2017/10/23 Mon 18:08更新
台風21号県内への影響
超大型の台風21号の影響で県内は昨夜から強い雨と風に見舞われ、加賀市では一時、1500世帯以上に避難指示が出されました。雨と風のピークは過ぎましたが、引き続き土砂災害への警戒が必要です。加賀市動橋地区池田台風21号は23日未明に県内に最も接近し、金沢では午前2時10分までの3時間雨量が44.5ミリと10月の観測史上最大を記録しました。加賀市の動橋川は氾濫危険水位を超え、周辺の1535世帯、3914人に避難指示が出されました。金沢市大桑町では道路横の斜面が崩れ、県営住宅まで土砂が押し寄せました。住民は交通機関にも大きな影響が出ました。鉄道では金沢と関西・名古屋方面を結ぶ特急などで運休が相次ぎました。また、羽咋市にあるリンゴ園では強風の影響で木の枝が折れたり、収穫前の実が落ちたりする被害が出ました。雨と風のピークは過ぎたものの、地盤が緩んでいる恐れがあるため、気象台は引き続き土砂災害への警戒を呼びかけています。