0. はじめに
以前、Visual Studio Codeを使ってHTML作成環境を整えるというQiitaを書きましたが、昨今、機械学習(深層学習を含む)が流行っており、Pythonをベースにした書籍が多く出版されています(Amazon:Python機械学習プログラミング、Amazon:ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装、など)。そこで今回はVisual Studio CodeでPython開発環境を準備してみることにしました。
対象のVisual Studio Codeのバージョンは 1.10.2 です。Pythonのバージョンは 3.6.0 です。
1. セットアップ
次の流れでセットアップします。
1-1. Windows環境にPythonをインストール
1-2. VSCodeにPython拡張をインストール
1-3. Lint(PyLint)をインストール
1-1. Windows環境にPythonをインストール
パッケージマネージャーのchocolateyを利用します。
chocolateyをインストールしていない場合は、下記のコマンドでインストールを実行。
@powershell -NoProfile -ExecutionPolicy unrestricted -Command "iex ((new-object net.webclient).DownloadString('https://chocolatey.org/install.ps1'))" && SET PATH=%PATH%;%systemdrive%\chocolatey\bin
インストールはすぐに終わります。コマンドプロンプトを立ち上げなおして、chocoコマンドでpythonを導入。
choco install python
1-2. VSCodeにPython拡張をインストール
下記のPython拡張用のアドインはコーディングに必要な一通りの機能(デバッグ、インテリセンス、リファクタリング、コードスニペット、等)が揃っています。
プラグイン | 名前とリンク | 用途 |
---|---|---|
Python | Linting, Debugging (multi-threaded, remote), Intellisense, code formatting, refactoring, unit tests, snippets, Data Science (with Jupyter), PySpark and more. |
Visual Studio CodeでCtrl+Pでコマンドパレットを開き、下記のコマンドを実行。
ext install python
拡張機能ペインから「Python」を選択し、「インストール」をクリック。
1-3. Lint(PyLint)をインストール
Visual Studio Codeは複数のLintツールに対応しているようですが、今回はPyLintをインストールします。(標準のLinterらしいです→DonJayamanne/pythonVSCode Linting
コマンドプロンプトで下記を実行。
pip install pylint
Visual Studio Codeにもどり、pylintを利用する設定(ファイル→基本設定→設定)ができているかを念のため確認します。
// Whether to lint Python files.
"python.linting.enabled": true,
// Whether to lint Python files using pylint.
"python.linting.pylintEnabled": true,
2. おわりに
これでセットアップ完了です。特に引っかかることもなかったです。