Storyline
20年前の堕胎専門病院・堕胎反対運動団体(例の宗教の方々ね)の病院爆破事件から物語は始まるのよ。
どかーん♡
もちろん、爆破時にも通常通り堕胎手術中だったワケだが・・・・
それから20年の歳月がながれ、ココはオーストラリアの郊外のお屋敷。
家の主は未亡人のダイアンとその息子のダウン症のジェリーが、せっせとクリスマスパーティーの用意をして、ダイアンの娘達が来るのを待っていた。
そして、娘達とその旦那がワイワイとやってくるのだが・・・
もう一人の歓迎されない人物もやって来るのだった。
その歓迎されない人物(彼)の名はクレタス。
奇妙な足どりでズルズル歩き、顔を包帯で隠し、喋ることもおぼつかないクレタス。
そんなクレタスは黒いマントを引きずりながら、まだ見ぬ愛しい母親に会う為に遥々とやって来た。
手にはまだ見ぬ母に書いた手紙を持って。
そのまだ見ぬ母親とは、一家で楽しくクリスマスを過ごそうとしていたダイアンだった。
ダイアンが彼を産み落としてすぐ爆破事件で、劇薬の入ったバケツに入れられ、醜く不自由な身体になった彼。
そんな身体の彼がダイアン会いたさにダイアン一家の家のチャイムを鳴らすのだが・・・
母親ダイアンに拒絶された時、クレタスの悲しい怒りの矛先はダイアンの一家に向けられる!(私は全面的にクレタスの味方です!!)
20年間も母を思い続けていたこの気持ちを怒りに変えてっ!
殺るべしっ!!ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!
殺るべしっ!ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!
殺るべしっっ!ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!
Review
10月なんに、今月2本目のクリスマス映画でござい( ・`ω・´) うむ。
いやぁ、良かった!Slasher映画らしいSlasher映画を観た満腹感あります。
『殺人鬼がまだ見ぬ母恋しい一心で、クリスマスパーティーで集まった家族を襲う!』
なんですが・・・異形のクレタスがダイアン一家を襲うまでになる過程が可哀相過ぎる(´д`、)ウウウッ
20年間、人目に触れずに生きて来たクレタスがダイアンに宛てた手紙を手に、陽の光にさらされてヨタヨタとダイアンの家を目指すワケですが。
途中でクレタス外見を笑い、あげくクレタスに放尿する爺さんが居たり。
ようやく会えたダイアンにカタコトで一生懸命に書いた手紙を読んだり(内容はヒデェが)・・・とにかく健気!
それに反してダイアンの一家はクソで、仲が悪いのはモチロン。
ダイアンの堕胎事実を責めたてるクリスチャンの長女。
妊娠中なのに酒タバコやる次女。
まぁ、一番クソだったのはダイアンw
自分の20年前に産んだ子供クレタスに全力で『Fuck you!Fuck you!』言って、鬼の形相でナグルケールですよw
この、クソっぷりは監督さんの作戦とみたw
愛情いっぱいで育てられたダウン症のジェニーとクレタスが対峙するシーンは良かった、グッときた(*´д`)うまいわー!
舞台がオーストラリアって事でね、クリスマス時期って向こうでは真夏気温ってのもあって、この作品も『Red Christmas』言ってますが、まったくクリスマスっぽくないんだよねぇ。いや、一生懸命、BGMやライトでクリスマス感を醸し出してるフシはあるが・・・
その分クリスマスの小ネタ・小道具を使った殺り方があっても良かったかもしれぬ。
とはいえ、粒揃いの殺りっぷり♡
ミキサー後頭部には滾りましたわw
あんなん笑うわ!その他もバリエーションに富んだ殺り方も凝ってますんでね、
Slasher映画マニアの方のも鳩胸張ってオススメできる作品です。
良作なんで来年のクリスマス辺りにレンタルされるような気がしますね。
個人的に健気なクレタスに情が湧出たので、続編・シリーズ化したら良いとオモウヨ(о´∀`о)