研修医の過労自殺 遺族が市や病院長らを告発へ 新潟
新潟市民病院の研修医が長時間の残業による過労が原因で自殺した問題で、この病院では月に170時間を超える残業など違法な長時間労働を放置しているとして、研修医の遺族側が市と病院長らを労働基準法違反の疑いで近く労働基準監督署に刑事告発する方針を固めました。
去年1月、新潟市民病院の研修医、木元文さん(当時37)が市内の公園で自殺し、新潟労働基準監督署は、月の残業時間が160時間を超えるなど長時間の残業による過労が原因の労災と認定するとともに、病院に是正勧告を行いました。
遺族側の弁護士によりますと、この病院では、ことし1月からの半年間に延べ90人の医師らに労使協定で定めた上限を大幅に超える残業をさせ、最大で月に177時間に上るケースがあることがわかりました。
遺族側は、勤務時間を自己申告する仕組みになっていることや、研修を自己研さんと見なし勤務として認めないことなどが過労死を招いた原因だとして、市や病院に改善を求めてきましたが、受け入れられなかったということです。
このため遺族側は、病院が違法な長時間労働を放置しているとして、市と病院長らを労働基準法違反の疑いで近く労働基準監督署に刑事告発する方針を固めました。
遺族側の弁護士は「同じ被害を繰り返さないよう厳しい処罰を求めたい」としています。
遺族側の弁護士によりますと、この病院では、ことし1月からの半年間に延べ90人の医師らに労使協定で定めた上限を大幅に超える残業をさせ、最大で月に177時間に上るケースがあることがわかりました。
遺族側は、勤務時間を自己申告する仕組みになっていることや、研修を自己研さんと見なし勤務として認めないことなどが過労死を招いた原因だとして、市や病院に改善を求めてきましたが、受け入れられなかったということです。
このため遺族側は、病院が違法な長時間労働を放置しているとして、市と病院長らを労働基準法違反の疑いで近く労働基準監督署に刑事告発する方針を固めました。
遺族側の弁護士は「同じ被害を繰り返さないよう厳しい処罰を求めたい」としています。
研修医の過労自殺 遺族が市や病院長らを告発へ 新潟
新潟市民病院の研修医が長時間の残業による過労が原因で自殺した問題で、この病院では月に170時間を超える残業など違法な長時間労働を放置しているとして、研修医の遺族側が市と病院長らを労働基準法違反の疑いで近く労働基準監督署に刑事告発する方針を固めました。
去年1月、新潟市民病院の研修医、木元文さん(当時37)が市内の公園で自殺し、新潟労働基準監督署は、月の残業時間が160時間を超えるなど長時間の残業による過労が原因の労災と認定するとともに、病院に是正勧告を行いました。
遺族側の弁護士によりますと、この病院では、ことし1月からの半年間に延べ90人の医師らに労使協定で定めた上限を大幅に超える残業をさせ、最大で月に177時間に上るケースがあることがわかりました。
遺族側は、勤務時間を自己申告する仕組みになっていることや、研修を自己研さんと見なし勤務として認めないことなどが過労死を招いた原因だとして、市や病院に改善を求めてきましたが、受け入れられなかったということです。
このため遺族側は、病院が違法な長時間労働を放置しているとして、市と病院長らを労働基準法違反の疑いで近く労働基準監督署に刑事告発する方針を固めました。
遺族側の弁護士は「同じ被害を繰り返さないよう厳しい処罰を求めたい」としています。