液体窒素に浸すと柔らかい成熟したバナナでも瞬間冷凍され、くぎでも打ててしまうほどかちかちになる。この動画では液体窒素によって硬化した果物・野菜・コーラ缶を金づちや手によって粉砕する実験が行われている。
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新鮮な果物や野菜が瞬時にして粉砕
色鮮やかな果物に液体窒素が並々と注がれる。こちこちに固まった果物の実を一粒もぎ取り、金づちを振り下ろすと一瞬にして粉々に。果物の一房をたたていも同じく弾力はほとんど失われており、こまごまに破砕される。
長ネギや白菜やカリフラワー*1などの野菜も、まるで薄っぺらなガラスのように粉みじんになる。
続いて、同じ手順でペプシコーラの缶を強打してみると、まずアルミ缶が陥没して割ける。そして、中から液体から固体になった粉末状のコーラが散らばる。そのあとも、執拗(しつよう)に金づちを打ち付けているが、途中から面白くなって止まらなくなったのは想像に難くない。
液化窒素の瞬間冷却で直ちに破砕できる物とそうでない物
冒頭でも触れたが、過去に瞬く間に冷やされたバナナで釘を打ち付ける自動車オイルのテレビ広告があった。もっとも、その主旨は「バナナが凍り固まってしまう低温でも、当社のオイルは凍結しない」ことを人々に訴え掛けるものだった。
液体窒素で瞬間冷凍した直後に壊しやすい物と、そうでない物があるのだ。果物や野菜のように水分を多量に含む物は壊しやすい。水が冷却されたときにできる小さな結晶によって、破壊されやすくなるそうだ。
反対にゴムボールのように空気を含み、断熱されている物は壊すのに時間がかかる。熱を伝えにくくする素材が含まれているため、最初のうちは表面だけが冷却され、内部に行き渡るまで時間がかかるそうだ。
くれぐれも凍ったヤングコーン*2と間違えて自分の指を猛烈に強打してしまわないように注意してもらいたい。
液体窒素で証拠隠滅を図ろうと悪巧みするのはよしたが方がよい。なぜなら、しまいには己の心まで凍らせる羽目になるのだから。
(出典:YouTube)
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