昨日に引き続き台風について第4弾の記事です。台風21号の進路予想や21号の台風の目の直接観測に成功した記事も書いていきたいと思います~
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目次
- 1.台風21号の進路予想は?
- 2.現在の勢力はどのくらい?
- 3.台風21号による予想降水量は?
- 4.台風の目の直接観測に成功!
- 5.どうやって台風の目に入ったの?
- 6.台風の目に入ると中はどんな感じ?
- 7.で、中がどんなのか見るだけで帰ってきたの?
- 8.測定の結果はどうだったの?
- 9.結局この観測がどう影響するの?
- 10.まとめ
1.台風21号の進路予想は?
引用:気象庁 | 台風情報
米軍
ヨーロッパ
昨日とほぼ同じような進路予想で予報円の真ん中を通ると仮定すると、気象庁とヨーロッパが同じようなコース・米軍がやや東寄りの予想となっております。
2.現在の勢力はどのくらい?
引用:気象庁 | 台風情報
中心気圧は945hPaで中心付近の最大風速は45m/s・最大瞬間風速は60m/sと依然非常に強い勢力を維持しています。上陸前にはやや勢力は落ちると思いますが、955hPa~960hPaの辺りでの上陸となりそうな感じですね。
3.台風21号による予想降水量は?
気象庁の発表によりますと、24日9時までの予想雨量は多いところで、
近畿南部・四国太平洋側で500mm超(700~800mm超の恐れも)
四国西部・近畿中部北部・東海西部で400~500mm
東海東部・北陸西部・関東西部~甲信で300~400mm
南西諸島(大東島)・中国・関東・東北・北陸東部で200~300mm
奄美・九州・北海道で100~200mmとなっています。
ただ22日14時40分までの24時間で、既に和歌山県新宮では373mm・三重県尾鷲市で243mmもの雨が降っており、700~800mmの可能性が高くなってきています。再接近は23日未明が予想されており、深夜の避難は危険が伴います。 特別警報クラスの雨が予想されているので、特別警報が出なくても早めに避難するなど対策を取ってください。
4.台風の目の直接観測に成功!
観測を行ったのは、名古屋大学や琉球大学などの台風の専門家による研究グループで日本人の研究者として初めて台風の目の中に入り、直接観測に成功しました。
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5.どうやって台風の目に入ったの?
21日お昼すぎに鹿児島空港を離陸し、高度13km余りに上昇したあと、超大型で非常に強い勢力に発達した台風21号の西側から飛行機で台風の目に入りました。
6.台風の目に入ると中はどんな感じ?
台風の目の中に入ると、突如として青空が広がり、周囲には『壁雲』と呼ばれる発達した積乱雲が壁のようにそそり立ち、中心付近では海面が見える場所もあったそうです。
まるでラピュタに出てくる『龍の巣』みたいですね。
7.で、中がどんなのか見るだけで帰ってきたの?
折角中に入ったのですから、見るだけでは勿体無いですよね。研究グループは、台風の中心付近を旋回しながら、『ドロップゾンデ』と呼ばれる長さ30センチほどの観測機器を全部で21個投下しました。『ドロップゾンデ』は、雲の中を落下しながら、1分おきに風速・気圧・湿度などのデータを記録してくれます。
ドロップゾンデの画像はこちら☟
引用:高層観測機器 Aerological Observation VAISALA 三興通商(株)
8.測定の結果はどうだったの?
ドロップゾンデから送られてきたデータによると、台風の中心の地上付近の気圧が925hPa前後・風速は地上から1kmの地点で80m/s近く・地上付近では70m/sを超え、猛烈な風が吹いていることが確認出来たようです。
ちなみに21日の15時50分時点での気象庁の実況がこれです。
ほぼ、良い線をいっています。さすが日本の気象庁ですね。
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9.結局この観測がどう影響するの?
実際の台風の目の生データが取れたのは大きな成果です。今後も台風の正確なデータを取ることで、予測精度の向上に繋がると思われます。
10.まとめ
台風21号は依然非常に強い&超大型の台風となっており、23日未明に東海地方に上陸する予想です。特別警報レベルの降水も考えられるので、明るいうちに避難をすることをおススメします。
台風の直接観測は夢があります。アニメの世界だけの話かと思っていましたが、いずれそうした映像を普通に見られる時代が来るのかもしれませんね。
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