子供との関わりは成人してからもたいへんですね。
娘は毎朝、スマホでネットニュースをチェックするんですが、
何か癪にさわった情報があったらしく、怒鳴ったり物を投げたりしました。
私が「近所の迷惑になるからやめなさい」と注意すると、
「慰めの言葉もないの?」と言ったんです。
彼女自身が原因となった怒りならともかく、
ネットニュースへの不満というのは、見た人の自己責任の範囲です。
ですから「かわいそうだね」とか「たいへんだね」と言うことは、
ちょっと違うと思いました。
だって【嫌なら見るな】はWEB閲覧のルールじゃないですか。
もっとも、たまたま違うニュースを見ていて、
その嫌な情報に当たったという可能性もなくはないですが・・・
彼女は今回の選挙である党を熱心に支援しており、
友だちに投票依頼を積極的に行っていました。
しかし望んだような結果にはならず、
そのことをすごく悔しがっていたんですよ。
娘が見たサイトには支援していた党や候補者への心ない書き込みが、
たくさんあったといいます。
でも政治の大きな流れというのは、個人の力ではどうにもなりませんし、
特定の党への投票を強制することはできません。
そもそも自分と直接関係ないことにそんなに怒っては、
ストレスがたまるだけで精神衛生上よくないと思いますね。
苛々する気持ちはよくわかるんです。
娘は昨年の夏に、3年間も勤めていた会社を体調不良でやめたんですが、
もったいないことに正社員で人間関係も良好なところでした。
本人としてはまだ勤めていたかったでしょうね。
しかし一度やめてしまった職場に復帰することはなかなか難しいです。
彼女はその後の就職活動も上手くいかず、
製造系の派遣で工場勤務することになったんですが、
今年の5月に契約を切られてしまったんですよ。
持っている能力と仕事のミスマッチが原因でした。
すると娘は別の派遣会社に登録して、
前から憧れていた品質管理の仕事をはじめました。
最初は喜んで通勤していたのですが、
8月の上旬くらいから様子がおかしくなり、
先月はとうとう1日しか勤務せずにやめてしまいました。
「職場が自宅から遠すぎる」とか、
「仕事が思っていたのとは違った」と言っていましたが、
自分で希望して就いた仕事なんですから、
もう少し努力できなかったのかと思いましたね。
娘はその仕事をしていた頃に、
物忘れがひどくなって心療内科を受診しました。
すると「自閉症スペクトラム」の疑いがあると言われ、
今度はそのことで悩みはじめました。
彼女には買い換えた車のローンや日々の生活費の問題もあるので、
どうしても仕事を続けなければならないのですが、
今月の末に再診断を受ける予定なので、
長期的な仕事はしばらくできないといいます。
そういった潜在的な不満もあったので、
ネットの嫌なニュースが引き金となって怒りが爆発したんでしょう。
【なぜ彼女は考え方を変えることができないのだろうか?】
発達障害などの可能性があるのかも知れませんが、
もし本当にそうなら嫌な情報は極力見ないようにして、
快適に過ごすことがいちばんだと思うんですけどね。
私も以前はどうでもいいことを気にして、
娘と同じように怒ったり落ち込んだりしていました。
ネットの情報で傷ついたことなどしょっちゅうです。
なので最近は、必要な情報だけをチョイスして見るようにしています。
それでも嫌なことを知ってしまったときは、
ストレス解消のためにゲームをしたり、かわいい愛猫と遊ぶんですよ。
一般的にお酒が飲める年齢になると大人だといいますが、
私は感情のコントロールが上手くなったときが成人だと考えます。
昔の偉い人は「四十にして惑わず」と言いましたが、
戸籍年齢がそうだとしても、自分を制御できなければ大人とは言えません。
娘が不惑になるのは13年後なんですが、
良いことも悪いこともたくさん経験して、しっかりと忍耐力を養い、
もっと素敵な女性になってほしいと思いました。
おまけ
娘がこのブログを読むかはわかりませんが、
彼女は野球が大好きなので、ツイッターで見つけた選手名言を載せておきましょう。
一流の人の言葉は人生論にも通じますね。
岩隈投手が書かれたこの本は、
野球をプレーしていない方にもオススメです。
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筆者もたまにはいいつぶやきをします(まぐれですが・・・)
空はいろんな姿を見せます。
笑うこともあれば、泣くこともあります。
だけど、いつか必ずいいことがあると信じていれば、
日々の暮らしは楽しいものに変わりますよ。