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農地にトランスジェンダーの斬首遺体 パキスタン
2017年10月22日 20:57 発信地:ペシャワル/パキスタン
【10月22日 AFP】パキスタン北部ペシャワル(Peshawar)で21日、斬首されたトランスジェンダーの遺体が発見された。地元当局が22日、明らかにした。極めて保守的なパキスタンではトランスジェンダーが襲撃される事件が少なくない。
遺体はペシャワルの低所得地域タカル(Tehkal)の農地に放置され、腐敗が進んでいた。年齢は25歳ぐらいとみられているが、地元警察によると、身元は不明。遺体は写真を撮影し指紋を採取した後、22日朝に埋葬された。
パキスタンは2009年、他国に先駆けて「第3の性」を法的に認め、トランスジェンダーの人たちが身分証明書を取得することも可能になっている。これまでに選挙に出馬したトランスジェンダーも複数いる。
それでも、パキスタンでは多くのトランスジェンダーが厳しい差別に直面して路上生活を強いられ、物乞いや売春で生活費を稼ぎ、恐喝や暴力などの危険にさらされている。(c)AFP