福岡市では、２２日午後５時前、病院の建設現場で作業用の足場が崩れ、近くを歩いていた平嶋雅男さん（６３）に当たりました。警察によりますと、平嶋さんは病院で手当てを受けていましたが、およそ２時間後に死亡しました。

大阪・岸和田市では、山の斜面が崩れて道路に土砂や水が流れ込み、動けなくなった軽乗用車の中から大阪・和泉市に住む坂内芳惠さん（６８）が見つかり、死亡が確認されました。

三重県では、２３日午前６時半ごろ、度会町の県道付近で、玉城町久保に住む山口貴大さん（２９）が、のり面に転落した車の中で死亡しているのが見つかりました。

茨城県常陸太田市では、川にあゆ釣りに出かけた６１歳の男性の行方がわからなくなっています。

大阪市東住吉区では、２３日午前１時すぎ、８０代の男性が、自宅にある物置のシャッターが風に飛ばされないよう押さえていたところ、倒れてきたシャッターの下敷きになり、頭を打って意識不明の重体だということです。

和歌山県紀の川市では、２２日午後８時半ごろ、住宅の裏山が崩れて土砂が流れ込み、この家に住む夫婦が巻き込まれ、８２歳の夫が意識不明の重体です。

このほかにも各地で高齢者を中心に転倒してけがをする人が相次いでいて、けが人は全国で合わせて１３２人に上っています。