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ランニング編 その3
走りを変える正しい靴ひもの結び方。

自分に適したランニングシューズを正しい靴ひもの結び方で履くことにより、足とランニングシューズの一体感を作り、 本来のランニングシューズのパフォーマンスを引き出すことができます。また、正しく靴ひもを結ぶことにより、ケガの抑制をサポートしてくれるので、 ランニングを始められる皆さんに是非お試しいただきたいと思います。

ランニングシューズの正しい履き方と靴ひもの結び方

ランニングシューズは、正しい履き方と正しい靴ひもの結び方によって本来の性能を発揮します。まず必ず靴ひもを全体的にゆるめてから足入れをしましょう。 踵を地面にトントンとさせて、踵をシューズにぴったりと合わせます。これにより足をずれにくく固定することができます。次に靴ひもの結び方です。 前足部はきつく締めすぎないように、中足部(甲のあたり)から徐々に締め込んでいきましょう。最後の穴を通したら靴ひもを真上に引っぱります。これにより足首がしっかりと締まります。 そして靴ひもを一度クロスさせたら、足を地面に一回置きます。今度はそのまま踵を上げて蹴り出すスタンスをとります。 これが足が一番広がった大きい状態ですので、このまま蝶結びて締め込んで完成となります。このように正しい履き方を覚えて快適なランニングを楽んでください。

  • 1.足を入れる前に全体に靴ひもを緩めます。
  • 2.踵側をトントンとさせて踵をシューズに合わせます。
  • 3.前足部はきつく締めすぎずに中足部から徐々に締め込みます。
  • 4.最後の穴を通したら靴ひもを真上に引っぱります。
  • 5.靴ひもをクロスさせます。
  • 6.踵を浮かせ、蹴り出しで足が一番大きくなる状態にして締め込みます。

靴ひもの通し方は「アンダーラップシューレーシング」と「オーバーラップシューレーシング」の2種類

靴ひもの通し方には代表的な「アンダーラップシューレーシング」と「オーバーラップシューレーシング」の2種類があります。 「アンダーラップシューレーシング」は左右交互に穴の下から靴ひもを通す方法で、初心者はこの結び方が向いています。 長時間履いても圧迫感がなく、タイムを気にせずに楽しく走りたい方や長距離のランニングに向いた通し方で、足の甲が高い人にもお勧めです。 また、「オーバーラップシューレーシング」は穴の上から靴ひもを通す方法です。 緩みにくく、足をしっかり包み込み、足との一体感を生むので、タイムを縮めたい方やトラック競技など、シリアスランナー向けの結び方です。 また瞬発力を要する球技や、全てのスポーツカテゴリーのスパイクに合った通し方で、足の甲が低い人向きと言われています。 ただし、人によって足に合う通し方は違うので、自分に合った通し方を見つけてください。 自分に適したひもの通し方を知ることで、足が故障しにくくなり、長くランニングを楽しむことができます。


  • アンダーラップシューレーシング

    シューズの穴の下から靴ひもを通します。長時間履いても圧迫感が無いので長距離や初心者向き。

  • オーバーラップシューレーシング

    シューズの穴の上から靴ひもを通します。上から締めることで足との一体感を得られます。競技者向き。

ダブルアイレット

さらにフィット感を高めたい方は『ダブルアイレット』という結び方があります。1番上の穴のさらに奥にある穴にクロスさせずに外から中へ通し、 左右に出来た輪の中にそのままクロスさせて通します。通したひもを外に引っ張り上げたら、クロスをさせて蝶結びをして完成です。 ひもの長さが気になっている方にも適した結び方になります。

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