高齢者がつまずくものが発表されていました。
1位 敷物 24.1%
2位 床・フローリング 14.7%
3位 椅子・ソファー 12.3%
意外なことに、敷物が1位 です。
例えば、絨毯やカーペットなどのようなもの。
めくれていたカーペットの端にひっかかって転倒することがあるそうです。
足のつま先に注目して見てみると、
若者が歩く場合は、2cm 〜 4cmほど上がっているところが、
高齢者だと1cmも上がっていないそうです。
これは筋力の衰えもありますが、
もうひとつの大きな原因として、体内にある「メカノレセプター」というセンサーの衰えがあるといいます。
メカノレセプターとは?
足の裏が一番多く刺激を感知し、脳に伝達する器官。
例えば、左足をあげて立っている時、「右足一本だけで立っていて、左足をだいたい20cmくらい上げてるよ。」というのをメカノレセプター(足の裏のセンサー)が感知して、脳に正しい情報を送ってくれている。
しかし、これが鈍ってしまうと、
例えば、10cmの障害物を越える時、足が10cm上がったと脳にご情報を送って、実際には5cmしか足が上がってなかった場合、足がひっかかりつまづいてしまう。
メカノレセプター衰えチェック
このメカノレセプターが衰えていないか簡単にチェックできます。
1.目をつぶり両腕を肩の高さで横に広げる
2.目をつぶったまま、体の前で指先を合わせる
メカノレセプターが衰えていなければ、ぴったりと指先同士をあわせることができます。
メカノレセプターを鍛える方法
体の末端に神経を集中させて動かすことで、メカノレセプターは鍛えられます。
例えば、足の指でビー玉を掴んで移動させる訓練、など。