中国道親子死亡事故 どうすれば助かったのか?

2017年10月18日に起きた中国自動車道の母娘死亡事故。落下したタイヤによる事故の連鎖。不運としか言えないこの事故はどうすれば回避できたのか?

更新日: 2017年10月21日

noyukiさん

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事故概要

岡山県津山市坪井上の中国自動車道で、路上に落ちていたタイヤに接触した大型トレーラーが横転し、同じタイヤに軽乗用車で乗り上げて路肩に避難していた親子2人がはねられて死亡した。

2人は路肩に避難し、午後8時10分ごろに「タイヤにぶつかって路肩に避難している」と110番通報。県警が通話で状況確認中だった同8時15分ごろ「あ、他の車も乗り上げた」と話した直後に通話が途絶えた。2人はこの瞬間、同じタイヤに接触して横転したトレーラーにはねられたとみられるという。

NHKのニュース映像から特定
画像奥が事故現場

タイヤを避けていれば・・・

事故現場付近は照明灯がないため夜間は真っ暗になる。事故当時は雨で視界も悪い。落下物は黒いタイヤ。ゆるやかな右カーブ。これらの条件が重なると直前まで気づくのが難しく気づいてから避けるのも難しい。

オレンジ色の付近が事故現場
親子の車とトレーラーは画像上から下方向に向かっておりゆるやかなカーブがある

車を安全な位置に動かしていれば・・・

親子が落下タイヤを動かしていれば・・・

ガードレール外側の離れた位置に避難していれば・・・

事故現場のガードレール外側は幅が50cmほどしかなくその先は下り斜面。夜間で周囲に明かりもないため斜面の角度も下の状況もわからない。雨で足場も悪くなっているため斜面を降りることは困難。

横転したトレーラーはガードレールを突き破っているため親子がガードレールの内側外側どちらにいたのか判明していない。

タイヤから離れて進行方向とは逆の場所に避難していれば・・・

事故現場より手前にはガードレールがなく、狭い路肩が100m近く続いている。タイヤや車から離れて避難するには夜間の雨で見通しが悪い中、高速道路の狭い路肩を進む必要がある。地理に詳しくない場合は先が安全かもわからない。

親子が避難した地点は非常駐車帯で付近より道幅がわずかに広く非常電話もある。非常電話の近くにはガードレールの切れ目があり避難しやすい。

発炎筒を使っていれば・・・

親子が発炎筒を使い、後続のトレーラーが発炎筒の持続時間内(通常5分程度)にタイヤに気づき避けていれば事故は起きなかった可能性がある。

LED発炎筒は長時間点灯する

事故現場はゆるやかな右カーブが続く場所で後続車からは追い越し車線の様子が把握しづらい地点。後続車にタイヤの存在を気づかせるには離れた位置にあるタイヤを夜間の雨の中で見つけて発炎筒を投げる必要がある。

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