先に言っておくとこの記事は徹頭徹尾、自分用です。
このブログタイトルから分かる通り私は自称シナリオライター(笑)ですが、通算七年にもなるワナビでもあります。
ワナビとはライトノベル作家志望者の事を指した俗称ですね。これを七年近くやっている筋金入りの
馬鹿夢追い人な訳ですが、そんな私でも作家になれたらとか、作家になったその後とか皮算用的思考に陥る訳です。
七年前から作家になったらとか考えている訳ですから、一体何年先の皮算用をやっているのか、と考えると現実に引き戻されますよね(遠い目)
まあそんな人間ですから、ラノベ作家の現状はどうなのかとかは気になる訳です。そして、私が気になるのであれば他の方にも需要があるのではないか、とこの記事を書いています。ちなみに予想出来た事ではありますが、それなりに
厳しい結果でもあったと思います。
ワナビを何年も続けて作家になったところでその将来が暗雲立ち込めているとか
奇跡も魔法もねぇなとか思ったりもしますが、是非参考にしてみて下さい。
方法は至って単純です。
各レーベル主催の新人賞よりデビューした作家の内、
6年前(2010年)に主催された新人賞からデビューした作家を対象として、
この一年の間に新作を出しているか否かで生き残りかどうかを判断したいと思います。
何故六年前なのかと言うと、それは六年と言えば企業に就職するなどして社会に出てそれなりのポジションに着くのが、まあそれくらいだろうという私の勝手な認識によるところと、ある程度区切りが付くのが三年毎だからというのが大半の理由ですね。この辺は作家にも言える事だと思います。作家も六年も経てばデビューから多くの実績を重ねています。その実績から差が付いてしまう事もまた批評の世界ですから当然です。私が調べている間も「え!? この先生ってデビューから六年しか経ってないの!? やべぇな」って方がちらほらいらっしゃいました。大変失礼ながら名前を殆ど存じ上げなかった方もいます(大変申し訳ないです)。
つまり六年は新人という範疇(私の勝手な見解)ながら差が付いている頃合いである事、新人でありながら一年も本を出さなければ厳しい状況である事を考慮した上での判断です。
ちなみに予め言っておきますが、この記事は上記の方法で残念ながら苦境に立たされているであろう方や特定の誰かを貶すものでは
決してありません。
そもそも作家と言っても色んな方がいらっしゃいます。専業でやっていらっしゃる方、もしくは兼業の方。一年もの間、表に出ない活動をしてらっしゃった方もいるやも知れませんし、中には長いシリーズを一年ちょっと前に終えて、次シリーズについての準備を進めていらっしゃるであろう先生もおりました。一年もの間、本を出さないからと言ってこれらの先生を一括りにして「苦境である」と判断するのは些か難があると思います。
ですからこの記事に載っている事は
あくまでも参考程度と考えておいて下さい。
私は七年ものワナビをやっていた中で、本を書かれる方、表現に携わっている方を一様に
尊敬しています。そらそうよ、今から載せる先生は皆凄い人なんだから。馬鹿にしたら許さないから!
……まあそんな感じに。私は戦争をしたい訳では決してない事をご理解戴けたらなって。この記事に載っている事を何処かで話すのは自由ですが、まあ湾曲した伝わり方はしないようにお願いしますね。たのむよ、たのむよー。
ここから調査した各レーベル毎の作家先生について今後と共に掲載します。
ちなみに対象となるレーベルは以下の通りです。
各レーベル名(順不同)
・電撃文庫
・ファンタジア文庫
・MF文庫
・角川スニーカー文庫
・ファミ通文庫
・スーパーダッシュ文庫
・ガガガ文庫
・HJ文庫
・GA文庫
・一迅社文庫
・KAエスマ文庫
・このライトノベルがすごい!文庫
以上12レーベルを対象としております。
ちなみに講談社文庫やヒーロー文庫、オーバーラップ文庫が対象から外れているのは単純に2010年に新人賞が開催されていないからですね。また、基本的には男性向けライトノベルレーベルを中心とした調査の為に角川ビーンズなどのレーベルは外れております。
では以下よりレーベル作家の現状纏めです。
対象となった新人賞名:第十七回電撃小説大賞 応募総数4842作品(内、1661作品は短編)
以下、上記新人賞をきっかけとしてデビューした作家一覧(刊行タイトル/作家名)とその受賞タイトル、一年以内に新作を出しているか否かの一覧です。
※掲載画像が小さいのは筆者のhtmlへの理解不足です。多分クリックすれば大きい画像が見れる筈。すまぬ……すまぬ……
・デビュー作家人数と生き残った作家の割合:23名中13名(56.5%)
・新人賞応募総数より生き残った作家の割合:4842作品中13名(0.27%)
※ただし応募総数を長編のみとした場合の割合は0.41%まで伸びる。刊行作家が短編、長編どちらで応募したかは不明。
さすがはラノベ界最強と呼び声高き電撃文庫です。その応募総数もデビュー作家人数も他レーベルとは一線を画します。
皆さまに置かれましても、この作家の中で見知った方々がちらほらといるかと思います。
ただ、そんな電撃文庫ですら23名中10名は一年もの間、刊行作品がない事を考えると非常に大変な職業である事が伺えます。このレーベルは拾い上げが多いのも他のレーベルにない特徴で、その中にも刊行作品のある方が多い。一方で受賞作家の中でも苦戦していらっしゃる方もおられる事から、一筋縄ではいかない世界である事を痛感させます。
対象となった新人賞名:第22回ファンタジア大賞 応募総数738作品
以下、上記新人賞をきっかけとしてデビューした作家(受賞タイトル/作家名)とその受賞結果、一年以内に新作を出しているか否かの一覧です。
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・デビュー作家人数と生き残った作家の割合:4名中1名(25%)
・新人賞応募総数より生き残った作家の割合:738作品中1名(0.14%)
古豪と呼ばれて久しいファンタジア文庫ですが、そのレーベルと信頼性は未だ盤石というイメージがあります。
ただ、第22回よりデビューした作家さんは四名と少なく、その生き残りもまた一名と少数ですね。
今回は偶々だったのか、あるいはレーベル自体が苦境に立たされているのかは調査してみる余地があるでしょう。
対象となった新人賞名:第6回MF文庫Jライトノベル新人賞 応募総数1240作品
以下、上記新人賞をきっかけとしてデビューした作家一覧(刊行タイトル/作家名)とその受賞タイトル、一年以内に新作を出しているか否かの一覧です。
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・デビュー作家人数と生き残った作家の割合:6名中3名(50%)※二作品受賞の冬木冬樹先生は一人として計算
・新人賞応募総数より生き残った作家の割合:1240作品中3名(0.24%)
上二つに比べると若干若いレーベルであるMF文庫ですが、レーベルとしての力はここ近年で高まりを見せており、「萌え」を主流として、
裸を書かないといけない病気に罹っているお茶目なエロ要素も入れてくる作品を多く受け持つMF文庫はライトノベルイメージをある意味で固めているという印象があります。ちなみに僕は裸、大好きです(予防線)。
新人賞の傾向としては、一年に四回の応募が出来る事からワナビにとっては応募しやすいレーベルであります。私も一年に一回は大抵出している感じです。受賞は勿論せず! 悲しいなぁ……。
そんな新人賞よりデビューした作家さんですが、その生き残り率は50%。中々と言えるでしょう。その中でも異質と言えるのが二作品の受賞をしている冬木冬樹先生。ちなみにこの方、同年に他のレーベルでも違うタイトルにて新人賞を受賞されています。ただ、そんな冬木先生でも近年では苦境に立たされている模様です。いかにライトノベルをヒットさせるのが難しいかを証明しているようにも思えます。
対象となった新人賞名:第15回スニーカー大賞 応募総数:806作品
以下、上記新人賞をきっかけとしてデビューした作家一覧(刊行タイトル/作家名)とその受賞タイトル、一年以内に新作を出しているか否かの一覧です。
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・デビュー作家人数と生き残った作家の割合:3名中3名(100%)
・新人賞応募総数より生き残った作家の割合:806作品中3名(0.37%)
傾向としては硬派……かと思いきやあっと驚くような萌え系作品を出してきたりとそのジャンル傾向に幅の広いスニーカー文庫。
その生き残り作家は堂々の100%! 凄い!
レーベルとしての強さも中々で、タイトルとしても有名タイトルも様々出しています。
ちなみにあの『涼宮ハルヒの憂鬱』もこちらのヒット作品です。私も当然、大好きな作品ですね。
昨今では『この素晴らしい世界に祝福を!』では楽しませて貰っております。まああれは細かく言えば「なろう作品」なんですが。まあ多少はね。
対象となった新人賞名:第12回エンターブレインえんため大賞小説部門 応募作品:681作品
以下、上記新人賞をきっかけとしてデビューした作家一覧(刊行タイトル/作家名)とその受賞タイトル、一年以内に新作を出しているか否かの一覧です。
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・デビュー作家人数と生き残った作家の割合:7名中2名(28.6%)
・新人賞応募総数より生き残った作家の割合:681作品中2名(0.29%)
ファミ通文庫と言えば、そのレーベル名からも分かる通り昔はゲームノベライズが多いレーベルでしたが、昨今では多くのオリジナルタイトルを刊行しています。
昨今のタイトルとしてはやはり『バカとテストと召喚獣』が目立った作品であったという印象が強いですが、それ以外にも多くのヒット作品を生み出しているレーベルです。
ちなみに私はこの新人賞にも昔応募した事がありますが、確か一次選考の時点で落選しています。新人賞に受かるって難しいんだなぁ……(遠い目)
そんな新人賞よりデビューした作家陣についてですが、生き残り作家は2名と少なめ。その内、更伊俊介先生の『犬とハサミは使いよう』はアニメ化まで持っていった人気タイトルですね。あのとんでもないノリと勢いは凄かったです、いやマジで。
対象となった新人賞名:第9回スーパーダッシュ小説新人賞 応募総数:799作品
以下、上記新人賞をきっかけとしてデビューした作家一覧(刊行タイトル/作家名)とその受賞タイトル、一年以内に新作を出しているか否かの一覧です。
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・デビュー作家人数と生き残った作家の割合:4名中2名(50%)
・新人賞応募総数より生き残った作家の割合:799作品中2名(0.25%)
2014年よりダッシュエックス文庫が創刊された事により事実上廃止されたレーベルではありますが、作家陣はその後のレーベルでも活躍されております。
新人賞の傾向としてはこのレーベルだけが40文字×34行の形式で用紙200ページまでとなっており、他レーベルより圧倒的に長い作品を送る事が出来る事から私も重宝しています。
文章を纏められないだけという説 ちなみに上記の形式で200ページだと大体文庫本でいう400ページとなります。中々の長文です。他レーベルだと精々150ページまでとなっている為に長くなりすぎた作品を受け入れてくれる懐の熱い編集部であると言えるでしょう。私の書いたくっそ長い作品を受け入れて戴き大変ありがとうございます。落ちましたよ、ええ(真顔)。
生き残った作家は2名という事です。50%なら多い……のか? おら、感覚が麻痺してきたぞ(悟空)。
対象となった新人賞名:第4回小学館ライトノベル大賞 応募総数:803作品
以下、上記新人賞をきっかけとしてデビューした作家一覧(刊行タイトル/作家名)とその受賞タイトル、一年以内に新作を出しているか否かの一覧です。
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・デビュー作家人数と生き残った作家の割合:5名中0名(0%)
・新人賞応募総数より生き残った作家の割合:803作品中0名(0%)
ライトノベル界のカテゴリーエラーと呼ばれているらしい(?)ガガガ文庫ですが、確かに様々なラインナップから考えるにその呼び名は相応しいと思われます。
近年では怪物作とも呼べる大ヒット作『やはり俺の青春ラブコメは間違っている』を刊行しており、その他諸々の盛り上がりを見せるレーベルであります。
しかし、その結果ですが、生き残りは0人。当然、年度をずらせば生き残っている作家が居るであろう事は間違いないのですが、0人のインパクトはデカい。同じレーベルでもその大きな差は厳しいですね。
対象となった新人賞名:第4回ノベルジャパン大賞 応募総数361作品
以下、上記新人賞をきっかけとしてデビューした作家一覧(刊行タイトル/作家名)とその受賞タイトル、一年以内に新作を出しているか否かの一覧です。
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・デビュー作家人数と生き残った作家の割合:8名中3名(37.5%)
・新人賞応募総数より生き残った作家の割合:361作品中3名(0.83%)
HJ文庫と言えば他強豪レーベルより一歩引いたレーベルという印象が強いですが、こうして見る限り生き残りという観点から見れば良い印象を覚えます。
まず拾い上げがあるらしき事。調べていて初めて知ったのですが、どうやら拾い上げでの刊行作品があるようです。その他、応募総数の少なさとは対照的に刊行作品は多い上、生き残りも三人。ワナビとしてみれば魅力的なレーベルですね。
ただ、拾い上げ作家二人が生き残っているのは対照的に受賞作家の殆どが厳しい状況と言うのもまた気になります。他年度を調べる価値が十分にあるレーベルですが、デビューという観点、さらに生き残りという観点から見ればお薦めのレーベルなのではないでしょうか。
対象となった新人賞名:第二回GA文庫大賞 応募総数796作品
以下、上記新人賞をきっかけとしてデビューした作家一覧(刊行タイトル/作家名)とその受賞タイトル、一年以内に新作を出しているか否かの一覧です。
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・デビュー作家人数と生き残った作家の割合:4名中2名(50%)
・新人賞応募総数より生き残った作家の割合:796作品中2名(0.25%)
レーベルとしての歴史は電撃文庫、ファンタジア文庫、MF文庫などに劣りますが、昨今としては最も勢いがあるのではないかと思われるレーベルの一つ。メディアミックスによる宣伝効果も手伝って次々とヒット作を飛ばしています。
ちなみに最近では白鳥士郎先生の新作『りゅうおうのおしごと!』が私の中でのお気に入り。いや、ホントあれエンタメ的にもテーマ的にも素晴らし過ぎるでしょ(ステマ)
それはそれとして、新人賞作家の扱いも良いと評判のGA文庫ですが、その生き残りは半分の二名。個人的には海空りく先生がこの一覧にいるのも驚きです。その勢いを鑑みてもお薦めのレーベルではないかと思われます。
対象となった新人賞名:第一回一迅社文庫大賞 応募総数221作品
以下、上記新人賞をきっかけとしてデビューした作家一覧(刊行タイトル/作家名)とその受賞タイトル、一年以内に新作を出しているか否かの一覧です。
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・デビュー作家人数と生き残った作家の割合:2名中0名(0%)
・新人賞応募総数より生き残った作家の割合:221作品中0名(0%)
あくまでも私の印象として欲しいのですが、いまいちパッとした印象を聞かない一迅社文庫。ただ、昨今ではアニメ化作品である『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件』などがヒットを飛ばしている為、今後に期待したいところ。
そんな中、どうやら2010年が第一回の新人賞主催であったらしい一迅社文庫ですが、第一回の印象として生き残りが0人は厳しいところ。実際1回はその新人賞の顔にもなり今後を左右する場合が強いので、編集部も頑張ったんだろうとは思いますが……。
ちなみに一迅社文庫大賞は今年も開催されており、つい最近2015年度の大賞が発表された模様。今後の作家にも期待されてい
るのではないでしょうか。
対象となった新人賞名:第一回京都アニメーション大賞 応募総数:未発表
以下、上記新人賞をきっかけとしてデビューした作家一覧(刊行タイトル/作家名)とその受賞タイトル、一年以内に新作を出しているか否かの一覧です。
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・デビュー作家人数と生き残った作家の割合:5名中0名(0%)
・新人賞応募総数より生き残った作家の割合:応募総数が不明な為、確認出来ず。
ライトノベルレーベルとしてはまだまだ発展途上と言う印象が強いKAエスマ文庫ですが、主催の新人賞に送るメリットとしてあの京都アニメーションにアニメ化して貰える可能性があるという最大最強のメリットがあります。現に一覧の『中二病でも恋がしたい!』は二期まで放映されたヒット作ですね。
そんなライトノベルレーベルですが、その生き残り作家は0人。しかも受賞した内の三人が刊行なしというのは少々厳しい。しかも刊行された内の一人である一之瀬六樹先生ですが、その最後の刊行作品はGA文庫での発売。デビュー作や『たまこまーけっと』のノベライズ(?)などにてKAエスマ文庫での仕事はしていたようですが……、個人的に虎虎先生がどうなっているのかも私、気になります!
アニメ化というのは大きな魅力ですが、生き残りという観点から観たら厳しいのが現状のようですね。応募する方は最低でも兼業を目指される方にするべきでしょう。
対象となった新人賞名:第一回『このライトノベルがすごい!』大賞 応募総数:752作品
以下、上記新人賞をきっかけとしてデビューした作家一覧(刊行タイトル/作家名)とその受賞タイトル、一年以内に新作を出しているか否かの一覧です。
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・デビュー作家人数と生き残った作家の割合:5名中3名(60%)
・新人賞応募総数より生き残った作家の割合:752作品中3名(0.40%)
このライトノベルが凄い! と言えば年に一度開催されるライトノベル内で最も大きな賞と言っても過言ではありませんが、それを主催している宝島社主催のレーベルですね。後発である事から今はまだ発展途上という感覚が強いです。
ただ、単純にその生き残り確率から見れば60%と少なくはない感じ。これが第一回である事から第二回、第三回と良い生き残り率であるならば非常に期待のモテるレーベルなのではないでしょうか。
・一先ず全体での分析結果は?12レーベル合計でのデビュー人数は76名。
その内、生き残った作家の人数は32名。
12レーベル全体のデビュー作家人数の内、生き残れる確率は48.7%
12レーベルでの新人賞応募総数合計は12039作品(内、京都アニメ―ション大賞の応募総数は不明な為、含めておらず)。
12レーベル全体の応募総数分の内、デビュー出来る確率は0.63%
12レーベル全体の応募総数分の内、生き残れる確率は0.27%
なんだこの結果は……止めてくれよ……(絶望) いや、だってワナビな私がデビューして6年後生き残れる確率が0.27%とか……ヤバすぎひん?
ただ、この結果から好意的な解釈も出来ます。
とある集計からはデビューした作家が5年後生き残れる確率は
5%以下であるという記事を拝見した事があります。
ただ、今回の結果では5年後よりも長い6年後、しかも生き残れる確率は10倍近くの48.7%。
そういう意味では昔よりレーベルが増えた事や市場が広がった事などにより生き残れる確率が増えたという事なのでしょうか。
当然、その市場の広がりが今後少子化などの影響により減少する可能性もあります。ただ、今ラノベを見ている層が今後20年以上、なんだかんだ言ってライトノベルを読んでくれる可能性がない事もないです(超希望的観測)。
まあ取り敢えずデビューさえ出来てしまえばその生き残り確率が48.7%というのは希望の持てる数字なのではないでしょうか。
……まあ二人に一人はヤバいって事なのだろうけれども。
・各レーベルをデビュー作家人数における生き残った作家の割合で比べた場合一位 角川スニーカー文庫 3名中3名(100%)
二位 このライトノベルがすごい!文庫 5名中3名(60%)
三位 電撃文庫 23名中13名(56.5%)
四位 MF文庫 6名中3名(50%)
四位 GA文庫 4名中2名(50%)
四位 スーパーダッシュ文庫 4名中3名(50%)
七位 HJ文庫 8名中3名(37.5%)
八位 ファミ通文庫 7名中2名(28.6%)
九位 ファンタジア文庫 4名中1名(25%)
十位 ガガガ文庫 5名中0名(0%)
十位 KAエスマ文庫 5名中0名(0%)
十位 一迅社文庫 2名中0名(0%)
・各レーベルを新人賞の応募総数分における生き残った作家の割合で比べた場合一位 HJ文庫 361作品中3名(0.83%)
二位 このライトノベルがすごい!文庫 752作品中3名(0.40%)
三位 角川スニーカー文庫 806作品中3名(0.37%)
四位 ファミ通文庫 681作品中2名(0.29%)
五位 電撃文庫 4842作品中13名(0.27%)
六位 スーパーダッシュ文庫 799作品中2名(0.25%)
七位 GA文庫 796作品中2名(0.25%)
八位 MF文庫 1240作品中3名(0.24%)
九位 ファンタジア文庫 738作品中1名(0.14%)
十位 ガガガ文庫 803作品中0名(0%)
十一位 一迅社文庫 221作品中0名(0%)
測定不能 KAエスマ文庫 応募総数が不明な為、確認出来ず。
うん、なんだかよく分からないね(直球)! とは言え、応募総数分の生き残り確率の場合、HJ文庫が若干飛び抜けていますね。基本的にはデビュー作家はこの少なさだと個人個人の責任が大きい為、比べる事にあまり意味はないと思いますが、応募総数分の生き残りは応募総数が基本的に年度年度でそう大きく変わる事がないので、比べる意味も多少はあるのではないでしょうか。
まあそのHJ文庫でさえ、1000人いたら8人くらいしか生き残れないとかいう超絶難易度なんだけどさ! とは言え、全体の生き残り確率は何となく判明した為、こちらは多少の参考になると思います。
各レーベルで比べる場合は近年の傾向から平均値を算出して調べる必要があると思いますが……、それはちょっと面倒だなぁ。この記事書くだけでもぶっちゃけ三日くらい使っているからね。しかも結構な時間。誰かこの僕を褒めてくれよ……。
今回の記事を書く分析をするに当たって各サイト様を参考にさせて戴きました。
本当に助かりました! 勝手ながらお礼をさせて戴きます! ありがとうございました!
以下、参考サイト一覧
・BOOK・OF Onlineラノベ新人賞特集ページ「http://www.bookoffonline.co.jp/files/lnovel/pickup/pickup_rookie_dengeki.html」
・Amazon 商品検索
・Wikipedia
・各作者様ツイッター、ブログ等
・検索サイト各種
・「ラノベの杜」様
さて、ここまで書きましたが少しは参考になったでしょうか。
ちなみに、この記事を書くにあたって参考にさせて戴いた数値なのですが、私のガバガバ分析の所為で数字を若干間違えていたりするかも知れません。もし間違っていたら追記を載せた上で土下座せんばかりの勢いで謝りますので何卒ご容赦をお願い致します。
自分の参考として調べてはみましたが、やはりその確率の低さと厳しさには若干の怖れが出てしまいますねぇ……。
しかしながら、まあなんだかんだでこちらを参考にさせて戴きながらもワナビは続けると思いますので、宜しければ応援の程をお願い致します。
では、以上。出来れば普段の記事も宜しくね。そんな感じ。
ではではでは-。
※追記最近、もう少し詳しくラノベ作家生存率について調査してみた記事を書きましたので、もっと深く広く知りたいのであればこちらも参照してみて下さい!
ラノベ作家の生存率は四割以上!? ラノベ新人賞受賞作家の生存率とその共通項について調べてみた!
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