最高裁判所の裁判官の国民審査は、１５人の裁判官のうち、任命されてからまだ審査を受けていない７人について衆議院選挙とともに告示され、２２日に投票が行われました。

総務省によりますと、審査を受けた小池裕氏、戸倉三郎氏、山口厚氏、菅野博之氏、大谷直人氏、木澤克之氏、林景一氏の７人は、いずれも罷免すべきだとする票が過半数に達しなかったことから全員信任されました。

国民審査の投票率は、前回（平成２６年）の審査より２．４４ポイント高い、５３．３４％でした。

最高裁判所の裁判官の国民審査は昭和２４年から始まり今回が２４回目ですが、これまでに罷免すべきだとする票が過半数に達したことはありません。