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2017年10月 >
重要無線通信への妨害源を排除 -航空無線にLEDセンサーライトが妨害-
報道資料
平成29年10月24日
九州総合通信局
重要無線通信への妨害源を排除
-航空無線にLEDセンサーライトが妨害-
九州総合通信局[局長: 田原 康生(たわら やすお)]は、今般、壱岐空港で使用している航空管制用の無線局への外来波による障害発生について調査を実施した結果、空港敷地内に設置されていたLEDセンサーライトが原因であることを特定し、妨害源を排除しました。
当局では、今後ともこのような重要無線通信妨害申告に対する妨害源の迅速な排除をはじめとした無線通信に対する混信・妨害に的確に対応することとしています。
【経緯】
平成29年9月19日18時頃、壱岐空港で使用する航空管制用周波数に雑音が混入している旨、国土交通省大阪航空局から申告がありました。
当局では、電波監視システム(DEURAS(デューラス))により電波監視を継続した結果、外国等の遠方からの外来電波による障害では無いことが判明し、壱岐空港近辺からの障害の可能性が高まったため、同月26日から現地調査を実施しました。
同月27日17時頃、当局が壱岐空港において調査を実施中に障害が発生し、妨害源の探索を行った結果、航空便運行会社(以下、「設置者」と言う。)が通用口付近に防犯用として設置したLEDセンサーライト(以下、「ライト」と言う。)が原因であることを特定しました。
ライトが設置された場所は無線局の受信アンテナの近傍であり、点灯時にライトから不要電波が放射されており、この不要電波により障害が発生していたものでした。設置者に対して、当該ライトの使用を中止するよう要請し、妨害源を排除しました。
本事例は、国民生活に必要不可欠な重要無線通信(注)に重大な障害を与えるものであり、迅速な排除が求められるものです。
(注)重要無線通信:電波法第102条の2に規定する無線通信(電気通信業務、放送業務、航空、消防・救急、警察、気象業務、電気事業、鉄道事業等の重要な無線通信のこと)
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