本気で考えます
三番勝負
以前告知した「三番勝負」
てながあしながとの死闘がはじまります。
三番勝負、やりますよ - 楽 books -大学生の書評ブログ-
そして今日の戦いのお題は
「無人島にもっていきたい本」
本気で考えます。
考え方
再三言っておりますが、「本気で」考えます。
僕にとって本気とは、、
本気=現実的
妄想だけで考えたことを発表されても読んだ方は面白くない。と思う。
よって今回は、緻密に丁寧に考えていきます。
考え方の手順は以下の通り。
1 「無人島」とは?
2 家には帰れるの?
3 一冊?数冊?
4 無人島に持っていきたい本
最後までお楽しみください。
1 「無人島」とは?
問題の前提を固めていくことからはじめます。
そもそも「無人島」ってどんなところでしょう。
みなさんは無人島、すなわち人っ子一人住んでいない、全く開拓されていない島を訪れたことはありますか?
僕はありません。
そして、一生行くことはないでしょう。
21世紀において、そんな島はほとんど残されていないのです。
一生行くことがない土地での読書を想定することは現実的ではありません。
そこで、残念ではありますが、「無人島」の定義において
・無人であること
・未開の地であること
は想定しないこととします。
話、変わります。
僕は名古屋に住んでいます。
近場の島というと、「佐久島」があります。
名古屋駅から、電車やフェリーを乗り継いで、1時間ほどで着くことができます。
なんと、
無人な無人島を訪れるより、佐久島を訪れる可能性の方が高いのです。
ちなみに佐久島とはこんな感じの
*拾い画です
よくわからないアートがところ狭しと並べてあり、
「SNS映えする!」と話題のスポットです。
え?
無人島のイメージと違う?
仕方がありません。これが現実です。
2 家には帰れるの?
名古屋駅は日本のほぼ中心に位置し、関東方面、関西方面ともに利便性は抜群です。
帰りたくなったら割とすぐに帰れます。
よって、
「無人島で本を読む」ことを想定する際、長いサバイバル生活になるからその方面の指南書を、、などという考えはナンセンスです。
野草が食べたくなったら、その場でネットで調べましょう。
そして、あなたが家族に勘当される等、個人的に家に帰れない事情がある、若しくは佐久島にて謎の先住民に拉致される等のハプニングがない限りは家にはすぐに帰れます。
要するに
と考えてください。
3 一冊?数冊?
さて、論理的に考えを進めた結果、「無人島で本を読む」という行動は、読書旅行に等しいことが分かりました。
よって、
「読書旅行でどんな本が読みたいか」
という思考へと切り替えます。
少し具体的に考えましょう。
読書旅行において、「何冊持っていくか」というのは大きな問題となるでしょう。
その気になって速読すれば5冊10冊読むことも可能です。
しかし僕は1冊に賭けることをお勧めしたい。
理由は単純。
良い思い出になりそうだから。
です。
例えば、1年後に読書旅のことを思い出して思い出に耽るとき、「確か10冊くらい読み込んだんだけど、、あれっ、、どんな本を読んだんだっけ」本のタイトルすら思い出せない。それは悲しい。
一冊に絞って、「佐久島読書旅」=「〇〇」とイメージがついたほうが(僕は)いいです。
あと、1時間とはいえそんなにたくさんの本を抱えて島に行くのは大変です。
4 無人島に持っていきたい本
さて、ポイントを整理しましょう。
・読書旅行
・一冊に賭ける
そして、僕が注目したキーワードは二つ
まずは、「SNS映え」
ネット等で批判の対象とされ、インスタ女子がインスタ女子を白い目でみて、「写真を撮ったら食べずに捨てる」などの都市伝説(そんな人見たことない)まで作られる始末ですが、僕はおもしろければOKなのでSNSにものっかります。
そもそも、佐久島を訪れている時点でSNS映えの魔の手からはのがれようもありません。
「無人島で本を読む」なんて話題性バツグンの話題、SNSに投稿せずどこに投稿しろというのでしょう。
よって、SNS映えする本が選考基準の一つとなります。
もう一つのキーワード「世界に入り込む」
これは、一冊に賭ける、という部分からきています。
島、旅行、という特殊な環境の中にいるのだから、それを利用してズブズブと本の世界に入りましょう。また、すぐに読み終わってしまっては興ざめなので、ある程度分厚い方がよいでしょう。
独特で、肉厚な世界観を持った小説がもう一つの選考基準。
無人島に持っていきたい本
長くなりましたが、僕の考える「無人島に持っていきたい本」を発表します。
『ノルウェイの森』 村上春樹
*拾い画です
「SNS映え」+「独特で肉厚な世界観」=「ノルウェイの森」
これしかないでしょう。
実は僕はまだ『ノルウェイの森』を読んでおりませんので、感想、書評が書けないことが申し訳ないでのですが、読んだら必ず書きますので。
もうすでに、無人島でノルウェイの森を読むことが楽しみで仕方ありません。
対戦相手
今回は、勝負なのです。
てながあしなが という友人と勝負をしております。
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↓対戦記事
広辞苑を読むという発想が常人のそれとは一味も二味も違う。手ごわい。
*24日16時更新
以前紹介した禅ねずみさんが三番勝負に便乗(?)してくださいました!
まさかの村上春樹、被った笑
しかも、ものすごく丁寧な書評で、読みたくなりました。手ごわい。
みなさんの便乗もお待ちしております!
その際は僕にわかるよう、記事内でIDコール等をしていただけると幸いです。