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踏ん張っても出ない、病院に行く前にできる緊急時の最終手段は摘便!

 これを読むあなたは、もう何十分、いや、何時間もトイレに座って、踏ん張っていたことでしょう。

 それでもうんこが出なくて、苦しくて救急車でも呼んで病院に行きたいと思っているかもしれません。それほどの緊急事態ではあるけども、どうも救急車呼ぶ踏ん切りがつかず、もっと他に何かできることはないか、と思っていることかもしれません。

 何をしなければいけないか、わかっているけども、それでもどうしてもためらって、できずにいるのでしょう。

そうです、あなたは今、自分の指を肛門からつっこんで、うんこを掻き出すしか、残された道はないのですね!

救急車を呼んで、専門医にやってもらえばいいことは、小学生でもわかります。しかしそれができずに、今、あなたは自分でうんこを取り出そうという決心をしようとしているのです。

それは、専門用語で、摘便といいます。これは厳密に言えば、医療行為として医者や看護師のみに許可される行為であり、大変危険が伴う行為でもあります。しかし、そうはいってもやむを得ないものとして、老人や身障者の介護の現場においてやむをえず、許容されている行為でもあります。

 そうしたことを鑑みて、今、どうしてもやむを得ない状況であると判断したのであれば、摘便のリスクや、その正しいやり方を知った上で、安全に摘便を終えることができるようにするべきであり、このページはそうした覚悟を持った方の手助けをするためのページです。

 決していたずらに摘便をすすめるものではありませんし、摘便は危険を伴う行為です。それを理解した方のみ、続きを御覧ください。

うんこがどうしても出ない緊急時に摘便を自分でやる方法と注意点 2

自分で摘便する際のリスクと心構え

 今まで摘便をしたことない人は、自分の指を肛門に突っ込むなんて、なかなかできなくてためらうことでしょう。なんといっても汚いし、痛そうだし、そしてリスクがありそうだし。

繰り返しになりますが、摘便は厳密には医療行為と呼ばれるものです。他人があなたのうんこを掻き出すならまだしも、もし自分で摘便をするとなれば、目で確認することができず、全て指先の感覚に頼って行わなければなりません。

 だからこそ、ここでは出来る限り危険を回避できるように、予備知識を持って備えましょう。

うんこがどうしても出ない緊急時に摘便を自分でやる方法と注意点 3

肛門に指を突っ込むことの不潔さについて

 肛門に指を突っ込むことは、非常に汚いです。私がうんこが出なくて肛門に指を突っ込んだ際、なんの持ち合わせもなかったために、素肌の指を肛門に突っ込まざるを得ませんでした。そして無事うんこを掻き出すことに成功はしたものの、指先がうんこまみれになりました。その指を、当然一生懸命洗いました。石鹸をつけたり洗剤をつけたりして、お湯で何時間もこすりました。爪に入り込んだうんこを爪楊枝等でほじくり出しましたが、それでもなぜか数日間、指からうんこ臭いのがとれませんでした。後述しますが、もしできれば手袋等を装着したうえで、掻き出すことをおすすめします。

うんこがどうしても出ない緊急時に摘便を自分でやる方法と注意点 6

摘便時の痛みに関して

 これを読む段階にいる人は、もう痛みに関しての覚悟はできているのではないでしょうか。というのも、うんこが出ない苦しみが大きくて、指を突っ込んだら痛いかもしれないなんて考える余裕もないかもしれません。

 しかし、痛みを恐れている人に、朗報があります。

 正しい方法で行えば、痛みはありません。

 摘便自体は、介護の現場でも日常茶飯事で行われていることですし、また、あまり褒められたことではありませんが、摘便、あるいはそれに準ずる行為は痛みどころか、快楽の一種としておこなれている例もあるほどで、痛みが心理的な抵抗になっているのであれば、それは全くの杞憂です。

 ただし後に紹介する正しい方法で行った場合、痛みなくできるのであるから、まずはきちんと最後まで読んで、正しいやり方を知りましょう。

自分でうんこを掻き出す際のリスク

 自分で肛門に指をいれてうんこを掻き出す様子を自分で目視しながらすることはできないので、全て指先の感覚に頼るしかありません。

 一番気をつけなければいけないのは、大腸や直腸を傷つけないように細心の注意を払わなければなりません。

大腸や直腸はうんこ以上に硬いものが入ってくることが想定されていないため、爪はもちろんのこと、指などの皮膚でも充分に大腸や直腸を傷つけてしまう可能性があります。

特に爪で大腸や直腸を傷つけてしまうことが多いので、もし爪が長ければ切って、肛門内でも爪を大腸や直腸に引っ掛けないように気をつけるべきです。一番大腸や直腸を傷つけてしまいやすい爪が、なるべく大腸や直腸に触れないように、肛門に指を入れた時は、指を反らさずになるべくカギ型で指を動かすことを心がけましょう。

摘便を自分でやる方法

 それではここから、具体的な方法に関して説明していきます。今から説明することは、介護で行う摘便のように、他人の肛門に手を入れるのではなく、あくまでも最悪の緊急時に止むに止まれず、自分の指を自分の肛門に突っ込んでうんこを掻き出す際の方法を説明しているので、今から説明することは、介護の現場での摘便の参考にはしないようにしてください。

用意するもの

 摘便をやる際には手袋と潤滑油があるといいのですが、緊急時の場合、そうした持ち合わせが無いかもしれません。それらがなければ摘便ができないか、といわれれば、そういうわけではありませんが、そのかわりになるようなものを紹介しているので、そうしたものを参考に、より安全確実に摘便ができる環境を整えてください。

手袋に代わるものとして指サックやコンドームもある

 もしあれば手術などに使う医療用手袋を使いたいのですが、緊急時に持ち合わせある人は少ないかと思います。その際は、指サックやコンドームなども代わりになります。

 この手袋は、指が汚れるのを防止するのと同時に、腸を傷つけないようにする働きもあります。

 しかし、あまりにも分厚い手袋の場合、指を肛門に突っ込んでうんこを探る際に、指先の感触が著しく鈍り、指先の感覚を頼ってうんこを探ることが困難になります。なるべく薄手の手袋を用いるほうがいいでしょう。

手をすっぽり多いかぶすことのできる手袋が理想ですが、もしなければ、指サックやコンドームを使用することで、指が汚れるのを防止すると同時に、大腸や直腸を傷つけないようにしましょう。

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ワセリンのような潤滑剤に代わる油やお湯やゼリー、軟膏、ベビーオイル

 乾いたものを肛門に突っ込むと、摩擦が生じて粘膜が引っ張られて裂けてしまうことがあります。それを防止するために、指がニュルッとスムーズに入るように、潤滑油をかならず付けましょう。

 この潤滑剤を十分に使うことで、痛みを感じること無く、指を肛門に挿入することができます。

逆に言えば、潤滑剤が不足すると、指を入れる際に痛みを感じるでしょう。ここで注意したいのが、「痛みを感じる=傷をつけてしまっている」ということなのです。痛みを感じるまま、指を挿入すれば、肛門の皮膚に傷をつけ、皮膚が裂けてしまうことになります。

 潤滑油の持ち合わせがない人も多いかと思います。その際は、水をたっぷりつけて指を突っ込む際に引っかかりがないようなじょうたいで指を入れましょう。

手袋の代わりにコンドームを使えば、コンドームにはたいてい潤滑油が塗られているものが多いので、一石二鳥です。

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手順

 準備が整ったら、次の手順をよく読んで、まず頭のなかで、どのような流れになるかを理解しましょう。指を肛門に入れることは、一歩間違えば、大腸や直腸を傷つけてしまい、そうなるとなかなか傷口がふさがらず、長きにわたって痛みに苦しむことになりかねません。

 指を肛門に突っ込んでいる時に、次に何をスレばいいのか悩んで無駄な時間を過ごさないように、頭のなかでこれから起こることをシュミレーションしておきましょう。

うんこがどうしても出ない!摘便を自分でやる方法は? 1

利き手の人差し指一本だけを挿入する

 摘便に際して、一本以上の指を入れるのは危険です。肛門の広さは確かに手首が入るほど拡張はしますが、それはゆっくりと時間をかけることで可能になるのであり、それであっても一歩間違えば、肛門が裂けてしまったり、最悪の場合は肛門を締め付ける括約筋を損傷して、人工肛門を付けなければならない事態になることもあります。

 個人でやる摘便時には、ただでさえ目視もできず、無理な態勢で行わなければならないために、出来る限り余計なリスクが生じないように、指を入れるときは一本だけにしましょう。その際、少しでも長い中指の方がいいのではと思うかもしれませんが、大腸や直腸内でうんこを掻き出すのは、指先の感覚のみがたよりになるので、一番感覚が鋭いであろう、利き手の人差し指を使うようにしましょう。

うんこを探り当てる際の指の動かし方

 まず指を根本までしっかり挿入します。深く挿入した後に、慌てずに指先でうんこを探り当てます。その際、不必要に指先で大腸や直腸を突かないように、ゆっくりと慎重に指を動かしましょう。

 大腸や直腸を指先で突けば突くほど、それだけ大腸や直腸に傷がつくものと思ってください。まちがっても、指とうんこで大腸や直腸を挟んでしまわないように、ゆっくりと全身の神経を人差し指に集中させて、慎重に指を動かしましょう。

 摘便時にはそれほど痛みが気にならないかもしれませんが、この時に大腸や直腸を突けば突いただけ、後日大腸や直腸の何とも言えない痛みが残ると思ってください。それほど大腸や直腸はデリケートなのです。大腸や直腸に傷をつけないために、指の腹や背面や側面が大腸や直腸に触れる分には全く構いませんが、指先、特に爪の先が大腸や直腸に当たらないように細心の注意を払って、指を動かしましょう。

注)人差し指を挿入しても指がうんこに到達しなかった場合

万が一、人差し指を根本まで肛門に挿入したにもかかわらず、指がうんこに到達しない要な場合=うんこが詰まっている場所が肛門からかなり離れている場合は、残念ながら、自分でそれ以上対処する方法はありません。すぐに専門医に診てもらうべく、病院にいくなり、最悪の場合は救急車を呼びましょう。

うんこをつついて切り崩す

 一本の指でうんこを掻き出すには、ちょっとしたコツが有ります。まず指先でうんこを探り当てることができたら、うんこを指先、爪で引っ掛けたり、つついたりして、切り崩して、小さな塊になるようにします。

 小さな塊になったうんこを、指をカギ型のようにして引っ掛けて、少しずつでいいので肛門から取り出すようにします。

うんこがどうしても出ない緊急時に摘便を自分でやる方法と注意点 4

この時は、あまり欲張って大きな塊として取り出そうとせず、小さくてもいいので、少しずつ、取り出しやすい形でうんこを出すようにしましょう。というのも、あまり欲張って指をこねくり回すと、腸を傷つけかねないからです。

 腸を傷つけても、その時はあまり痛みは感じないかもしれませんが、後日、なんとも言えない鈍い痛みに苦しむことになります。

 くれぐれも、指先で腸を突かないように、指を慎重に動かしましょう。

少しずつでもうんこを切り崩して取り出していくと、段々とうんこを取り出せることが楽しく感じてくるかもしれません。地道な作業ですが、少しづつでもうんこを切り崩して出すを繰り返していきましょう。

 ある程度、うんこを切り崩して取り出した段階で、感覚的に、踏ん張れば残りのうんこを出すことができると思える時が来るかと思います。そうなったら、ぐっと踏ん張って、自力でうんこを出してしまいましょう。

摘便後の処置

脱肛を指で押し戻す

あまりにもうんこの時に踏ん張りすぎた時、肛門や直腸がめくれ出ている可能性があります。手鏡があればすぐに確認できるでしょうが、手鏡がなく目視で確認できない時、もし肛門からうんこした後に、肉のようなものが出ている感触があったら、その肉を肛門の中に押し戻しておくようにしましょう。

 この肉を出したままにしてしまうと、それが原因でいぼ痔に鳴ってしまいます。

うんこがどうしても出ない緊急時に摘便を自分でやる方法と注意点 1

肛門を清潔に洗う

 お尻の周りはうんこだらけになっていることでしょう。これらを当然きれいにするでしょうが、もしそのトイレにをシュレットがあるならば、まずはウォシュレットで水もしくはお湯をやさしくあてて、水分で汚れを取り除くようにしましょう。

 この際に、はじめからトイレットペーパーでうんちを拭うと、ただでさえ弱っている肛門周りの皮膚を痛めてしまう危険があるからです。

うんこがどうしても出ない緊急時に摘便を自分でやる方法と注意点 5

まとめ

 うんこが出なくて死ぬかもしれないという地獄の苦しみから生還して、今は、うんちまみれではあるけども、すっきりと晴々しい気持ちかと思います。

もしかしたら、あまりのすっきり感に、摘便が癖になりそうかもしれませんね。しかし、これだけはしっかり覚えておいてください。

摘便は、あくまでも緊急時にやむを得ず行うべきことで、絶対に習慣としてはいけません。もし摘便が癖になってしまうと、自律神経が狂ってしまい、自力でうんこをすることができなくなり、うんこをするたびに摘便をしなければならなくなりかねません。

 そもそも、摘便が必要になるような固いうんこにならないようにすべきです。

うんこが出なくて死ぬかもしれないという恐怖感を味わって始めて、便秘の怖さを知ったかもしれません。今回は、まだうんこがたまたま肛門付近につっかえたから、指で書き出すことができました。

 もっと恐ろしいのは、このうんこが肛門からだいぶ離れた直腸でつっかえてしまうことです。そうなると指が届かないために、最悪の場合は、お腹を切り開いて取り出すしかなくなります。

 そうならないためにも、今後、うんこが固くならないような食事をするようにしましょう。

 

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10 コメント

  1. RT @endesu_: 色々と理由があってインターネットを探し回っていたのですがこれはよき人々が万事に備えてのメモとして共有しておくべきだと思ったのでURLを貼ります(色々な理由なので安易に察しないで)(やめて)
    https://t.co/TfA5CTVjXL

  2. その他の原因が有ります。腰椎の亜脱臼や尾骨の亜脱臼によって神経や筋肉が圧迫され大腸や肛門の動きが悪くなり便が硬くなったり肛門の柔軟性が無くなっている事です。ただ言えることは、色々な整骨関係の院関係者が整骨方法を知らない事です。信じられない話ですが、古来の整体関係者を含め各県に、数人でしょう。本当にできる人を探すしかありません。私は、希少な専門書を捜し独学しました。私事ですが、最近便が硬くなり出にくくなていました。体力の衰えもありましたが、ズレていた腰椎の5番と仙椎などの若干のヅレを整骨しすると共に腹にオイルマッサージをすると、半日くらいして、硬くてかなり長い便が3本くらい出ました。参考になればと思い述べまし。

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