『徹子の部屋』歴史の中で初めてでございます。
どうも本当にありがとうございました。
石黒さんでした。
どうもありがとうございました。
バイバイ。
「バイバイ」って言ってる。
この春徹子は２年生になりました
でも相変わらず幸ちゃんはつれなく…
郁夫くんを木に登らせる事は出来ませんでした
あっおはよう。
（黒柳徹子）おはようございます！
（黒柳朝）おはようございます。
おはようございます。
よいしょ…。
あっ！あった！私が郁夫くんをおんぶしてこれで登ればあそこまで行けると思うの。
（郁夫）そうかな…？今度こそ登れると思うわ。
じゃあもう一回だけ挑戦するよ。
よっしゃ。
でももし失敗したらもう木登りをしようって言わないでほしいんだ。
わかった。
今日失敗したらもう言わない。
おぶさって。
よいしょ…。
よいしょ。
よっこらしょ…。
右手離して枝をつかんで。
うん…！つかんだ？うん。
じゃあ左手もつかまって。
うーん…！大成功！
（郁夫）あっちが東か…。
あのずっと先にアメリカがあるんだな。
アメリカって遠いの？太平洋って大きな海の向こうにあるんだ。
僕のお姉ちゃんはアメリカにいるんだけど。
へえ〜！そんな遠いところに１人で行くなんてすごい。
アメリカではテレビジョンっていうものがもうすぐ出来るんだって。
何？それ。
離れたところの出来事もテレビジョンがあれば見る事が出来るんだ。
テレビジョンが日本に来ればお相撲だって家で見られるようになるんだよ。
国技館に行かなくてもお相撲が見られるの？うん。
テレビジョンは四角い箱でそこにお相撲が映るんだ。
箱の中に双葉山も入っちゃうの？
（郁夫）入るんじゃない。
映るんだ。
テレビジョンが世界を変えるよきっと。
知らない国の事もテレビジョンで知る事が出来れば国と国ももっと理解し合えるようになって戦争もなくなるかもしれない。
へえ〜そうなの？それまで生きていたいな…。
ねえ郁夫くんなぞなぞしない？いいよ。
怖くて臭くておいしいものな〜んだ？怖くて臭くておいしいもの？鬼がお便所でおまんじゅう食べてる。
キャッホー！すごい！郁夫くん頭がいい〜。
木には一人で登れないけどね。
いつだって私が登らせてあげる。
毎日だって！ここで一緒にテレビジョンを見よう。
木の上ではテレビジョンは見られないけどね。
えっどうして？まあいいや。
これ読めば。
えっ？君の木にお邪魔したお礼。
そんな…いいのに。
『アンクル・トムの小屋』…。
僕今日疲れたからゆっくり帰る。
だからトットちゃん先に帰ってていいよ。
私も今日郁夫くんをおぶって疲れたからゆっくり帰る。
ママはテレビジョンって箱の事知ってる？うん？知らないわ。
何？それ。
双葉山も入っちゃうんだって。
う〜ん随分大きな箱ね。
置く場所に困っちゃう。
困らないわよ。
その箱は知らない国の事も教えてくれるんだから。
それは手品の事かしら？違う。
テレビジョン。
ふ〜ん。
郁夫くんが言ったんだから本当よ。
郁夫くんはこんな本だって読んでるんだから。
ほら。
あら。
これ大人のご本じゃないの。
郁夫くんは頭がいいの。
でも疲れやすいの。
疲れやすいの？そう。
今日帰りに流れ星の落ちる井戸に連れてってあげようと思ったんだけど疲れてるって言ったからやめたの。
あら流れ星の落ちる井戸？素敵じゃないの。
（セミの鳴き声）
夏休みになり徹子は毎日１ページ『アンクル・トムの小屋』を読もうと思いましたが難しくて読めませんでした
（氷を削る音）かき氷だ！
今日から２学期が始まりました
（三輪康子）皆さんおはようございます。
（児童たち）おはようございます！今から小林先生のお話があります。
（小林宗作）みんなおはよう。
（児童たち）おはようございます！みんな元気だったか？
（児童たち）はーい！幸ちゃん海に行ったね？はい。
（小林）こんがり焼けてていいよ。
トットちゃん。
えっ？かき氷を食べすぎておなかを壊したそうだね？えっなんで知ってるの！？
（小林）お母さんからお手紙をもらったんだ。
でも元気になってよかったね。
はい。
みんな元気そうで先生は本当に嬉しいよ。
嬉しいのに先生はなんか悲しそうな顔してる…。
実はね８月３０日に…。
郁夫くんが死んだんだ。
病院で安らかに旅立った。
先生も見送ったよ。
郁夫くんのお母さんやお父さんやお姉さんと一緒に。
郁夫くんは生まれたばかりの頃小児麻痺になって体が弱かった。
（小林）手足だけじゃなくておなかの中の内臓も普通の子より弱かった。
だけど７歳まで一生懸命生きた。
楽しく生きた。
君たちのような素敵なお友達も出来たし勉強もいっぱいした。
素晴らしい人生だったよ。
トットちゃん今から郁夫くんにお別れに行くよ。
徹子は生まれて初めてお葬式というものに出ました
そしてこんな悲しい歌を初めて聞きました
（聖歌隊）「友なるイエスは罪とが…」じゃあね。
（福元倫子）黒柳さん？あなたがトットちゃん？そうです。
郁夫の姉です。
アメリカの？郁夫はアメリカによく手紙をくれたのよ。
その手紙にはいつも黒柳トットちゃんの事が書いてあったわ。
死ぬ前の日にも母にあなたと木に登った事をずっと話していたわ。
あの…私『アンクル・トムの小屋』っていう本を借りたまんまで郁夫くんに返してないの。
それは返してくださらなくていいわ。
ずっとあなたのもとに置いておいて。
でも難しくて読めないから今押し花を作ってるの。
（倫子）きれいな押し花が出来るといいわね。
あなたが大人になって『アンクル・トムの小屋』を読めるようになったら読んでちょうだい。
そして郁夫の事を思い出して。
はい。
徹子は心の中で言いました
《また会おうね郁夫くん》《うーんと…うーんと時間が経ったら人間はまたどこかで会えるんでしょ？》《その時は郁夫くんが女の子で私が男の子かもしれないわ》《それまでバイバイ》
（泣き声）
（泣き声）うわ〜青森のリンゴだ！汽車の中で会ったあの方私たちの事覚えててくださったのね。
青森のリンゴは食べた事ねえ。
（佐々木伸夫）せばだば今度青森のリンゴば送ってやんねばめねな。
リンゴだべさ〜。
うめえべさ〜！トット助そんな言葉遣いはやめなさい。
いいお嫁さんにはなれないぞ。
でもママも子供の時言ってたのよ。
「いい天気だべさ〜」って。
ねっそうよね？ママ。
うんそうよ。
参ったな…。
北海道に行ってからうちの日本語はメチャメチャになってしまったよ。
メチャメチャだべさ。
メチャメチャだべさ。
でもあのリンゴ農家の方本当にいい方ね。
感謝して頂きましょう。
トット助お礼の手紙を書きなさい。
書くべさ。
書くべさ。
うちの子はどうなってしまったんだ。
（ロッキーの鳴き声）ロッキーおいで。
（ロッキーの鳴き声）
（飛行音）
翌年の暮れ日本はハワイの真珠湾にあるアメリカ軍・海軍基地を奇襲し太平洋戦争に突入しました
青森の知り合いに世話になる事に致しました。
（幸司）一緒に疎開出来たらいいのにな…。
（役人）召集令状です。
（ｔｏｔｔｏ）来週もお楽しみに！2017/10/20(金) 12:30〜12:50
ＡＢＣテレビ１
トットちゃん！ ＃１５[解][字]
辛く困難な時代を明るく前だけを向いて駆け抜けた、黒柳徹子とその家族の激動の昭和史を笑いと涙で描く！「窓ぎわのトットちゃん」の時代から国境を越えた恋まで初映像化！
詳細情報
◇番組内容
黒柳徹子（豊嶋花）はめでたく、校長・小林宗作（竹中直人）のもと『トモエ学園』に通うことになったが、ある日開催された相撲大会で、大好きなクラスメートの幸司を思いきり投げ飛ばしてしまう！翌・昭和１５年春、徹子の母・朝（松下奈緒）は夫・守綱（山本耕史）の薦めで、徹子と弟を連れて１０年ぶりに北海道の実家を訪れる。しかし、朝に勘当を言い渡した父・周通（佐藤Ｂ作）は、頑として娘にも孫たちにも会おうとせず…!?
◇出演者
清野菜名、松下奈緒、山本耕史
豊嶋花（子役）、竹中直人
◇原案
黒柳徹子
◇脚本
大石静
◇演出
星田良子
◇主題歌
福山雅治『トモエ学園』（アミューズ／ユニバーサルJ）
◇スタッフ
【チーフプロデューサー】五十嵐文郎（テレビ朝日）
【プロデューサー】服部宣之（テレビ朝日）、角田正子（クリエーターズマネジメント）、菊地裕幸（クリエーターズマネジメント）
【協力プロデューサー】田原敦子（テレビ朝日）
◇おしらせ
☆番組ＨＰ
http://www.tv-asahi.co.jp/totto/
☆Ｔｗｉｔｔｅｒ
https://twitter.com/totto_tvasahi
☆Ｉｎｓｔａｇｒａｍ
https://www.instagram.com/totto_tvasahi/
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字（字幕）
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード（ステレオ）
日本語
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2/0モード（ステレオ）
日本語（解説）
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