やはり、子育てはママに押し付けている地域社会
私の家族が暮らす地域は、いわゆる子育てファミリーには人気のある地区で、あと数年は人口が増え続けると言われています。そんな地区にある1つのマンションに暮らしているのだが、単身赴任生活をする前は、マンション組合の副理事長を経験させていただきました。
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今回は、月に1度の理事会での、ある議題を紹介させてください。内容は、マンション内のクレームの件、記憶は薄れてしまったのですが、ご意見箱に入っていた1通のクレーム!おそらくこんな感じだったと思います。
・・・最近、マンションのロビー付近で、子どもが騒いで走り回る姿を目にします。親に伝えて、ロビーで騒ぐことを、やめさせて欲しい・・・
子育てファミリーが多く暮らす地区にある、うちのマンションも、少子化問題は、どこ吹く風?子育てファミリーが年々増え、賑やかになっています。そんなところで投函されたクレームでなのです。
このクレームを受け、理事会ではこんな意見が中心だったような気がします。
確かに、最近のママは、子どもが騒いでも注意してないので、気になります。おそらく意識が低いのでしょう!どうしたらいいものでしょうか~?
この意見に、理事会全体が、深く頷いていたように思えます。私も、この子どもが、自分の娘っぽかったので、終始、冷や冷や~・・・しかし理事会が終わってから、何か腑に落ちず、スッキリしませんでした。「なんか違うな~」と。
確かにマンションの住人は子育てファミリーが多いですが、高齢化の影響で?高齢者も多く住んでいます。その高齢者の立場から見れば、静かに暮らそうと思っていたところに、孫でもない子どもの騒ぎ声は、ちょっとキツイのかも知れません。さらに、ママたちは、ママ同士おしゃべりで夢中!自分の子どもの行動に無関心な時があるのも事実です。
でも腑に落ちないのです。
しばらく考えて、やっと腑に落ちない理由が分かりました。
やはり、潜在的に、みんな思っているのです。「子育ての責任者はママのみ」と!
子育ては、地域社会の責任で!でなければ、少子化は止まらない
今回、ご紹介したマンションのクレーム、詳しい状況は分からないのですが、あの時の理事会で、私はこのように発言するのが、正解だったのかもしれません。
今回のクレームのケースだと、この騒いだ子ども達を注意できるのは、この子ども達の問題行動を疑問に感じ、その時一番近くにいた人、つまりクレームの投稿者です。
「子育ての責任者はママ」と決めつけてしまう潜在意識がある限り、この問題の根本的な解決にはならないと思います・・・
実際は、発言していないコメントなので、ムーブメントは起こしていません(^^;
まとめ
子ども達は、家族の!地域の!日本の宝です。しかし、「時に厄介者、責任者はママのみ」の潜在意識に陥りがちです。この潜在意識がある限り、少子化の流れは止まらないと思います。
まずは、地域社会に叱ってくれる、気に掛けてくれる大人が10人いた昔の日本をお手本にすることから始めましょう!
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子育てパパの単身赴任
著者:さきパパ(市川毅)
Facebook:https://www.facebook.com/tsuyoshi.ishikawa.100
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