国土交通省大和川河川事務所によりますと、23日午前1時ごろに奈良県内で氾濫が発生した大和川では、雨が強まった22日の明け方から水位が上昇していました。
氾濫が発生した奈良県三郷町の立野南付近から1キロ余り下流に設置された藤井観測所では、22日午前3時の水位は2.88メートルでした。その後、台風の影響で前線が活発になって雨が降り続き、22日午前11時には、水位は2倍に増えて6メートルを超え、「氾濫注意水位」に達しました。
その後、台風の接近で雨が強まるとともに水位も上昇し、22日午後8時には8.76メートル、午後10時に10メートル近くに達したあと、水位を測る上限を超え観測できなくなったということです。
その後、23日午前1時ごろに、氾濫が発生したと見られます。上流で氾濫が発生したあとは、雨も徐々に弱まって水位も次第に下がっているということです。
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