神戸山口組系幹部脅迫疑いで逮捕
指定暴力団・神戸山口組系の暴力団幹部が、尼崎市の繁華街で飲食店の従業員を脅迫したとして逮捕されました。警察によりますと、容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、神戸山口組の傘下団体で、尼崎市にある「古川組」の最高幹部で前の組長の古川恵一容疑者(57)と知り合いの会社役員、朴泰植容疑者(60)です。
警察によりますと、古川容疑者らはことし6月、尼崎市の繁華街の路上で飲食店の従業員の男性とトラブルになり、「神戸山口組のもんや。店をつぶしてしまうぞ」などと脅したとして、暴力行為等処罰法違反の疑いがもたれています。
警察の調べに対して2人は、「脅していない」と容疑を否認しているということです。
古川組はことし4月、神戸山口組から離脱した任侠山口組に一部の組員が移り、同じ「古川組」を名乗るなど事実上分裂していて、警察は、本拠地の尼崎市で資金源を巡る争いが活発化するおそれがあるとして警戒を強めています。