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レジェンド 作者:神無月 紅

レーブルリナ国

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1527/1527

1527話

 レイ達は、酒場の奥にある部屋に通される。
 かなり狭い部屋だったが、そこには誰の姿もない。
 一瞬騙されたか? と考えるレイだったが、店主は無言で床の一部を踏む。
 すると次の瞬間、踏んだ場所から離れた場所にある床が音を立てて上に上がる。
 その開いた場所に視線を向けたレイが見たのは、地下に続く階段だった。

「なるほど、見つからないようにするには丁度いいかもしれないな。……もっとも、地下室だと何かあった時に逃げる場所がなくて困ると思うが」
「心配はいらねえよ。地下室から続いているのは、ここだけじゃねえ。他にも何ヶ所か繋がっている場所がある」

 呟くレイの言葉を聞いた店主が、自慢するように言う。
 実際、地下室を作るだけでも相応の労力が必要なのは間違いないのに、それを他の場所にも続くように地下室を作るというのは、そう簡単に出来ることではない。

「ここ、本当にただの酒場か?」
「そうだな、親父の代からは普通の酒場としてやってるよ」

 その言葉から、店主の祖父の代までは決して普通の酒場でなかったことが窺える。
 もっとも、レイはだからといって特に気にするようなことはなかったが。
 レイがレーブルリナ国の人間であれば、その辺を気にすることもあるかもしれないが、今のレイはジャーヤに対する報復のためにやって来たにすぎない。
 そうである以上、今はその辺りを気にする様子もなく、地下室に向かう。
 そしてレイが気にしていない以上、エレーナを始めとした他の面々もそれを気にするようなことはない。
 寧ろ、酒場の店主の方がそんなレイ達の態度に驚きながらも、このまま自分が行かずレイ達だけを向かわせれば不味いことになりかねないと、急いで後を追う。
 地下室に続く階段を降りる。
 この階段の先にいるウンチュウは、かなり警戒心が強い。
 ジャーヤという組織と敵対している以上、それは当然だろう。
 ましてや、情報屋という職業を営んでいるウンチュウだが、その力はかなりのものがある。
 それだけに、レイ達を不審人物として見れば攻撃をする可能性は十分にある。
 店主は戦闘をした経験はない。
 いや、酒場で酔っ払った者達の喧嘩を見たり止めたりしとしたことはあるが、それはあくまでも酔っ払いの喧嘩でしかないのだ。
 本当の意味で命を懸けた戦いをしたことがある訳ではないので、レイ達がどれだけの力を持っているのかというのは、分からなかった。
 勿論あの短剣……ゼルスに預けてあった短剣を持ってきたのだから、ただ者ではないというのは予想していたのだが。

「待て、待ってくれ。お前達はウンチュウを知らないだろ。下手をすれば戦いになるから、俺が先に進む!」

 そう言い、レイ達を追い抜いて階段を降りていく。
 一応階段は何とか人がすれ違うことが出来る程度の広さがあるので、先に進んでいるレイ達を追い抜くのは容易だ。容易なのだが……
 エレーナ、マリーナ、ヴィヘラという類い希な美女三人のすぐ側を通る度に三種三様な香りが漂い、店主の欲望を刺激する。
 この三人が誰なのかを知る者にしてみれば、とんでもない嫉妬を向けられてもおかしくないだろう行為を行いながら、階段を降りていく。
 尚、追い抜いた中には当然ビューネの姿もあったのだが、店主が欲望を覚えるのは成熟した女だけなのもあって、他の三人のように気にしたりはしなかった。
 そのようにしてレイの隣まで到着すると、口を開く。

「ウンチュウは血の気が多いんだ。お前達だって別に騒動を起こしたい訳じゃないんだろ?」
「それは否定しない。俺達は、ただジャーヤについての情報が欲しいだけだからだな。特にあのマジックアイテムの……」
「マジックアイテム?」
「ああ、ちょっとジャーヤからマジックアイテムを入手してな。それがどんな効果を持った奴なのか、知りたいんだ」
「……なるほど。けど、ウンチュウは別に錬金術師って訳じゃないぞ?」
「それは分かっている。けど、ジャーヤで使われているマジックアイテムだ。情報屋で何か情報を持っていないかと思うのは当然だろう? 勿論、他にもジャーヤについて色々と聞きたいことはあるんだけどな」

 酒場やメジョウゴで絡んできた男から、ある程度の情報は手に入れた。
 だが、それはあくまでもある程度でしかなく、一般的に知れ渡っている程度の情報でしかない。
 勿論レイ達はレーブルリナ国に来たのは初めてなのだから、その情報も全く何の役にも立たなかったという訳ではないのだが。
 しかし、レイ達が欲しているのはもっと深い意味でのジャーヤの情報。
 具体的には、ギルムに手を出したことを後悔させる程の被害をジャーヤに与えるのに必要な情報だ。

(ウンチュウとかいう情報屋がジャーヤと敵対しているなら、その類の情報を持っていてもおかしくはないしな)

 そもそも、このレーブルリナ国でジャーヤと敵対しているという一点で、ウンチュウという冒険者はレイ達にとってかなりの価値がある人物だった。

「なるほどな。……お、あそこだ」

 店主がレイの言葉に頷き、視線を前に向ける。
 その視線の先には、一つの扉があった。
 木で出来た扉ではあるのだが、かなり頑丈そうだというのは、レイの目から見ても理解出来る。
 その辺によくある扉ではなく、特注……いわゆる、オーダーメイドに近いのではないかと思える扉だ。
 実際、レイのその予想は決して間違っている訳ではない。
 この地下室が作られた当時、ここにはそれ程厳重にする必要があったのだ。

(本当に、この酒場は以前何をしていたのやら)

 そんな疑問を抱くレイの前で、店主の扉を何度かノックする。
 どこか規則的なその音は、ノック自体が何らかの意味を持っているのだろうとレイに想像させるのは難しくない。
 そうして十回近いノックが終わり、十数秒が経つと……扉が開かれる。
 ただし、いきなり人が入れる程に開くのではない。
 扉の隙間には、一人の男の顔があった。

(なるほど。今のノックは自分以外に誰かいると、そういうノックか。……モールス信号みたいなものか?)

 モール信号についてはそれ程詳しくない……それこそ日本にいた時に漫画や小説、アニメといったもので知った程度の知識しかないレイだったが、それでもその原理くらいは知っていた。
 だからこそ、恐らく今のノックはそのような意味を持っているのだろうというのは、容易に想像出来た。

「誰だ?」
「お前に客だよ。ゼルスからの紹介だ」

 扉の向こうにいる男……ウンチュウと思われるその男は、店主の言葉を聞いてもすぐに信用する様子を見せず、じっとレイ達を見る。
 だが、ふと何かに気が付いたかのようにウンチュウからの視線が弱まる。

「深紅のレイか」

 ウンチュウと思われる男の口から出た言葉に驚いたのは、レイ……ではなく、その仲間達でもなく、酒場の店主だった。

「深紅!?」
「まぁ、そういうことだ。……どうやら俺の情報もしっかりと入っていたようだな」
「当然だ。特に何か隠したりもせず、普通にロッシに入ってきたんだからな。おまけにグリフォンを連れてだ。それで情報を持っていない方がおかしい」

 そう告げるウンチュウだったが、酒場の店主はそれに気が付かなかった為だろう。未だに驚愕の表情でレイを見ている。
 その視線を感じながら、レイはウンチュウという情報屋の腕は間違いないと知り、満足そうに口を開く。

「それでこそだな。……さて、じゃあ何で俺達がここに来たのか。それが分かるか?」
「考えるまでもない。わざわざ俺のような情報屋のところにまでやってくるんだ。当然それはジャーヤの情報を求めてだろう? ……入ってくれ。話を聞こう」

 ウンチュウの言葉と共に扉が開かれる。
 今度こそ中に入ってもいいのだろうと判断し、レイ達はそのまま中に入っていくが……酒場の店主は、戸惑ったように溜息を吐くと口を開く。「

「取りあえず俺の役目はもういいあだろ。色々聞きたいこともあるが、店の方を放っておく訳にもいかねえしな」
「ああ、こっちは俺に任せてくれ」

 短く言葉を交わす二人だったが、それだけでも二人に間に深い信頼があるのがレイ達にも分かった。
 それだけで店主は上に戻っていき、レイ達だけがその場に残される。
 だが、すぐにウンチュウが口を開く。

「入ってくれ。お前達が欲しい情報を俺が持ってるかどうかは分からないが……それでもここを紹介したゼルスの顔を潰す訳にはいかないからな」

 冷静な口調でそう告げてくるウンチュウが部屋の中にレイ達を入れる。
 そうして部屋の中に入ったレイ達は、その部屋の様子を見て驚きの表情を浮かべる。
 レイ達が入ってきた部屋は八畳程の広さがあり、机や椅子、ベッドといったものが揃っている。
 だが、驚いたのはそれではなく……一つの部屋に幾つも扉があった為だ。
 その数、合計五つ。
 一つの部屋にこれだけ扉が設置されているのは、レイの目から見ても違和感しかない光景だ。
 その扉それぞれが別の場所に繋がっているのであれば……なるほど、もしあの酒場にウンチュウを目当てに誰かが襲撃を掛けてきても、ここから脱出することは容易だろう。

「椅子は……残念だが、数がない。ソファなんて洒落た物もないから、悪いが適当に床に座ってくれ。異名持ちの冒険者や姫将軍を相手にして、悪いとは思うがな」

 そう告げるウンチュウだったが、言葉程に悪いと思っている訳ではないのは、その表情を見れば明らかだ。
 三十代後半、いや四十代くらいか。
 鍛えられているという訳ではないが、鋭い視線を持つ男だ。
 レイの脳裏に一匹狼という言葉が浮かぶが、そもそも酒場の店主や他の者と協力をしている以上、別に一匹狼という訳でもないだろう。
 ともあれ、レイ達も特に床に座ることに嫌悪感がある訳ではない。
 レイがミスティリングの中から取り出した布の上に、それぞれが座る。

「……便利だな、それがアイテムボックスか」

 ミスティリングから取り出された布を見て、ウンチュウがしみじみと呟く。
 情報としてレイがアイテムボックスを持っているというのは聞いていたのだが、それでもやはり自分の目で見るのは大きな衝撃があった。

「まあな。……さて、そっちは色々とこっちのことを知ってるようだが、取りあえず自己紹介でもしておくか」

 そう言い、レイはその場にいるメンバーを紹介していく。
 それを聞き、ウンチュウも自己紹介をし……早速、本題に入る。
 レイ達がウンチュウを訪ねてきたのは、別に親交を深める為といった理由ではない。
 純粋にジャーヤの情報を求めてのことだったのだから、そんなウンチュウの態度に不機嫌になる筈もない。いや、寧ろ話が手っ取り早いと好感すら抱いた。

「そうだな。色々と聞きたいことはあるんだが……何から聞けばいいか迷うな」
「やっぱり、ここは一番知りたいことからでいいんじゃない?」

 そう告げるマリーナの言葉に、レイもそれはそうかと納得して口を開く。

「なら、早速。……ジャーヤが一番大事にしているような場所、破壊されると痛い場所、といったのを教えてくれないか?」
「……教えるのはいいが、何でそんなことを知りたがる? いや、勿論その質問からレイ達がジャーヤを敵視しているのは分かるが……こう言ってはなんだが、お前達はミレアーナ王国の者だろう? 何故わざわざレーブルリナ国なんて小国のいざこざに顔を出す? それも……」

 一旦言葉を止めたウンチュウは、レイではなくその隣に座っていたエレーナに視線を向ける。

「冒険者のレイだけならともかく、貴族派の象徴ともいえる姫将軍まで一緒にやってきて」
「まぁ、普通なら驚くわよね。いえ、これで驚かなければ、寧ろこっちが驚くんだけど」

 ウンチュウの言葉に、マリーナが笑みを浮かべながらそう告げる。
 実際、少し前までは中立派と貴族派というのは敵対関係に近かった。
 最近でこそ関係は改善しているものの、それが納得出来ないと考えている者は、中立派、貴族派共に一定数存在している。
 そんな二つの派閥の者達が、何故わざわざレーブルリナ国などという、ミレアーナ王国の属国にやってくるのか。
 ウンチュウが疑問を抱くのは当然のことだった。

「ああ。……で? 何でわざわざ?」
「メジョウゴで働いている娼婦が、どうやって集められているか知っているか?」
「あー……なるほど。分かった」

 レイが最後まで言わずとも、それだけでウンチュウにはその理由が分かったのだろう。

「つまり、あれか? ジャーヤの連中は娼婦にする女を集める為に、ギルムに行ったと」
「ああ。で、そうなれば当然ギルムの領主をしているダスカー様も何もしないって訳にもいかない。それで俺達が報復の為に派遣された訳だ」
「……ジャーヤも何かを考えてるんだか。まぁ、いい。なら理由が分かった。それで、ジャーヤにとって痛い場所だったな。幾つかあるが……その前に聞きたい。メジョウゴの娼婦が定期的に消えていくって話、知ってるか?」

 真面目な……それこそ嘘を吐けば許さないといった視線をレイに向け、ウンチュウはそう尋ねるのだった。

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