図書室で本を隠したよね? 最近の子供も隠しているのか調べる
2017/10/24ライター:地主恵亮
図書室というものがある。本が大量に並んでいて、それを借りることのできる場所だ。小学校や中学校には必ずあるので、誰もが行ったことがあると思う。そして、本を隠したこともあるだろう。
一度に借りることのできる本には制限があって、次に借りたい本を見つけた時に、他の人に借りられないように、隠しておくのだ。その隠し方は様々だった。もう一度、本を隠してみようと思う。
図書室の楽しみ
小学校の図書室には、子供心をくすぐる数多くの本がある。「ズッコケ三人組」、「ウォーリーを探せ」、「タンタンの冒険」など、読みたくて読みたくて仕方がない本が並んでいるのだ。ただポイントは限りがあるということだ。
山梨県・小菅村の図書室にやってきました!
図書室にはいろいろな限りがある。一度に借りられる冊数や、図書館にある本の数など限りがあるのだ。人気の本でも1冊くらいしかないのだ。そのため借りたくても借りられないことが起きる。そんな時は隠すのだ、次に自分が借りるまで本を隠すのである。
小菅村の司書の権正さんに最近の小学校の図書室について話を聞きます!
最近の子供も本を隠す?
30代である私は小学生の頃、バリバリに本を隠していた。読むよりも隠すことがメインと言ってもいいかもしれない。では、最近の子供もその文化を受け継いでいるのだろうか。そこで小菅村の司書である権正さんに話を聞いた。
本を隠すことについて話を聞きます!
人気の本を見つけたら、
人気なさげな本の裏に、
隠す!
パッと見ではわかりません!
図書室では誰もが本を隠していた、と思っていたけれど、最近の子供は隠さないらしい。というか、世代は関係ないらしい。他の人にも話を聞いたりしたのだけれど、隠した経験のある人はざっくり50%くらいだった。世代ではなく人によるらしい。
辞典などを箱から出して、
その箱に本を入れて、
棚に戻す
これも王道ですよね?
どんな本を読んでいるの?
本を隠す子供がこの村にはいなかった。心優しい人々で溢れているのだ。いや、私も心優しいのだけれど、隠していたので心優しいと本を隠すは別問題かもしれない。ちなみに隠していた本は「ズッコケ三人組」などだった。
大人気の本だったので隠していました!
ウォーリーが大人気でした!
これがいま子供に大人気の「ミッケ!」です
大人気でしたよね?
懐かしの隠し方
今と昔で流行りの本は異なるようだ。ズッコケ三人組が今ではあまり、というのは衝撃だった。私と同じくらいの世代の人は必ず読んでいた気がする。そして、本も隠さない。時代は変わったのだ。だからこそ、本を隠すテクニックを残していきたい。
隠したい本を、
分厚い辞典に、
挟んで、
隠す!!!
この方法もあったと思う。少し上級者の隠し方だ。薄い本を隠す場合にはベストだ。本が痛む、という考えももちろんあるけれど、小学生の頃はあまり考えていなかった。読みたい本のことしか考えていなかったのだ。
読みたい本を、
人気なさげな本に、
このように挟んで、
隠す!
上級者だ。隠していた人にとっては、「あった!」と懐かしく感じる方法。ちなみに今回の隠し方は、いろいろな人に聞いて集めた。忘れていた隠し方や、知らなかった隠し方もあって、とても新鮮だった。
棚の高いところに、
本を置くという、
シンプルな隠し方!
初歩的な隠し方であり、シンプルだけれど、周りが隠す方法にこだわり出した時は、これが一番有効だった気がする。次世代に残していきたい隠し方だ。権正さんはどれも知らない、と言っていた。世界は広いと思う。
どれも知らないそうですし、今の子供はしないそうです!
これが代本板です!
借りたい本があった場所にはさみます!
代本板を2つ用意して、
もう一冊の借りたい本も借りてしまうという方法です!
お話が終わり、権正さんと図書室を出ました!
今の図書室事情を知れる素晴らしい時間でした!
権正さんが行ってしまったあと、、、
実は持ってました!
私が使っていた最後の方法は、「もう黙って借りちゃう」だった。もう禁断の方法だ。隠すという概念を全てなかったことにする、今思えば、最悪の方法だけれど、これで本を読むことができた。しかも、読み終わると黙って返していた。全てが懐かしかった。
黙って借りるという、
子供の発想って、
怖いですね、、、
怖いイベントあります!!!
ゾンビ村KOSUGE
http://zombievillkosuge.peatix.com/view
11月4日に小菅村で「実在の村がお化け屋敷に!!禁断のお化け屋敷『ゾンビ村KOSUGE』」が行われます。毎年小菅村で行われる、農産物を買うことができたり、村と関わりのある企業がブースをだしたりする「大地の恵みまつり」に今年はゾンビが加わります。
おくれてきた小菅村のハロウィン
ゾンビイベントは昼の部と夜の部があり、昼の部は「小菅の湯」の室内で、夜の部は「小菅の湯」の周辺で、ゾンビがあなたを襲います。ナイトバーなどもあります。詳しく下記URLを読んでください!
ゾンビ村KOSUGE
http://zombievillkosuge.peatix.com/view
ぜひお越しください!
ちなみに「ゾンビを倒せる本はありませんか?」と権正さんに聞いたら、分厚い辞典みたいなものを持ってきて、「これで殴ります、角で殴るといいですね」と言っていました。司書さんなのでこの本にこんなことが書いてありました、を期待したけど、実用的な方法が出てきた。
このような分厚い本で、
殴ります!
ぜひ来てね!
ゾンビ村KOSUGE
地主恵亮
1985年福岡生まれ。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。東京農業大学非常勤講師ですが、たいだい家にいます。ご連絡は「jinushikeisuke@gmail.com」までお願いします。