2017-10-21
■[アニメ]ヘボットDVD-BOX発売記念 新3大やりすぎアニメの世界
【ヘボット】DVD(BD)BOX初回予約数が3000どころか6400本超の爆売れ
2017年9月24日に大人気テレビアニメ「ヘボット」が完結しました。DVD-BOXの予約に関しては、公式の目標の3000個を大きく超え、6000を超える予約が入り、その人気っぷりを見せてくれましたね。今回はヘボットDVD-BOX発売を記念して「新3大やりすぎアニメの世界」と題し、karimikarimiが選ぶ「新3大やりすぎアニメ」を紹介させていただきたいと思います。ちなみにルール(レギュレーション)は下記の通り。「チャージマン研!」(1974年)や「ギャラクシーエンジェル」(2001年)は、“新”というには古いので入れないという感じです。
- ルール
- 10年ぐらい前まで(“新”三大なので)
- 重複なし3つ
人造昆虫カブトボーグ V×V(2006年10月5日 - 2007年10月11日)
男の子向け玩具アニメの“やりすぎ”代表と言えば、大和屋暁さんの才能が存分に発揮されている怪作「人造昆虫カブトボーグ V×V」だ。その“やりすぎ”っぷりは、Wikipediaを読めば一目瞭然。
毎回テンションが高く、不条理かつ唐突な展開が多い。従来の子供向けアニメ・ホビーアニメでは考えられないシチュエーションが数多く存在する。
題材であるボーグバトルに関するルール・対戦形式の説明が一切なされない上、理解の困難なものが次々と登場する。
・プロモーション対象の玩具であるはずのボーグそのものに関する構造説明が一切なされていない。ボーグは尾部のチャージングタイヤを回すことで、内蔵しているフライホイールに慣性力を「チャージ」し、それを動力として稼動させる仕掛けになっているが、劇中では一度として説明されていない。
・玩具であるはずのボーグが、まるで生きてボーガーの意識を共有しているかのようなアクションを見せる。ボーグバトルなどではチャージが続く限り、ボーガーの手から離れた後でもその意思に連動して自在に動き、またボーガーが戦意喪失すればそれに伴って戦闘力を失ってしまう。そのためボーグバトルは、ボーグ同士の物理的なせめぎ合いよりも、ボーガーの精神や体調が勝敗を決することの方が圧倒的に多い。
・上記の内容とは逆に、ボーグがダメージを負うとボーガーまでもが物理ダメージを負ってしまう場面も多々ある。
・玩具であるはずのボーグを養殖・栽培したり、ボーグが野生であったり、天然のボーグの輸出が主力産業として成り立っているなど、玩具そのものの定義を疑わせるような場面がしばしば見受けられる。
・ボーグバトルで吹き飛んだボーグの破片が仮面を割ったり、ボーグが対物・対人兵器や恐喝の道具として使われたり、人を死に至らしめたりと、本来、安全性・倫理性が求められる玩具を用いた子供向けのホビーアニメでは許容されないような場面が平然と登場する。また登場人物も、主人公たちを含めて子供向けアニメに求められる倫理・規律を無視したような人物が多い。
・深刻な事態に陥ったまま本編が終了した際、その後の話を次回予告のナレーションのみで済ませるという手法がとられている。例として、主要キャラクターの死去、世界滅亡といったエピソードの次回予告で「危機一髪で解決した」「何とか大事には至らず」と言って済ませた後に、次回にはそれと全く関係無いエピソードが展開する。また後半に至っては、そういった次回予告でのフォローさえ無くなっている。
・あらすじや回想シーンが捏造される。
・それまで存在しなかったキャラクターが、まるで初めから居たかのように登場する(しかもそのことを誰一人として指摘せず、次回以降は一切登場しない)。
・ほぼ毎回ゲストヒロインが登場する。寅さんに習い各話ヒロインを公式にはマドンナと呼称している。ゲストヒロインはその回のエンディングスポンサーバックで判断できる。色や髪型を変えて使い回されていたり、ストーリーにほとんど関わらない場合も多々ある。
ちなみに私が特に好きな回は、第41話「裏切りの序曲! ノイズ・アンド・ファンタスティック・ハーモニー」。
第41話「裏切りの序曲! ノイズ・アンド・ファンタスティック・ハーモニー」
この回は、なんの脈絡もなく、唐突に主人公チームの中におっさん(マンソン君)が紛れ込んでいるという回。「裏切り」というタイトルと、思わせぶりなセリフの乱打から、何かしらの「裏切り」を想定するがしかし、その「裏切り」の意味が素晴らしいメタ構造になっている面白い回です。
第41話「裏切りの序曲! ノイズ・アンド・ファンタスティック・ハーモニー」よりマンソン君
ジュエルペット サンシャイン(2011年4月9日 - 2012年3月31日)
ジュエルペット サンシャイン DVD?BOX1【完全生産限定版】 [DVD]
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女児向けアニメの“やりすぎ”として、私が大好きなのは「ジュエルペット サンシャイン」だ。
ややシリアスだった前作とは対照的に、過激なギャグストーリーになっており、視聴対象世代の親世代である1980年代から90年代にかけてのTVドラマやバラエティ番組等を元ネタとした非常に濃いパロディや奇想天外な設定・演出が多く、1話まるまるパロディの回もある。その作風から、2011年の日本オタク大賞にて前田久賞を受賞した
どう奇想天外かというと、クラスメイトに何故か動物のヤギがいたり、そのヤギがなんの脈絡もなく実写になったり、みんなでジンギスカンを食べる回でそのヤギがいなくなったりします。
第24話 「八木沼くんとイェイッ!」
ちなみに私が特に好きな回は、第7話「サンクスジュエルデーにイェイッ!」。
第7話「サンクスジュエルデーにイェイッ!」
この回は、玩具アニメにも関わらず、主人公達が投獄され、このアニメの玩具の生産ラインで強制労働させられる回。食事は、天ぷらカスであり、人間の主人公たちは、かわいいキャラクタに「カスにはカスがお似合い」と言われるロックな回です。そのロックっぷりは、大オチで最高潮まで高まり、ラストはAerosmithの「I Don't Want to Miss a Thing」のなかアルマゲドンパロディ大爆発で幕を閉じます。やりすぎ!
第7話「サンクスジュエルデーにイェイッ!」
大魔法峠(2006年4月5日 - 2007年3月21日)
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最後にご紹介するのは、今を時めく「ガールズ&パンツァー」の水島努さんが監督を務める「大魔法峠」。「マジカル血煙コミック」というキャッチコピーの本作品、魔法少女の田中ぷにえが肉体言語(サブミッション、間接技)を駆使する邪道魔法少女物。燃え上がる国会議事堂や歴史的建築物をバックに主人公が笑顔で踊るOPをみれば、そのやりすぎっぷりは一目瞭然!
むすび
「ぷぎゅる」「スイチュー! フレンズ」「アドベンチャー・タイム」「てーきゅう」「銀魂」「レゴフレンズ」「スポンジ・ボブ」「フィニアスとファーブ」等、他にもやりすぎアニメと言えるアニメは沢山あります。というわけで、皆さんも自分だけの「新3大やりすぎアニメ」を紹介してみてはいかがでしょうか。
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