ホコリ掃除も壮大なロマンを支えるカギになっていたんですね。
それでは…!次回も…。
(一同)ガッテン!ガッテン!
(小松・淀川長治のまねで)はい皆さんこんばんは。
またまたまたお会いしましたねえ。
さあ今日はね放送第7回。
植木等の付き人の小松青年にね舞台での大きな大きなチャンスやって来ます。
さあハラハラします。
ドキドキします。
その試練を与えたのは誰あろう植木等!まあすごいですね怖いですね。
でもねここには弟子を一本立ちさせようとする植木等の思いが込められているんですのねえ。
さあそれはどんな思いなのか?これから皆さんと見ていきましょうねえ。
(犬塚)ビートルズもすごい事になっちまったなあ。
(安田)お茶の間でも人気者になっちゃって。
(石橋)今や田舎のじいちゃんばあちゃんもビートルズの名前知ってんだから。
(桜井)う〜ん僕はやっぱりオペラの方がいいな。
(谷)でもこれでよくも悪くもこれからの日本の音楽がすっかり変わっちまう気がするね何だか…。
はいじゃあそれじゃあ収録再開しま〜す。
(ハナ)お〜しやるぞ!
(秋元)はいいくよ〜!飽くなきマンネリでいくよ!ハハハハ…!・「あなたがかんだ小指が痛い」・「昨日の夜の小指が痛い」・「そっと唇おしあてて」・「あなたのことをしのんでみるの」・「私をどうぞひとりにしてね」・「昨日の夜の小指が痛い」
(笑い声)
(口笛)
(口笛)
(口笛)はいはい諸君ご苦労さん。
はい今日はここまで。
はいこれお手当てね。
はい。
はいはい…。
はいはいはいはい…。
ムヒョーッ!
(笑い声)
(ハナ)大丈夫。
まだまだやれるよ植木屋。
まだやれる。
(植木)だけど世の中が変わっていくのに俺たちだけずっとおんなじ事やってていいのかい?それは俺だって考えてるさ。
飽くなきマンネリなんて言ってるけどさシャボン玉だっていつかははじけるんだよ。
だからか?うん?あいつをそろそろ一本立ちさせようっていうのも…。
悪いな。
小松のために今度の公演の幕あいを空けてもらって。
どのみちつなぎは必要だったんだ。
舞台はできた訳だからあとはやっこさんがどこまでやれるか。
開場しま〜す。
間もなく幕あい入ります。
(小松)はい…。
小松頼んだぞ。
(司会)いかがでしたでしょうか?クレージーの「おかしな七人の騎士」。
さて皆さん今日はすてきなゲストがクレージーキャッツのために来てくれました!布施明さんです!
(拍手と歓声)
クレージーキャッツの公演は2部制で1部と2部の間の休憩時間をつなぐのが小松君の使命でした
布施明?こんな顔やったかいな?誰や?何や?このにいちゃん。
あっこの歌知らねえや。
しょうもない引っ込んどれや!ほんまや!つまらん。
では民謡を歌います。
手拍子をお願いします。
(手拍子)まずは「船の歌」。
・「ア〜ラヨット」失礼しました。
おもろないわぁ!にいちゃん帰れや!帰れ帰れ!では「ゴルファーの歌」。
ダメだ…。
あいつすっかりアガってる。
・「ヨ〜」・「ヨイショット」やろ!
(ざわめき)すいませんでした!まあ慌てなさんなという事だ。
小松素材が悪いよ素材が。
衣装小道具大道具何だって使っていいんだからよ。
おい乗ってへんやないか!もう帰れ帰れ!もう。
全然面白ないし。
そやそや!帰れ帰れ!すいません!もう一日だけ待って下さい。
もう一日だけ。
(ハナ)もう結果は見えてんだろ。
引き際も肝心だぞ。
お願いします!ハナもう一回だけ頼むよ。
最後の一回だぞ。
ありがとうございます!お疲れ。
お疲れさまです。
お先に。
親父さんすいません。
謝っても誰も客は笑っちゃくれねえよ。
はい。
舞台に立ったら誰も助けに来ない。
自分でどうにかするしかねえんだ。
まっちゃん。
あんたに会いたいって人が来てるよ。
みよちゃん…。
(みよ子)この席から見てたんだよまっちゃんの事。
えっ…あっそうなの。
久野は元気?あいつに言われて来たんだろ?まだ落ち込んでるけど少しずつ前を向こうとしてるみたい。
よかった…。
みよちゃんのおかげだよ。
久野さんたらね変な事言うんだよ。
まっちゃんが私の事好きだって。
本当?バカやないとあいつ。
そげんと冗談に決まっとろうもん!いやあいつの本当のとこば聞いとこうと思ってちょっとカマかけただけとって。
そげんとにあいつまた真に受けとっちゃもんね。
本当単純っちゃんね。
そう…そっか。
それじゃあ。
まっちゃん。
ん?私ずっとまっちゃんのファンだからね。
だから…きっとこの世界で一人前になるって約束よ。
うん。
じゃあ。
(テレビ)「あの3人この3人が一つの映画の中で本当に共演…競争の演技した事これはまた『ワーロック』の見どころでしたね。
はいもう時間が来ました。
それでは次週をお楽しみ下さい。
サヨナラサヨナラサヨナラ!」。
間もなく幕あい入ります。
小松行ってこい。
はい!はい皆さんまたお会いしましたねえ。
(笑い声)いかがでしたか?クレージーの「七人のおかしな騎士」。
面白かったですねえ。
この作品実はね構想5年総予算30億円リハーサル1日。
怖いですねえ怖いですねえ!
(笑い声)クレージーキャッツもねえ皆さんちょっとだけ…ないしょですよお教えしましょうねえ。
ハナ肇さんあの人ガキ大将みたいな人ですねえ。
あの人ねえ老けて見えますけどねえあの人はねえ実はねえまだまだねえ…85なんですねえ。
(笑い声)そして谷啓さん。
あの人相当なてれ屋さんなんですねえ。
いいいい…!ウケてるね。
あの野郎。
よしこれだ!これだよ!さてこのあとはそんなクレージーキャッツの楽しい楽しい音楽会。
どんな音楽会になるのかみんなで見ましょうねえ。
そしてまたお会いしましょうねえ。
サヨナラサヨナラサヨナラ!
(拍手)お〜!
(拍手)やりやがったな小松!ウケたじゃねえかおい!
(谷)見つけたねまっちゃん。
ありがとうございます!ありがとうございます!クレージーキャッツの皆さん演奏のスタンバイお願いします。
どうだ?面白い事を考えるのってつらいだろう?でもこんな笑い声聞いてたらそんなの全部吹っ飛びました。
その感覚忘れるなよ。
はい!小松…よく頑張ったな。
まっちゃんちょっと…。
はい。
失礼します。
これかけてみ。
お〜!でこれ!はい!わあ〜。
(笑い声)
(笑い声)私ねうれしいとね眉毛ピクピクピクピク動くんですねえ。
よくご覧なさい。
これね手動式なんですねえ。
(笑い声)さあこれから後半の演奏会ごゆっくりご覧下さいね。
後でまたお会いしましょうねえ。
あっ!
(笑い声)いける。
いけるよあいつ!ただの運転手がよくここまで育ったもんだ。
植木屋いい育て方したな。
あのな小松。
はい。
いろいろ考えたんだけどな…。
はあ…。
明日からお前もう俺のところに来なくていいからな。
えっ!?俺また何かいけない事やりましたでしょうか?言って下さい。
すぐに直しますから。
親父さんに首切られたら俺どこにも行くところ…。
バカ。
今社長になお前を正式にうちの契約タレントにしてやってくれって言って決めてきたんだよ。
給料も俺が最初に契約した時とおんなじだ。
マネージャーも用意する。
いいか?明日からお前は一人で立つんだ。
小松政夫。
ここからが本当の始まりだぞ。
頑張れよ。
親父さん…。
うん?すいません…ちょっと車止めてもいいですか?
(泣き声)うん。
急いじゃいないけどボチボチ行こうか。
はい。
(小松の泣き声)ほら涙はお呼びじゃないっての。
(泣き声)
(登美子)お帰りなさい。
ただいま。
これお願いします。
えっ?それでは失礼します。
おう。
ごはん出来てるわ。
まっちゃんも食べてらっしゃいよ。
あ…今日はやめておきます。
すいません。
父さん。
(徹誠)おう今日は早いんだな。
登美子。
はい。
明日から小松はもう来ないからな。
そうですか…。
さみしくなりますね。
そっか…。
俺も早く子離れをせんとな。
いつでもしてくれていいんだよ。
まあそう慌てるな。
おいしそう。
(笑い声)俺もよハナっからやる男だと思ってたんだよ。
あっ母ちゃん?うん雅臣。
あのな…。
(ハツエ)そうね。
マサ坊これであんたも一人前の芸能人やね。
うちん息子がそげん立派な…。
植木さんに感謝しても…しきれんね。
こうしてついに小松青年は小松政夫としての第一歩を踏み出したんですねえ。
植木等師匠のもとから巣立った小松君はまあその後一心不乱に芸能界を突っ走るんですのねえ。
まあ師匠植木等の背中を追うようにテレビ舞台映画にまあ大活躍し始めます。
それは…まあ…まあ…。
はい何でしょう?何でしょうか?・「電線にスズメが3羽止ってた」・「アソリャそれを猟師が鉄砲で撃ってさ」
(伊東)あっ!・「煮てさ焼いてさ」お呼びでないね。
こりゃお呼びでない。
こりゃまた失礼致しました!
さあそして師匠植木等もまた自らの新境地を開く舞台「王将」に取り組みます。
これはね過去に名だたる名優のみが演じてきた坂田三吉役に挑む事になったのです!
それではまた来週お会いしましょう。
サヨナラサヨナラサヨナラ!
(徹誠)お前もこういう役をやるようになったのか。
(2人)社長。
(渡辺)もう一回みんなを楽しませたいなあ。
あの歌を歌えるのは親父さんだけだから。
(青島)無責任男が帰ってくるぞ〜!
(笑い声)
(猫の鳴き声)2017/10/21(土) 00:55〜01:25
NHK総合1・神戸
土曜ドラマ 植木等とのぼせもん(7)「かわいい子には」[解][字][再]
植木(山本耕史)は小松(志尊淳)に試練を与える。クレージーキャッツ舞台公演の幕間5分を、ひとりでつなげと言うのだ。小松は必死でネタを考え幕間に挑むが…
詳細情報
番組内容
ビートルズが来日し、爆発的人気に。植木(山本耕史)や谷啓(浜野謙太)は、そろそろ自分達の人気にかげりが出るのではないか、なにか変えていくべきではないかと考えるが、ハナ肇(山内圭哉)は「まだまだやれる」と強気を崩さない。そんな中、植木は小松(志尊淳)に試練を与える。クレージーキャッツ舞台公演の幕間5分を、ひとりでつなげと言うのだ。小松は必死でネタを考え幕間に挑むが、観客はシラけ、全くウケない…
出演者
【出演】山本耕史,志尊淳,山内圭哉,浜野謙太,武田玲奈,でんでん,高橋和也,優香,伊東四朗,富田靖子
原作・脚本
【作】向井康介,【原案】小松政夫
音楽
【音楽】林ゆうき
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
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