【コラム 撃戦記】32歳世界初挑戦 近藤さんだぞっ 11・4NYで決定戦 東洋大同期・村田に続く2017年10月24日 紙面から
WBAミドル級王座を獲得した村田諒太と学生時代に一緒に汗を流した男が、村田に続けとばかりに世界王座に挑む。東洋太平洋スーパーライト級王者でIBF同級3位の近藤明広(32)=一力=だ。11月4日に米ニューヨークで、同級1位セルゲイ・リピネッツ(ロシア)と王座決定戦に挑む。近藤にとっては世界初挑戦だ。 中学3年時にテレビで見た畑山隆則の試合に感動。野球からボクシングに転向した。栃木・白鴎大足利高から東洋大に進んだが、プロ入りを決意して2年で中退。直後にデビューした。スピードとジャブが持ち味で、アマでは30勝13敗、プロでは29勝(16KO)6敗1分けと経験豊富だ。 東洋大では村田と同期だった。村田の活躍に「自分とは格が違いすぎた。さすがだと思う」というが、世界という同じ舞台に気持ちを高ぶらせている。 試合前のスパーリングは100~110ラウンドを予定。ニューヨークでの世界戦は日本人初。海外で世界王者になった日本人は7人いる。勝てば一力ジム初の世界王者だ。 (格闘技評論家)
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