教諭の盗撮を隠蔽か 校長ら送検
埼玉県内の公立中学校の教諭が教室にビデオカメラを仕掛け、女子生徒の着替えを盗撮したとして逮捕された事件で、その後の調べで、この学校の当時の校長と教頭が事件が発覚しないように撮影した動画を削除させ、警察に届けていなかったことが分かりました。
警察は、当時の校長ら2人を犯人隠避と証拠隠滅の疑いで書類送検しました。
この事件は、埼玉県内の公立中学校で45歳の教諭が去年5月までのおよそ1年間、教室にビデオカメラを仕掛け、女子生徒が着替える様子を盗撮したとして逮捕されたものです。
警察のその後の調べで、この中学校のいずれも当時の59歳の校長と54歳の教頭が事件が発覚しないように盗撮した動画を削除させ、警察に届け出ていなかったことが分かりました。
警察は23日、当時の校長ら2人を証拠隠滅と犯人隠避の疑いでさいたま地方検察庁に書類送検しました。
調べに対し2人は容疑を認めたうえで「自分たちが話さない限り、盗撮の事実はバレないと思った。男性教諭に辞められると、学校に負担がかかると思った」と供述しているということです。