もしあなたに借金があるなら、恋人はその借金を許してくれるでしょうか?
許してくれたとして、はたして「結婚」してくれるでしょうか?
この疑問に答えるべく、当サイトでは1,000人にアンケートを実施し、
- 借金の許容額
- 男女別の傾向
を調査しました。結構面白いと思うので、借金がない人も是非ご覧ください。男性心理・女性心理の一端が分かるかも知れません。
※なお、借金と言っても奨学金やカーローン、住宅ローンなど前向きな借金もあります。そのため、このアンケートでは、借金を「消費者金融」「カードローン」などの遊興費(遊びに使う)で使いやすいモノの絞っています。「奨学金が沢山ある人とは結婚できない」って人は少数派ですので。
Contents [hide]
アンケートの母集団
アンケートは以下の母集団に実施しました。
男女別
女性の割合が3分の2、男性の割合が3分の1です。
恋人の借金がいくらまでなら許せるか、というアンケートなので女性の割合を多くしました。
遊興費目的の借金をしやすいのは男性なので。
年齢層
20代、30代限定にしようかと思ったのですが、むしろ幅広く募集したほうが面白いかと思い、40代、50代の意見も混ぜました。
ただ、約8割は20代、30代の考え方を代表するようにしています。
それじゃ、いよいよ内容に入ります。
借金のある恋人と結婚できるか?アンケート
まずは男女混合で、「借金のある恋人と結婚できるか?」とストレートに質問した場合の回答を載せます。
借金額とは無関係に結婚できる人は15%程度
相手に借金があっても「そんなの関係ねえ」って結婚する人は15%程度。
意外に夢のない結果になりました。
借金がある人には、なかなか深刻な結果かもしれません。
特徴的な回答
結婚を決めたのだから、2人で頑張って返済して行けば良いと思います。(46歳、男性)
男!いや漢!
結婚はタイミングだと思うので、一緒に返済しよう!というぐらいの気持ちで一緒になりたいと思います。(33歳、女性)
全男性が泣くよ
夢や希望があるのなら支えたいし一緒に叶えたいのです。(28歳、男性)
そこはかとない甘さを感じますが、多分イケメン!
その他にも
借金の有無に関わらずその人を好きになったため。(25歳、女性)
借金のあるなしで左右されるような気持ちで、結婚などと口にしようとは思わないからです。
相手が苦しんでるなら私も手助けしたいです。
なので、私はあるなしに関係なく結婚すると思います。(26歳、女性)
という、日本の女性は素晴らしいっていう回答がありました。
変わり種では下のような回答もありました。
自分自身が、親に借金があるため、そういったことで断る理由が自分にはないから(22歳、男性)
借金がある人は、借金のある相手と結婚すれば良いかもしれません!(すごい借金家庭になりますが・・・)
借金の金額による人は約50%
借金の金額次第でしょ?っていう極めて冷静な回答。
まあ、そりゃあそうですよね。
ただ、愛で突っ切って欲しかった。
特徴的な回答
返済で生活か困らない程度の金額であれば、結婚にはあまり影響しないと思います。常識的に考えて1年をめどに返せるか返せないかがボーダーラインだと思っています。(41歳、女性)
理知的な回答ですね。
以前借金がある人と結婚していました。額にもよるし、利息でふくれあがって暮らしが大変ならやめますが、300万ほどなら二人で頑張れば1年で返せるのでその後の生活設計も取り返しできると思います。(32歳、女性)
修羅場くぐって来たのですね。
結婚生活のスタートは本当に入り用なので、借金は絶対ない方が良いです。(45歳、男性)
その人に返済能力があるか、または借金があるという事を置いておいても傍にいたいと思える魅力があるかによります。(31歳、女性)
借金返済まで待つ人は30%弱
借金返済まで待つよっていう、結婚したければ借金返して来なよっていうまあ、これはこれで納得感のある回答。
独身時代に背負った借金は一人で返すって観点からも常識的でしょう。
ただ、一緒に返してあげる優しさがあっても良いかも・・・
特徴的な回答
借金=だらしない、訳ではないが自己管理ができないという観点でマイナスポイントと考える。結婚を契機に逆にその借金を返済できるのは、お金に無頓着だけだったのかもしれない。自分で返済するまで待つことで、相手が変わることを促す効果も期待する(34歳、男性)
男性らしいカチっとした回答ですね。アンケートの回答は全体的に女性の方が丁寧な傾向がありましたが、この方は例外的でした。
結婚とはお互いが対等であるのが望ましいと思います。
借金があれば対等でなくなります。(28歳、男性)
この回答もそうですが、「借金返済まで待つ」を選んだ人の回答は、全体的に賢さを感じます。
もしかしたら、賢い人が選ぶ選択肢かも知れません。
借金がある人には「計画性がない/お金に対する考えが甘い」…こういった要素がある傾向が高く、生涯にわたりお金の不安が付きまといかねない。保証人や連帯保証人になってはいけないなんて常識!従って借金がある相手との結婚は基本的に考えられない。だから、一人で返すまで待ちます。(31歳、女性)
保証人になったからって同情を引きやすい理由だと思うのですが、「お金に対する考え方が甘い」ってばっさり切り捨てているのが印象的です。
文章がなんか論理的ですよね。
借金返済まで待って、返済したら結婚します。「返済したら結婚」という約束をして、がんばって返済することができたら、結婚してから何かあった時にも一緒に乗り越えることができると思うからです。(25歳、女性)
借金が単独返済なら「一緒に乗り越える」につながるのは少し謎ですが、雰囲気は分かります。
問答無用で分かれる人は8%程度
借金など許さん、問答無用で分かれるって人は、かなり少数派ですがいらっしゃいます。10%を少し下回るくらいの人は、借金を絶対に許さない!
彼氏、彼女の普段の言動から、借金絶対否定論者でないことは確かめた方が良いでしょう。
男女別の借金許容額
ここまで読んだ方は、
俺、男だし女性の反応が知りたい!
私、女だし男性はどう考えているの?
っていう疑問が出るでしょう。
確かに、回答には男女別に少し異なる傾向がありまし、実際に必要なのは同性の反応ではなく異性の反応です。
ここからは、男女別にみていきましょう。
男女別、恋人に借金があった場合の対応
先ほどの「借金への反応」を男女別に分けてみました。
それにより、以下の特徴が見られます。
- 問答無用で分かれるのは、ほぼ女性
- 借金返済まで待つのも、女性が多い
- 借金の金額によるのも、女性が多い
- 借金額と関係なく結婚するのは、男性が圧倒的に多い
なかなか、男性のプライドを感じさせる結果となりました。
女性は多少安心したのではないでしょうか?
ただ、見栄を張っている可能性もありますが・・・
全体として、
女性:彼氏の借金に否定的な傾向
男性:彼女の借金に肯定的な傾向
がみられます。
ただ、最大多数を占める「借金の金額による」の中身を見てみないと何とも言えないですよね。
図の、赤い四角で囲ったゾーンを詳しく見てみましょう。
男女別の借金の許容額
実際気になるのは、いくらまでの借金なら恋人は許してくれるかってことでしょう。
以下に、男女別の借金の許容額をまとめました。
100万円以下しか許さない人が多い
許される借金額は100万円以下、との回答が大半でした。
特に女性は約8割が100万円以下、と回答。
遊ぶためだったり、ギャンブルのためだっりを理由に借金した場合、100万円以上の借金を許してくれるのは、
女性:21%
男性:38%
となっています。
まとめ
借金がある相手との結婚は、否定的な意見が多いことが分かります。
女性の方がより厳しい姿勢を見せていますが、
結婚後は家庭に入りたい
女性の方が傾向として収入が少ない
などの背景もあると思います。
参考になれば幸いです。