10/23 22:25
マギクラフト・マイスター

 世界でただ一人のマギクラフト・マイスター。その後継者に選ばれた主人公。現代地球から異世界に召喚された主人公が趣味の工作工芸に明け暮れる話、の筈なのですがやはり//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1687部分)
  • 27321 user
  • 最終掲載日:2017/10/24 12:00
盾の勇者の成り上がり

盾の勇者として異世界に召還された岩谷尚文。冒険三日目にして仲間に裏切られ、信頼と金銭を一度に失ってしまう。他者を信じられなくなった尚文が取った行動は……。サブタ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全847部分)
  • 31158 user
  • 最終掲載日:2017/10/24 10:00
黒の召喚士 ~戦闘狂の成り上がり~

 記憶を無くした主人公が召喚術を駆使し、成り上がっていく異世界転生物語。主人公は名前をケルヴィンと変えて転生し、コツコツとレベルを上げ、スキルを会得し配下を増や//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全468部分)
  • 23172 user
  • 最終掲載日:2017/10/24 07:02
ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えれば唯//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全284部分)
  • 44334 user
  • 最終掲載日:2017/10/21 19:00
甘く優しい世界で生きるには

 勇者や聖女、魔王や魔獣、スキルや魔法が存在する王道ファンタジーな世界に、【炎槍の勇者の孫】、【雷槍の勇者の息子】、【聖女の息子】、【公爵家継嗣】、【王太子の幼//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全246部分)
  • 22965 user
  • 最終掲載日:2017/10/20 12:00
LV999の村人

 この世界には、レベルという概念が存在する。  モンスター討伐を生業としている者達以外、そのほとんどがLV1から5の間程度でしかない。  また、誰もがモンス//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全328部分)
  • 25138 user
  • 最終掲載日:2017/10/24 17:18
ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-

世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。 弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全175部分)
  • 27394 user
  • 最終掲載日:2017/09/08 01:21
用務員さんは勇者じゃありませんので

部分的学園異世界召喚ですが、主役は用務員さんです。 魔法学園のとある天才少女に、偶然、数十名の生徒・教師ごと召喚されてしまいます。 その際、得られるはずの力をと//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全142部分)
  • 23268 user
  • 最終掲載日:2017/08/25 18:00
進化の実~知らないうちに勝ち組人生~

柊誠一は、不細工・気持ち悪い・汚い・臭い・デブといった、罵倒する言葉が次々と浮かんでくるほどの容姿の持ち主だった。そんな誠一が何時も通りに学校で虐められ、何とか//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全112部分)
  • 25991 user
  • 最終掲載日:2017/10/21 01:03
賢者の孫

 あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。  世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全123部分)
  • 31448 user
  • 最終掲載日:2017/09/22 23:45