冴えカノ最終巻を読み終わったこの想いをぶつける所がここしかないので……すいません語らせてください!!!! 今回は感想じゃないです。
- 作者: 丸戸史明,深崎暮人
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/10/20
- メディア: 文庫
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1巻初版の発行が「平成24年7月24日」と記されているので、もう5年以上もこの作品を読み続けているんですね……。もうそんなになるのか。
『冴えカノ』と出会った経緯は今でも覚えています。1巻が出たのは俺が高1の時。結構前にライトノベル個人史でも記しましたが、高校入学を期にラノベを本格的に買い始めたばかりでした。まだ新作をちゃんと追えてはおらず、地元のアニメイトに行って店頭で気になった作品をぼちぼちと(新作既作合わせ月に5冊ほど)買う程度の、今の俺と比べたらぬるい読者でした。
そんな中で、以前から買い続けていたのが『生徒会の一存』シリーズ。『冴えカノ』と同時に『生徒会の土産』が出版されました。俺は『冴えカノ』になど見向きもせず、『土産』だけを買っていきました。爆笑しながら読み終わった後、挟まれてた『ファンタジアチャンネル』を捨てる前に見たんですね。
そこに注目の新シリーズでとりあげられていたのが『冴えない彼女の育てかた』。1巻の表紙は英梨々でしたから「この金髪ツインテが冴えないってどういうことだ……?」と本気で首を傾げましたよね。とりあえず次の部活休みにまたアニメイトへ出向き、1巻を買って読みました。面白かったです。ついでに1巻からずっと変わらず、負け犬滑り台とか言われても英梨々が好きです!!. ...という話はさておき、今ほどこの作品に入れ込んだわけではなかったですね、この時は。
本当にこの作品にハマったのは7巻だったと断言できます。遅ぇよ!!と言われたら本当にその通りだと思います。でも7巻ほんとにすごかったじゃないですか....。あと1ヶ月でセンター試験だっていう状況だったのに、思わず3回読み直しましたよ!! キャラ全員ボロボロだし展開は心に刺さりまくるし、そしてなによりP139、白抜きの恵の挿絵に俺が殺されました。ここから本当に『絶対買ってすぐ読もう』と誓いましたね。白抜き挿絵は確認できる限りここが初出ですから、マジでキメに来てたんだなと思います。
その直後に始まったアニメも面白かったです。受験中ですけど見てましたよ勿論。気付けば一大シリーズと化し、海外展開までするような規模になってて驚きました。余談ですが松岡さんほんと怪演でしたねぇ……あれと『落第騎士』の桐原のせいで松岡さんのファンになりました。
話を戻しまして。その後は白抜き挿絵が1冊につき1回くらい出てくるからその度に心をやられ、同時に沼にハマるような感覚が……。8巻以降、倫也を中心にいろいろ言われてたのは知ってますが、それでも俺はあの話が好きです。あのキャラが好きです。自分の好きには嘘をつきたくないんでそこはちゃんと主張しときたいと思います。
そんで13巻。白抜き挿絵……4枚でしたね。いつもの4倍殺されました。語彙力もお亡くなりになってもう最高だったとしか言えないです。とりあえずネタバレはしませんが、加藤は最高のメインヒロインだと言えるような内容でした(13巻の感想は読書メーターのほうに置いときます)。
俺がラノベ読みとしての本格的な人生を踏み出した時から追い続けてきた『冴えない彼女の育てかた』という作品が完結することが、今本当に寂しいです。別に「この作品と成長してきた!」なんて戯言を抜かす気はありません。ただ、もうこのキャラたちのバカな会話だったり、作品作りに本気なことだったり、自分の想いに悩んだり傷付いたりするのが読めないっていうのが想像以上に悲しいです。丸戸史明も深崎暮人も知らないところから読み始めましたが、いろんな側面から楽しませてもらいましたし、読んでいて心を何度も揺り動かされる最高の作品でした。
『冴えない彼女の育てかた』に出会えて、1巻から追い続けてきてよかったと、今心の底から思います。素晴らしい作品を、本当にありがとうございました!!
……GS4とかFDとかまじで出ないかなと期待しておく壁|ω・)ノシ