昨晩、カミナリ親父と共にゾンビ映画を見てしまい
影響を受けやすい私は、その夜はゾンビの夢を見てしまった・・・
ゾンビに家を襲撃されましたが、意外と冷静に対処できました。
なんで、アメリカ人ってのはゾンビが好きなんだろうか
いや、アメリカ人だけではない。
カミナリ親父もゾンビのドラマやら映画ばっか観ている
なぜゾンビというのは人々の心を魅了するのでしょう、超怖いのに
さて、先日
「ペンキと布と、セロハンテープを買ってきて」
「はぁい!!行ってきまーす!!」
元気に出かけていった2人・・・そして3分ほど経過
鳴り響くボリャさんの電話
「ロイ?どうしたの」
「あのさぁ、俺、何を買えばいいんだっけ?」
・・・・・・・・・
「お前、今すぐ戻って来い!!!」
ロイとヤン、大急ぎで帰って来て、カミナリ親父の前で“気をつけ!”
カミナリ「いいか、今から俺の言ったものをリピートしなさい。リピート・アフター・ミー!」
ロイ「リピート・アフター・ミー!」
カミナリ「違う!!まだ言ってない!!いいか、ペンキと、布と、セロハンテープ!」
ロイ「ペンキと、布と・・・ペンキ!」
ヤン「ちげーよ、布とセロハンテープと・・・布??」
カミナリ「ダメだっ!コイツら、2つまでしか覚えられない!!」
ボリャ「ロイ、ヤン!メモを持ってきなさい!(ケンが怒ったら私がとばっちりくらうじゃない!)」
怒り狂うボリャ
ヤン、ボリャに怯え必死でメモをとっている
ロイは、自分のダメさ加減に自分でウケてしまってて「ぐふふ、ぐふふ」と笑いながらメモを取っている
カミナリ親父、そんなロイを見て、怒りを通り越し、力が抜けて笑ってしまっている
そんなドリフのコントのような4人の光景を見て、周りも大爆笑
そんなロイは、スーパースター
↓カミナリ親父から借りたハーフパンツが大き過ぎて、ずり落ちているロイ(右)
そんな、くだらないコントをはさみつつ、CSAでは秋の個人面談を実施しました。
なぜかというと
キンがやはり道に迷ったままで、周りがとても心配していたからです。
キンは、少し前にも「CSAを辞めたいかも」と漏らしていて
その後、また元気に仕事をしていたのですが、またも
「CSAを辞めたいかも」
というのをFacebookに投稿してしまいました(笑)
今回は難を逃れましたが、
一応、ポラリックスは、大手携帯会社、大手テレビ局と契約を結んでいて
コンのこともあったし、さらにキンのこうした投稿を見られてしまうと信用を失ってしまうので😅
キンをなだめながら「こういう投稿はダメ」と注意しました😅
キンの本心を探るついでに、他メンバーとも面談をする運びとなりました。
これまでもそうでしたが、ポラリックスの平均年齢は21歳。
でも精神的には幼い部分もたくさんあって、あちゃーとなることもよくあります。
(この“精神的に幼い”という点に関しては、どうしても、
皆の育ってきた環境を無視するわけにはいかないと思っています。
この皆が育ってきた環境、カンボジアの背景を無視して、自分に酔ってアドバイスしたりすると
とんでもない方向へ行ってしまうということを、この5年で学びました)
契約があるんだよ、契約を破ると大変なことになってしまうんだよ、
信用を失うと仕事がもらえないんだよ
仕事がもらえないって事は、お金がもらえないんだよ
自分一人だけじゃなくて、他のメンバーにも迷惑をかけてしまうんだよ
というのを何回も説明してきてはいるのですが
一人一人、それが理解できるスピードが違うので、仕方ありません。
大きい会社と契約をしてから、既に、ヘアン、コンと離れていってしまってるので
これまでお世話になったダンスの先生方や、周りの人のサポートしてもらいながら、
今ある信頼をこれ以上減らさないように
夢に向かって必死で頑張っているメンバーたちがダメージを受けたり悲しい思いをしないように
カミナリ親父と試行錯誤しているのが正直なところです。
キンと面談した結果、キンは今、本当に自分の道に迷っていて
CSAを辞めて家族の仕事をやりたい!と思う日もあれば
このままCSAでやっていきたい!という気持ちの日もあるそうです。
キンは本気で「歌手になりたい」と思っていて、
なかなか自分が歌手になれないという事も、辞めたい理由の一因であることもわかりました。
正直、実力勝負の世界だから、歌手は難しいだろうと踏んでいるのですが
諦めなさいという資格が私たちにある訳ではないので
練習して、やるだけやってみればいいかなと思っています。
今年じゅうに答えを出したいとキン自身から言ってきたので
彼の答えを待ってみようと思います。
キン、本当に大人になったね!
最近の私は、君と話す時、思春期の難しい息子を探っている気分です。
キン以外にも不安定なのが、前にも書いた16歳・ケーエー(K.A.)です。
面談をした日にはケロっとして、ポラリックスを一生頑張りたいなどと言うので
とりあえず、ポラリックスの兄ちゃんたちが不器用ながらもどれだけK.A.に気を遣っているか
ちょっとした事で泣いたり、辞めてやるなんで言わないで
兄ちゃんたちの愛を、よく知りなさいとだけ言いました😅
ロイは、大丈夫です。
「俺は今、困っていることなんか何もなくて、CSAの毎日が楽しい」
と言っていました。
本当は、わかってるよ。君にだって、家族のこととか、悩みごとはある。
でも君は強くて良いヤツだから、それに気付かないだけ。
ちゃんと、いつも心配して見ているよ
ティーも、相変わらず甘えん坊でワガママですが、大丈夫です。
困っていることは「シェムリアップの家が大雨で洪水になっていること」
仕事がない時で、どうしても帰りたい時があれば、帰っていいよと伝えました。
そしてティーは、貯金して自分のパソコンを買いたいのだと言いました。
もっと、リンのように勉強したいのだと。
これまで、リンとノリも
「ポラリックスの人数が減らないように、みんなで一緒に」
という事に重きを置いてやってきました。
特にリンに関しては、何人かから(引き抜きとまではいかないけれど)
リン君、一緒にどう?というようなお誘いはあったけれど
リン自身がそれを拒んで「俺は自分の道は自分で選びたい」と言っていました。
「自分一人で何処かに行くのは、絶対にイヤ」だと
リンとノリは、本当に仲間を大切にしながら仕事を凄く頑張ってくれていますが
それでも、彼らが大事にしていた仲間が、様々な理由で一人、また一人と去っていきました。
そして、今なお自分の進路に悩む仲間がいます。
もしまた誰かが去ってしまった時、この2人が一番に悲しいだろうと心配しているのですが
リンとノリは
「もちろん、みんなでゴールまで行きたいけど、
また誰かが違う道を選んだとしても、俺たちは自分の夢を諦めない」
と言ってくれた
私も、そんな2人に約束しました。
「私も、もう泣いたりしないで、最後まで頑張ります。」
2人は優しく笑って、ウンウンと頷きました。・・・・生意気だなぁ
カミナリ親父、イケメンのスーパースター・リンを撮る↓
↓これが本当のリン(笑)
先月、日本に帰った時に、カミナリ親父のお父さんが
『前略、おふくろ様』
というドラマの台本を貸してくれました。
面白くて、あっという間に2冊を読んでしまいました。
ストーリーを考える人っていうのは、本当にすごい。
何人もの登場人物がうまく1本の線に乗っかっている。
どれだけ先のことまで考えて、話を作っているんだろう?
そして・・・この話を読んで、また家族のことが恋しくなってしまった
でも、20歳そこらのリンとノリに笑われるのは悔しいから
泣かずに最後まで、頑張ろう