発達障害がある場合、早めに障害に気づき、適切な療育につなぐことで、社会に適応する能力を身につけ、さまざまな能力を伸ばしていくことができます。もし、「うちの子は発達障害なのだろうか」など、気になることがあるときは、お住まいの市町村の窓口や「発達障害者支援センター」にご相談ください。発達障害者支援センターでは、発達障害者の日常生活についての相談支援などを行っているほか、医療、保健、福祉、教育、労働等の各関係機関と連携を図りながら、障害の特性とライフステージに合わせた支援を提供しています。
そのほか、「発達障害情報・支援センター」「発達障害教育情報センター」でも、発達障害のある人やその家族、支援者のための、さまざまな情報を提供しています。
発達障害者支援センター
発達障害がある子ども(人)への支援を総合的に行うことを目的とした専門的機関です。都道府県・指定都市(または、都道府県知事等が指定した社会福祉法人、特定非営利活動法人など)が運営しています。発達障害のある子ども(人)とその家族が豊かな地域生活を送れるように、保健、医療、福祉、教育、労働などの関係機関と連携し、地域における総合的な支援ネットワークを構築しながら、さまざまな相談に応じています。
発達障害情報・支援センター
発達障害情報・支援センターは、発達障害に関する調査・研究、国内外の研究成果等の情報収集・分析、本人や家族、全国の発達障害者の支援機関及び一般国民に対して、発達障害に関する正確で信頼できる情報を発信・啓発を行う機関です。また、国立特別支援教育総合研究所・発達障害教育情報センターと情報共有・情報交換することで、各ライフステージに対応した情報を提供しています。
発達障害教育情報センター
発達障害教育情報センターは、発達障害にかかわる教員および保護者をはじめとする関係者への支援を図り、広く国民の理解を得るために情報提供や理解啓発、調査研究活動を行う機関です。発達障害のある子どもの特性に応じた、教育的支援に関する研究や、文献、研究会など、発達障害に関する教育についてさまざまな情報を提供しています。
~被災地で、発達障害児・者に対応されるみなさんへ~
平成23年3月11日に発生した東日本大震災および長野県北部地震などにより、多くの方が避難所での生活を強いられ、不安な日々を過ごされています。こうした中には、自閉症をはじめとする発達障害のある方も含まれ、生活環境の変化への対応が難しく、より困難で厳しい環境におかれています。
発達障害情報・支援センターホームページに、被災地で自閉症、発達障害児・者に対応することが必要な方々(避難所での支援に携わる方、家庭で一緒に過ごす家族)に理解しておいていただきたいこと、ご協力いただきたいことをまとめ、紹介しています。
※サイトのアドレスはこちら。
http://www.rehab.go.jp/ddis/災害時の発達障害児・者支援について/