ご挨拶


武蔵野大学 学院長
武蔵野大学孔子学院 理事長
田中 教照

孔子学院パンフレットご挨拶文

このたび本学に孔子学院が設立されましたことは大いなる喜びです。
日本と中国はお互いに隣国であり、永い間、文化や学術において交流を重ねてきた間柄です。この度の孔子学院の設立も、その日中交流をさらに促進する拠点として重要な役割を果たしてくれるものと期待しております。
そもそも、本学の創立者である高楠順次郎先生は、中国人留学生を日本に受け入れ、日本語や専門科目を教える日華学堂の設立(明治31年(1898))に関係しておられました。孔子学院が日華学堂の精神と同じように、日中の交流を確実なものにする重要な活動拠点となるように協力したいと考えます。
そこで、孔子学院のこれからの活動としては、中国と日本の往来を活発にすると同時に、言語を中心とする文化・思想について学び、特に、経済やビジネスなど現代中国社会の動きを正しく理解して、お互いが誤解に起因する不幸な対立を招かないよう努力することを目標にしたいと思います。
情報社会の現代は世界中が網の目のように繋がり合っているので、常にグローバルな視点から考え、行動することが求められます。そのためには、隣国との協調関係の構築がまずもって必要でしょう。
われわれは、このような視点から孔子学院の活動に全力を傾注して協力し、日中両国民の友誼を増進するべく努力してまいります。