金子氏の発言
アイヌ文化期は13世紀ごろからと言われておりますけれども、札幌では旧石器時代から人が住んでいたことが明らかになっております。この人々は、もちろんアイヌではありません。(2014/9/22 札幌市議会)
“The history of human populations in the Japanese archipelago inferred from genome-wide SNP data with a special reference to the Ainu and Ryukuan populations”
図5 本研究の結果と考古学的な証拠に基づいて日本列島の3地域における人類集団の発展史のシナリオ。北部、中央、そして南部の集団は、それぞれ今日のアイヌ人、本土日本人、そして琉球人に対応し、私たちは正確な時間を概算できないのではあるが、同時に縄文時代の間に発散したと仮定している。先住縄文人と弥生移民の混合が3000年前に弥生時代が始まった後のある時期に起きたと仮定した。縦の矢印は歴史的な時間での遺伝子の流れを表しているが、それぞれの時期や頻度はかなり推定が含まれる。
Jinam et al, Journal of Human Genetics (2012), 57, pp. 787-796
A3:
北海道では縄文時代から現在のアイヌ民族に至るまで、住人の入れ替わりは認められない。つまり、旧石器時代の遺跡を残した人の末裔が現在のアイヌ民族である。
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